古代の機械混沌巨人(アンティーク・ギア・カオス・ジャイアント)/Chaos Ancient Gear Giant》

融合・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻4500/守3000
「アンティーク・ギア」モンスター×4
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは魔法・罠カードの効果を受けず、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃でき、
守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 レイジング・テンペストで登場した闇属性機械族融合モンスター
 魔法・罠カード効果を受けずバトルフェイズ中の相手モンスター効果の発動を封印する永続効果全体攻撃でき貫通ダメージを与える永続効果を持つ。

 融合素材が4体と重いものの指定は緩いため、消費の重さを考慮しなければ融合召喚自体は試みやすい難度である。
 機械族闇属性である事から《オーバーロード・フュージョン》による墓地融合が行える他、デッキ融合の条件を満たした《古代の機械融合》を利用すれば、少ない消費で融合召喚できる。
 また、自分フィールドモンスターがいない状況で手札《古代の機械射出機》《歯車街》の2枚があれば召喚権を使わずに融合召喚できる。
 《古代の機械射出機》《歯車街》破壊《古代の機械飛竜》《古代の機械猟犬》リクルート《古代の機械箱》サーチ《古代の機械箱》《古代の機械騎士》等をサーチすれば良い。
 《古代の機械猟犬》《地獄の暴走召喚》を使い展開するのも手で、全体攻撃できるために相手モンスターが増える点も攻撃回数を増やし活用できる。

 (1)の効果により、魔法・罠カード効果を受けないため、《奈落の落とし穴》などの除去を受けずに攻撃できる。
 バトルフェイズ中のモンスター効果発動も防げるので、《超電磁タートル》《オネスト》などでも妨害されず、攻撃を通しやすい。
 《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》戦闘を行ってもこちらが一方的に戦闘破壊できる。
 自身の攻撃以外でも適用されるため、全体攻撃後の後続の直接攻撃も妨害させず、そのまま押し切ることも難しくない。
 だが、他のアンティーク・ギアと異なり、バトルフェイズ中の相手魔法・罠カード発動までは防げず、《Ai打ち》《プライドの咆哮》などを使われれば戦闘破壊される。
 またモンスターであっても《邪神アバター》等の、発動ではない永続効果にも無力である。
 バトルフェイズ以外に発動するモンスター効果には無防備なため、大抵はバトルフェイズ宣言にチェーンする形で処理されてしまう。
 《古代の機械要塞》があればある程度安全だが、アンティーク・ギア自体がサーチも妨害対策もゼロに毛が生えた程度なので、実際に攻撃できるかは運が大いに絡む。

 (2)は貫通を持った全体攻撃効果であり、自身の攻撃力は4500もあるため、大抵は相手モンスターを全て破壊できる。
 破壊耐性持ちには守備力の低めのものが多く、貫通効果ダメージを通せるためあまり気にならない。
 トークンなどを並べた後に出して攻撃を行えば1ターンキルすらも容易になり、こちらから押し付ける戦術も有効となる。
 中でも《ブラック・ガーデン》とは相性が良く、このカードは一切弱体化しないままローズ・トークン攻撃できる。
 《歯車街》との兼ね合いはあるが、フィールド魔法を扱いやすいデッキのため忍ばせて活用するのはさほど難しくない。

 《古代の機械究極巨人》と比較した場合、こちらは耐性により魔法・罠カードで直接処理されることがなく、また、複数のモンスターが並んでいる場合に威力を発揮する。
 しかし、融合素材が多く、耐性のためにかえって自分カードでサポートしにくいため、運用の幅は狭い難点がある。
 あちらは《リミッター解除》などでサポート可能であり、破壊されてもフォローが効き、活用の幅は広くとることができる。
 だが攻撃時のモンスター効果を封じられず、1体しか攻撃できないため、爆発力ではこちらが大きく勝る。
 両者の長所、短所が明確に違うため、両方投入して使い分けるのが得策か。
 《古代の機械射出機》《歯車街》があればどちらにもつなげられるので、状況に応じて使い分けたい。
 フリーチェーン除去効果を持つ相手モンスターが存在する場合は《古代の機械超巨人》《古代の機械魔神》融合召喚するなど使い分けすると良いだろう。

  • アニメでは以下のテキストだった。
    「古代の機械猟犬」+「古代の機械双頭猟犬」
    +「古代の機械参頭猟犬」+「古代の機械究極猟犬」
    (1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
    相手の魔法・罠カードの効果の対象にならず、効果も受けない。
    (2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
    (3):このカードが攻撃する場合のダメージステップ終了時まで、
    相手フィールドのモンスターの効果は無効化される。 
    OCG化に際して(1)は(3)と統合され、対象に選択できるようになり、バトルフェイズ相手モンスター効果発動自体を封じるようになった。
    また、(2)の効果貫通が追加された。
    融合素材は格段に緩くなっているが、融合召喚以外で特殊召喚できなくなった。
    またOCGイラストでは《古代の機械猟犬》と同じく体全体に薄汚れや錆が付着した、既存のアンティーク・ギアにやや近いものに変わっている。
  • 攻撃パターンは3つありデニスは相手を掴んで空中に上昇し地面に叩きつける「クラッシュ・オブ・ダークネス」と、手の先で相手を軽く小突く攻撃を使用、オべリスク・フォースの一人はイラストのように手からレーザー光線を放つものを使用した。
  • デニスの融合召喚時の口上は「いにしえの魂受け継ぎし機械仕掛けの猟犬どもよ!その10の首混じり合わせ混沌にして絶大なる力とならん!融合召喚!現れろ!レベル10!《古代の機械混沌巨人》!」
    オべリスク・フォースの一人が使用した際には、上記の口上のレベルカード名の間に「この世の全てを形無き混沌に帰す 究極破壊神」という言葉が加えられている。
    なお、この「10の首」とは融合素材となったモンスター達の首を合計した数値と思われる。
    実際にこのカードの全身には頭部を含めて獣の頭のようなデザインが10ヶ所ほど確認できる。
  • エクシーズ次元を物理的に蹂躙した印象が強いためか、エクシーズ次元出身のデュエリストはこのモンスターの登場に強い反応を示す。
    黒咲はこのモンスター及び使用者に憎悪を抱いており、サヤカはトラウマと恐怖心から逃げ出したほどである。
    また、その物理的破壊力はデュエルの展開にも影響を及ぼしており、デニス使用時にはコースが破壊されたためにデニスは2度もアクションマジックの獲得に失敗しており、オベリスク・フォース使用時には逃げたサヤカを助けるため瓦礫を受けた黒咲が負傷しデュエル続行不能に陥っている。

関連カード

―《古代の機械混沌巨人》の姿が見られるカード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:《パワー・ボンド》効果融合召喚を行った場合、このカード《パワー・ボンド》効果適用されますか?
A:はい、適用されます。(16/10/07)


Tag: 《古代の機械混沌巨人》 モンスター 融合モンスター 効果モンスター 星10 闇属性 機械族 攻4500 守3000 アンティーク・ギア 正規の方法以外での特殊召喚不可

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