遊戯王カードWiki - 《衛生兵マッスラー》

《衛生兵(えいせいへい)マッスラー/Muscle Medic》 †

効果モンスター
星４/水属性/戦士族/攻2200/守 100
(1)：このカードの戦闘で自分または相手が戦闘ダメージを受ける場合、
代わりにその数値分だけＬＰを回復する。

　レベル４で攻撃力2200という高い攻撃力を持つ反面、戦闘ダメージを与える代わりに相手を回復させてしまうデメリットを持つ。
　直接攻撃には全く向いていないが、対守備表示モンスターであればデメリットは発揮されず、攻撃表示モンスターが相手でも極端に攻撃力が低くない限りデメリットは軽微と言える。
　同じ戦士族の《ゴブリン突撃部隊》よりも場もちがよく、メタ効果を持つモンスターを戦闘破壊で処理するならば採用を検討できる。
　ただし、リクルーターの自爆特攻でライフ回復に利用される可能性があることには注意したい。

　回復をコンボに組み込んで使う事もできる。
　採用するモンスターの攻撃力が低い【シモッチバーン】では実質デメリットなしのアタッカー・壁として役立つ。

　なお、自分に発生する戦闘ダメージも回復になるため、ダメージを受けない壁となるが、自身の攻撃力の高さから回復量は期待できない。
　だが弱体化すれば回復量が増加するため、そうした効果が含まれているカードとはコンボに使える。
　《ピアニッシモ》なら破壊耐性を得られ、《ロケットハンド》なら装備中は3000のアタッカーとなりあちらの効果を使用した後はライフゲインを狙える。
　相手も回復させる事になるが、《脆刃の剣》を装備させて、相手モンスターを戦闘破壊しつつ、ライフゲインする方法もある。
　それ以外だと、送りつけてリクルーターで自爆特攻し続けることでライフ回復が可能であり、【ジャンク天使】などで利用を狙える。

戦闘ダメージを変化させる（０も含む）効果とぶつかる場合、このカードの効果が先に適用される。
よって、戦闘ダメージは先にライフ回復に置き換えられるため、戦闘ダメージに反応するそれらの効果は適用されない（数値は変化しない）。
反射ダメージを狙ってくる【御巫】にはメタになるか。

珍しい効果であるためか、戦闘ダメージに関する効果を持つカードと併用したときの処理がたびたび変更されている。
現在は《墓守の従者》などと同様に「戦闘ダメージが発生しないため戦闘ダメージに関するカードの効果は適用されない」という裁定である。

《シモッチによる副作用》が適用されている状況では、実質デメリットがないも同然となる。
このカードが戦闘ダメージをライフ回復に変換したものを、さらに効果ダメージに変換するためである。
上記の通り戦闘ダメージを０にする効果がある場合でさえライフ回復が行われるため、《和睦の使者》などでも止められずダメージを与えられる。(20/02/28)

《救護部隊》で描かれていた筋骨隆々の衛生兵が単独でカード化された。
《戦線復帰》のイラストでは《切り込み隊長》を片手で軽々と投げ飛ばしているが、この攻撃力ならば納得できる。
イラストは《切り込み隊長》のパロディとなっており、《切り込み隊長》と同じポーズをした上で武器が巨大注射器と巨大メスになっている。

筋骨隆々の大男なので「マッスラー」という名称は「マッスル（筋肉）」＋erと「益荒男」を合わせた造語だろう。
ナース服から大胸筋がはみ出す凄まじいマッチョマンが、ハートマークの付いたナースキャップを装着して「LOVE」と書かれた巨大注射器と、大刀の様な巨大メスを持つという、何ともシュールなイラストである。
大半の戦士達が地属性なのに対して何故か彼が水属性なのは、持っている巨大注射器の中身の液体薬品ゆえだろうか。