《闇王プロメティス/Prometheus, King of the Shadows》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
自分の墓地の闇属性モンスターを任意の数だけ選んで除外する。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外した数×400アップする。
ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−で登場した闇属性・悪魔族の下級モンスター。
召喚に成功した時に墓地の闇属性モンスターを除外することで攻撃力が上昇する誘発効果を持つ。
効果を発動できるのは召喚に成功した時のみであり、自己強化もエンドフェイズまでのため、一度効果を使ってしまえば攻撃力1200の実質バニラとなってしまう。
このカードの注目すべき点は闇属性ならば任意で何枚でも除外できるところであり、墓地調整や、終盤でのフィニッシャーとなり得る。
上昇した攻撃力次第では、攻撃後に《魔のデッキ破壊ウイルス》と《闇のデッキ破壊ウイルス》のリリースにすることも可能。
除外した闇属性モンスターを帰還カードで特殊召喚する事で、一気に畳み掛ける事もできる。
【闇属性】なら1枚投入しておけば、中々侮れないカードになるだろう。
《ダーク・アームド・ドラゴン》・《紅蓮魔闘士》との相性は良く、墓地のモンスターの数を好きな枚数に調整でき、また前者の場合自身も闇属性であるため特殊召喚やモンスター効果の発動コストとしても利用できる。
- 「プロメティス」とは、ギリシャ神話における「プロメテウス(Prometheus)」が由来であろう。
ティタン神族の巨人神で、神話によると最高神ゼウスからの命で土をこねて最初の人間を作った。
また、人間と神の間で捧げ物に関する契約が結ばれた時、彼は人間の味方となり、神には牛の骨を捧げ、肉は人間自身が食べられるように企んだ。
これに腹を立てたゼウスが人間に与えるはずだった「火」を隠すと、これを盗み人間に「火」を与えた。
しかしその後怒ったゼウスによってカウカソス山の山頂に磔にされ、肝臓をハゲタカに啄ばまれる生き地獄を味わうことになったとされる。
なお、この名前は61番目の元素である「プロメチウム(Promethium)」の由来にもなっている。
- そういった内容から堕天使とも関連付けられる事があり、闇属性・悪魔族なのはそれが由来となっているのかもしれない。
なお堕天使はその名の通り堕落した天使である事が多いが、人間に味方した天使もこの中に含まれる事が多く、それを考えると中々考えさせられる属性・種族設定である。
関連カード †
―ウイルスと同じ文字を冠する王は《魔王ディアボロス》を参照
収録パック等 †
FAQ †
Q:除外はコストですか?それとも効果ですか?
A:《カオスライダー グスタフ》と同じく、効果です。
効果処理時にカードを除外します。(07/03/08)
Q:墓地のカードを除外する効果は対象をとりますか?
A:いいえ、対象をとらない効果です。(10/09/23)
Q:《闇王プロメティス》の誘発効果にチェーンして《激流葬》を発動された場合、墓地の闇属性モンスターを除外できますか?
A:はい、除外できます。(13/10/06)
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