《サイキック・ブロッカー/Psi-Blocker》

効果モンスター
星4/風属性/サイキック族/攻1200/守 300
(1):1ターンに1度、カード名を1つ宣言して発動できる。
相手ターン終了時まで、宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する。
●フィールドに出す事ができない。
●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。
●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
●攻撃及び表示形式の変更ができない。
●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。

 EXTRA PACK Volume 4で登場した風属性サイキック族下級モンスター
 1ターンに1度カード名を1つ宣言して発動し、その元々のカード名を持つカードに5つの制約を適用する起動効果を持つ。

 《禁止令》とは似ているが、様々な違いがある。
 第1の違いはモンスターカードである事。
 永続魔法でありサーチ手段の乏しい《禁止令》と異なり、低ステータス風属性サイキック族モンスターなのでフィールドに出す手段は多彩。
 《霞の谷の神風》《パンダボーグ》でのリクルート《サイコ・チューン》《ブレインハザード》での蘇生帰還等が考えられる。
 また、《ガスタ・コドル》《ガスタ・サンボルト》によるリクルートにも対応する。
 しかし、こうしたシナジーのないデッキに搭載すると、召喚権を使ってフィールドに出さなければならない場合が多くなる。
 このため、《禁止令》よりもデッキを選ぶ性質が強く、サイドデッキへの搭載率はあちらより低い。

 第2の違いは、1ターンに1度カード名宣言できるため、毎ターン異なるカードに制約を適用することができる事。
 しかし、ステータスの低いモンスターなので戦闘破壊を含め除去されやすく、フィールドに維持するには《安全地帯》などのサポートが必須。
 一方で《禁止令》と違い発動後にフィールドを離れても効果が残るため、少なくとも次のターンまでは確実に特定のカードを封じることができる。
 これを利用し、効果発動後にフィールドから離し、再度特殊召喚して効果発動を繰り返す事で、1枚で1ターンに複数枚のカードに制約を適用をすることができる。
 ただし、一度先出しすれば完全に封じ込められる《禁止令》と違い、このカード効果適用される期間は効果を使用した時から次の相手ターン終了時までなので、こちらのターンの開始時から効果発動するまでの間は隙を晒すことになる。
 この性質上、こちらのスタンバイフェイズ発動できる《PSYフレームロード・Ω》《無限泡影》などには意味をなさないほか、アーティファクト等にはたとえ封じたとしてもこの抜け穴を突かれる恐れがある。

 第3の違いは、既にフィールドに出ているカードにも制約を適用できる点である。
 既にフィールドに存在するカード宣言した場合もそのカードに制約が適用される。
 これにより、《大天使クリスティア》などのような、単体でロックを形成するカードの展開を許してしまった場合も、それを突破する手段となり得る。
 耐性自己再生能力を持つモンスターも、その効果適用発動を許すことなく除去できるようになる。
 適用されたモンスター攻撃宣言も行えなくなるため、擬似的に《デモンズ・チェーン》のような単体ロックカードとしても使える。
 しかし、後出しした上で反撃を行うのは容易なことではなく、《禁止令》のように先手を打って相手の戦術を封じた方が優位に立てる場面は多い。
 相手の行動を待つだけでなく、時には自らピーピングを使い、上手く宣言を行っていきたい。

  • 無限ループを組んでこのカード特殊召喚しつづけ、自分が使用するカード以外を全て宣言してしまえば、理論上相手の行動の一切を封じることができる。
    もっとも、このゲームには一万種類以上ものカードが存在するため、1ターン当たりの行動時間がとてつもないものになるので現実的な実行は不可能である。
  • 既に存在しているカードの「無効にされない」効果や「効果を受けない」効果との兼ね合いについて。
  • 「効果を受けない」効果についてもこちらの効果が優先され、「カードの発動及び効果の発動と適用ができない。」・「攻撃及び表示形式の変更ができない。」・「素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。」のすべてが適用される。
    かつては既に存在している「効果を受けない」耐性を持つモンスターであればこの効果の適用外であったが裁定変更された。
  • 「PSI(サイ)」とは、「超能力」の事。
    超能力や超常現象を科学的に研究する「超心理学」によると、超能力はESP(テレパシー・千里眼等感覚器を超えた知覚)とサイコキネシス(物体に影響する力)に分類され、この二つをまとめて「PSI」と呼ぶ。
  • コナミのゲーム作品において―
    マスターデュエルでは、OCGに数ヶ月先んじてエラッタされた状態で実装されていた。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:このカードの効果発動後にこのカードフィールド表側表示で存在しなくなった場合でも、相手ターン終了時まで効果適用され続けますか?
A:はい、適用され続けます。(11/09/17)

Q:既にフィールドに存在するカード宣言した場合、そのカードはどうなりますか?
A:そのカードプレイできなくなります。(11/09/17)

Q:このカードの効果で《サイキック・ブロッカー》を宣言した場合、フィールドに存在するこのカードはどうなりますか?
  また、この場合では《サイキック・ブロッカー》をプレイできなくなりますか?
A:その場合でも、このカードの効果適用され次の相手ターン終了時まで《サイキック・ブロッカー》をプレイできなくなります。(11/10/03)

Q:《ネクロ・ガードナー》フィールドに存在する時にこのカード効果《ネクロ・ガードナー》宣言し、効果適用されました。
  その後、フィールドに存在した《ネクロ・ガードナー》墓地へ送られた場合、その《ネクロ・ガードナー》効果発動することができますか?
  (《禁止令》裁定を踏まえての質問)
A:次の相手ターン終了時まで《ネクロ・ガードナー》効果発動できません。(11/10/06)

Q:《毒蛇神ヴェノミナーガ》モンスターゾーンに存在し、その効果適用されています。
  この状況で《サイキック・ブロッカー》が《毒蛇神ヴェノミナーガ》宣言して効果発動しました。
  この《毒蛇神ヴェノミナーガ》の「攻撃」・「効果の発動」・「素材を必要とする特殊召喚のための素材にする」行為は制限されますか?
A:自分フィールドに既に存在している《毒蛇神ヴェノミナーガ》攻撃できず、効果の発動適用もできず、特殊召喚のための素材にすることもできません。(22/07/01)

Q:《覇王門無限》ペンデュラムゾーンに存在し、そのペンデュラム効果適用されています。
  この状況で《サイキック・ブロッカー》が《覇王門無限》宣言して効果発動した場合、《覇王門無限》の(1)のペンデュラム効果無効になりますか?
A:ご質問の場合、《覇王門無限》ペンデュラム効果無効にはなりません。
  ただし、「自分フィールドにモンスターが存在する場合、自分はP召喚できない。」効果適用されなくなりますので、自分フィールドモンスターが存在していても、自分ペンデュラム召喚ができるようになります。(22/07/01)

Q:《人造人間−サイコ・ショッカー》が既にフィールドにいる状態で《人造人間−サイコ・ショッカー》宣言された場合、罠カード発動できますか?
A:できます。(11/10/17)

Q:自身の効果リリース無しで召喚した《神獣王バルバロス》フィールドにいる時、このカード《神獣王バルバロス》宣言した場合、《神獣王バルバロス》攻撃力はどうなりますか?
A:《神獣王バルバロス》攻撃力は1900のままです。(12/06/19)

Q:相手がこのカード召喚時に《ネクロ・ガードナー》効果発動しました。
  その後このカード《ネクロ・ガードナー》宣言した場合《ネクロ・ガードナー》効果で最初の攻撃無効になりますか?
A:はい、その場合でも無効になります。(13/07/17)

Q:《サイキック・ブロッカー》Aが「《大嵐》」を宣言し、その後で《サイキック・ブロッカー》Bが「《サイキック・ブロッカー》」を宣言しました。
  《大嵐》発動できますか?
A:《大嵐》発動できません。(12/02/22)

Q:《増殖するG》が既に発動されている状態で《増殖するG》宣言した場合、相手《増殖するG》効果ドローできますか?
A:はい、その場合でも《増殖するG》効果適用されドローできます。(13/07/17)

Q:フィールド魔法カード宣言した《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》が存在します。
  この時に《サイキック・ブロッカー》が《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》宣言した場合、魔法カード発動できますか?
A:《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》効果は既に適用されているため、魔法カード発動できません。(12/04/04)

Q:《暗黒界の門》が既に発動されている状態で《暗黒界の門》宣言した場合、《暗黒界の門》効果発動できますか?また、攻撃力守備力のアップすること効果適用されますか?
A:《暗黒界の門》効果発動できず、アップする効果適用されません。(12/06/16)

Q:《脳開発研究所》宣言した場合、カウンターが乗っている《脳開発研究所》破壊された場合、《脳開発研究所》ダメージを受ける効果適用されますか?
A:ダメージを受ける効果適用されません。(12/06/19)

Q:《マクロコスモス》が既にフィールドにいる状態で《マクロコスモス》宣言された場合、カード除外されますか?
A:《マクロコスモス》効果適用されなくなりカード除外されません。(12/06/19)

Q:《次元の裂け目》が既にフィールドにいる状態で《次元の裂け目》宣言された場合、モンスターカード除外されますか?
A:《次元の裂け目》効果適用されなくなりモンスターカード除外されません。(12/06/16)

Q:《王宮のお触れ》が既にフィールドにいる状態で《王宮のお触れ》宣言された場合、罠カード効果適用されるようになりますか?
A:罠カード効果適用されるようになります。(12/06/19)

Q:《王家の眠る谷−ネクロバレー》が既に発動されている状態で《王家の眠る谷−ネクロバレー》宣言した場合、《王家の眠る谷−ネクロバレー》攻撃力守備力のアップする効果適用されますか?また、墓地カード効果が及ぶ魔法効果モンスター効果発動できますか?
A:アップする効果適用されず、墓地カード効果が及ぶ魔法効果モンスター効果発動できます。(12/06/19)

Q:《究極封印神エクゾディオス》宣言されている時、《究極封印神エクゾディオス》破壊された場合どこに行きますか?
A:墓地へ送られます。(12/11/19)

Q:《未来融合−フューチャー・フュージョン》が既に発動されています。
  その後で《未来融合−フューチャー・フュージョン》宣言されその適用中に特殊召喚をする場合、特殊召喚はできますか?
A:いいえ、できません。(13/12/29)

Q:《コアキメイル・ドラゴ》宣言されている時、《コアキメイル・ドラゴ》エンドフェイズの処理は行われますか?
A:はい、《コアキメイルの鋼核》1枚を墓地へ送る手札ドラゴン族モンスター1体を相手に見せる、またはどちらも行わずに破壊します。(12/06/26)

Q:《キメラテック・オーバー・ドラゴン》宣言されている時、《融合》《キメラテック・オーバー・ドラゴン》特殊召喚した場合攻撃力はどうなりますか?
A:そもそも、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》特殊召喚する事ができません。(12/06/26)

Q:《ダークエンド・ドラゴン》が自身の効果使用攻撃力が下がっています。
  その後で《ダークエンド・ドラゴン》宣言された時、《ダークエンド・ドラゴン》攻撃力はどうなりますか?
A:《ダークエンド・ドラゴン》攻撃力はダウンした数値そのままであり、元に戻ったりはしません。(12/06/26)

Q:このカード宣言したカードシンクロ素材融合素材エクシーズ素材にする事ができますか?
A:できません。(12/06/26)

Q:《六武の門》《脳開発研究所》のようなカウンターが乗っているカードをこのカード宣言した場合、乗っているカウンターはどうなりますか?
A:置かれたままになります。(14/07/13)

Q:「冥府の使者カイエントークン」がフィールドに存在しています。
  《サイキック・ブロッカー》の効果でこのトークンプレイできなくする事はできますか?
A:いいえ、モンスタートークンカード名として宣言する事はできません。(12/10/11)

Q:《魔導書の神判》が既に発動されている状態で《魔導書の神判》宣言した場合、エンドフェイズ効果発動しますか?
A:はい、その場合でもエンドフェイズ《魔導書の神判》効果適用されます。(13/07/18)

Q:相手の《サイキック・ブロッカー》によって《ゲール・ドグラ》宣言されています。
  フィールドに既に表側表示で存在している自分《ゲール・ドグラ》《ヒーロー・マスク》カード名を『《E・HERO フェザーマン》』に変更した場合、その《ゲール・ドグラ》効果発動できますか?
A:ご質問の場合でも《ゲール・ドグラ》効果発動できません。 (22/03/03)

Q:《サイキック・ブロッカー》によって《ハーピィ・レディ》宣言されています。
  この時、《ハーピィ・クィーン》手札から墓地へ捨てて発動する効果発動できますか?また、適用されますか?
A:手札効果発動する「《ハーピィ・クィーン》」のカード名は、「《ハーピィ・クィーン》」のままですので、《サイキック・ブロッカー》によって「《ハーピィ・レディ》」と宣言されている状況であっても、手札にて効果発動する事ができますし、その処理も通常通りに行えます。(18/04/19)


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