遊戯王カードWiki - 《カトブレパスと運命の魔女》

《カトブレパスと運命(うんめい)の魔女(まじょ)/Catoblepas and the Witch of Fate》 †

効果モンスター
星４/地属性/魔法使い族/攻1800/守   0
相手がモンスターの特殊召喚に成功した時、
自分の墓地に存在する攻撃力が？のモンスター１体を
ゲームから除外する事で、その特殊召喚したモンスターを破壊する。

　１ターンに何度も効果を使え、除外コストが続く限り特殊召喚したモンスターを破壊できる。
　墓地に攻撃力？のモンスターが十分に揃っていれば、相手のデッキによってはこのカードだけで行動を封じることができる。
　しかし、このカードがフィールドに存在している状態で相手が特殊召喚してくるとなると備えがある可能性もあり、抑止力として使うことになる。

　しかし攻撃力？のモンスターを何体も使うデッキはそう多くないので、採用されるデッキは自ずと限られてくる。
　全てのモンスターが攻撃力？のフォーチュンレディを使うデッキでは、《フォーチュンフューチャー》ともシナジーする。
　《フューチャー・ヴィジョン》を採用した【フォーチュンレディ】ならば、召喚・特殊召喚を両方とも抑止することができる。

　ただしフィールドで発動する効果であり、抑止力として使うにしても他のカードで補助しなければフィールドに維持するのは難しい。
　相手は特殊召喚する前にモンスターを召喚して戦闘破壊で処理しようとしたり、除去カードを使い対処したりする可能性が高い。
　また戦闘破壊をトリガーとしたリクルーターを筆頭とする「ダメージステップにおける特殊召喚」にも対応ができず、それによって除去される恐れもある。

　変わった所では、攻撃力？の十二獣エクシーズモンスターを多数擁する【十二獣】で採用してみるのも面白い。
　除外コストとした十二獣エクシーズモンスターは《大欲な壺》で再利用すれば、より効果的だろう。

チェーン１でカードの効果によって相手が特殊召喚する場合、チェーンしてこのカードを特殊召喚することで、特殊召喚されたモンスターをこのカードの効果で破壊することができる。
アドバンテージを稼げ、その後も抑止力として機能する。

カード名・モンスター効果や収録パックでのナンバーから、フォーチュンレディのサポートカードとしてデザインされたものと推測される。
【フォーチュンレディ】では、薄くなりがちな相手ターンでの妨害役としての活躍が期待できる。
もちろん攻撃力が「？」であれば《トラゴエディア》等のフォーチュンレディ以外のモンスターにも対応しているので、新たな攻撃力？のモンスターの登場には注目しておきたい。

攻撃力が「？」であることを参照する効果はこのカードが初であり、11年後に《千年の血族》が登場するまでは唯一の存在であった。
厳密に言えばあちらは「攻撃力？以外のモンスター」に関係するカードであり、「攻撃力？のモンスター」に関係するカードは更に翌年の《神速召喚》の登場を待つこととなる。

「カトブレパス（catoblepas）」とは、西エチオピアに住むとされた空想上の生物のことである。
元々はギリシャ語で「うつむく者」を意味する。
非常に重い頭部を持っている故に頭を地面に垂らしている、とされている。
また、カトブレパスの眼を見た人間は即死する、という伝承がある。

Ｑ：効果分類は何ですか？
Ａ：誘発効果となります。(09/07/26)

Ｑ：ダメージステップで発動できますか？
Ａ：ダメージステップでは発動することはできません。(09/07/26)

Ｑ：除外はコストですか？
Ａ：コストです。(09/07/18)

Ｑ：相手が１度に複数のモンスターを特殊召喚した場合、この効果でそれらのモンスター全てを破壊できますか？
Ａ：はい、全て破壊することができます。(09/07/18)

Ｑ：自分が《浅すぎた墓穴》を発動して、相手のフィールド上にモンスターが特殊召喚された場合でも発動できますか？
Ａ：はい、発動でき、その場合相手のモンスターだけが破壊される事になります。(09/09/01)

Ｑ：相手がチェーン１・チェーン２の両方でモンスターの特殊召喚に成功しました。
　　チェーン処理後に《カトブレパスと運命の魔女》の効果を発動する場合、チェーンを１つ組んで特殊召喚されたモンスター全てを破壊しますか？
　　それとも、チェーンを２つ組むことで破壊しますか？
　　あるいは、チェーン１・チェーン２で特殊召喚されたどちらかのモンスターだけをチェーンを１度だけ組んで破壊しますか？
Ａ：その場合、《カトブレパスと運命の魔女》の効果は１回のみ発動でき、チェーン１にて特殊召喚に成功したモンスターを破壊できます。(14/02/02)

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