遊戯王カードWiki - 《Ｕ.Ａ.ペナルティ》

《Ｕ.Ａ.(ウルトラアスリート)ペナルティ/U.A. Penalty Box》 †

永続罠
「Ｕ.Ａ.ペナルティ」の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の「Ｕ.Ａ.」モンスターが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時にこの効果を発動できる。
その相手モンスターを、発動後２回目の相手エンドフェイズまで除外する。
(2)：墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「Ｕ.Ａ.」魔法カード１枚を手札に加える。

　EXTRA PACK 2015で登場した永続罠。
　戦闘を介して相手のモンスターを一定期間だけ除外する効果と、自身を墓地から除外しＵ.Ａ.魔法カードをサーチする効果を持つ。

　(1)はＵ.Ａ.モンスターと戦闘を行った相手モンスターを除外する効果。
　一時的な除外ではあるが、戻ってくるのは相手の２回目のエンドフェイズなので、自分ターンに発動すれば３ターン半、相手ターンでも２ターン半は除外されたままという事になる。
　高速化した今の環境では２ターン半除外されるだけでも十分痛手であり、戻ってきた頃には形勢逆転ということも珍しくない。
　特にエクシーズモンスターは、除外した時点でエクシーズ素材が失われるため、一時的な除外でも効力は高い。
　ただし１ターンに１度しか発動できないため、どのモンスターを除外するかはよく考えたい。

　(2)は自身を墓地から除外してＵ.Ａ.魔法カードをサーチする効果。
　永続罠なので能動的に使用するには手間がかかるが、除去されてもアドバンテージを失うことがないのはありがたい。
　《Ｕ.Ａ.パーフェクトエース》の手札コストとしても適役。

　２つの効果は噛み合っているわけではないが、どちらも優秀な効果といえる。
　Ｕ.Ａ.には元々優秀なアタッカーが多いが、それら単体で対処できないモンスターが現れた時には心強いカードである。

　(2)の効果は即座に発動できるため、《おろかな副葬》で直接墓地へ送るのも有効。
　このカードが手札に来たとしてもデッキ内に同名カードがあればＵ.Ａ.モンスターをリクルートする《Ｕ.Ａ.フラッグシップ・ディール》をサーチすることで(1)の効果を満たすようになるため腐ることがなくなる。
　採用する場合、同じく相性の良い《小人のいたずら》も採用すればレベル５である《Ｕ.Ａ.マイティスラッガー》と《Ｕ.Ａ.パーフェクトエース》がリリースなしで召喚可能となり《Ｕ.Ａ.スタジアム》のサーチのトリガーとなる。

裏側守備表示モンスターを攻撃した場合、そのモンスターは裏側表示で除外され、元の通りに裏側守備表示で戻ってくる。

裏側表示から表側表示にする「カードの発動」は、基本的にダメージステップにはできない。
ただし、カードの発動をしつつそのチェーンブロック内で(1)の効果を使う場合に限り、ダメージステップ内のダメージステップ開始時にカードの発動ができる。
なお、(2)の効果に関しては、ダメージステップ中の発動は例外なく不可能である。

モチーフは、アイスホッケーで反則を犯した選手が送られる「ペナルティボックス」か。
その反則の重さに応じて隔離される時間が決まっており、この場所にいる限り試合に参加することができない状態となる。
しかし、このカードはＵ.Ａ.が攻撃してもされても反則を取られるのは相手だけという、ある意味アンフェアな効果となっている。
ちなみに、アイスホッケーをモチーフにした選手は現在カード化されていない。