《サイバー・ウロボロス/Cyber Ouroboros》

効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 100/守 600
このカードがゲームから除外された時、手札のカード1枚を墓地に送る事で、
デッキからカードを1枚ドローする。

 PHANTOM DARKNESSで登場した闇属性機械族下級モンスター
 自身が除外された時に1枚の手札交換を行う任意発動誘発効果を持つ。

 古いカードのためテキストが分かりづらいが、この効果強制効果ではなく任意効果であり、さらに「時」の任意効果である事からタイミングを逃す性質があるため、トリガーにできるカードは限られる。
 具体的には、コストとして除外された場合、チェーン2以降で除外された場合、除外後に別の効果処理が行われる一連の効果の場合などではタイミングを逃す
 加えて、コストとして手札墓地へ送る必要がある事から《マクロコスモス》等とは相性が悪いため、最初から特化して構築しないと効果の発動が難しい。

 こうした条件を満たしトリガーに有効なカードとしては、《封印の黄金櫃》《闇の誘惑》《シャッフル・リボーン》が挙げられる。
 これらは汎用性が高い事から他のカードに対しても使えるため、手札事故になりづらい。
 他の例としては《刻剣の魔術師》が挙げられ、このカード《刻剣の魔術師》を毎ターン除外し続ける事でドローエンジンとなる。

  • 「ウロボロス(Ouroboros/Uroboros)」とは古代より世界的に使われている象徴(モチーフ)の1つで、己の尾を噛んで環となった蛇もしくは龍を図案化したもの。
    死と再生の象徴とされるヘビが己の尾を噛むことで「始まりも終わりもない」事を表しており、無限・不滅・創造と破壊・輪廻転生を意味するシンボルとなっている。
    このカードの場合は、古い手札が消え新たな手札が引き込まれる事をウロボロスに例えたものか。
    • 元は古代エジプト発祥で古代ギリシャで「ウロボロス」と名付けられたと言われているが、北欧神話のヨルムンガンド、ヒンドゥー教のアナンタ、中国の玉猪龍など世界各地に同様のモチーフは見られる。
    • アニメGXではデュエルアカデミアの授業に「錬金術」という科目があるのだが、大徳寺の代理で授業を行ったクロノス教諭がこの「尾を噛む蛇」について説明するシーンがある。
  • アニメ5D'sのアポリアのD・ホイールの名前も、「T(トリニダート)・ウロボロス」であり、上記の元ネタを意識している。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:発動コスト特殊召喚モンスターなどの特殊召喚時にこのカードがゲームから除外された場合でも発動できますか?
A:いいえ、タイミングを逃すので発動できません。(07/11/25)

Q:《連鎖除外》除外された場合、効果発動できますか?
A:フィールドから除外された《サイバー・ウロボロス》の効果タイミングを逃すため発動できません。
  デッキ手札から除外された《サイバー・ウロボロス》の効果発動できます。(10/07/24)

Q:ダメージステップ中にこのカードがゲームから除外された時も発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/10/10)


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