遊戯王カードWiki - 《インフェルノイド・デカトロン》

《インフェルノイド・デカトロン/Infernoid Decatron》 †

チューナー・効果モンスター
星１/炎属性/悪魔族/攻 500/守 200
(1)：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「インフェルノイド・デカトロン」以外の
「インフェルノイド」モンスター１体を墓地へ送る。
このカードは、レベルがそのモンスターのレベル分だけ上がり、
そのモンスターの元々のカード名・効果と同じカード名・効果を得る。

　クラッシュ・オブ・リベリオンで登場した炎属性・悪魔族の下級モンスターのチューナー。
　召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから同名カード以外のインフェルノイドモンスターを墓地へ送り、そのカード名と効果を得て、レベルを上げる誘発効果を持つ。

　召喚・特殊召喚に成功した場合の効果によりデッキのインフェルノイドの効果を状況に応じて使い分けられる。
　また、通常召喚できるので、特殊召喚を封じる《虚無空間》や《大天使クリスティア》にも召喚し、効果を使用することで対処できる。
　インフェルノイドを能動的に墓地に置けるため、墓地肥やしの手段としても使える。

　また、レベル１のチューナーでありレベルも操作できるため、他のインフェルノイドを特殊召喚することでシンクロ召喚・エクシーズ召喚・リンク召喚が行える。
　《遡洸する煉獄》の存在によりサルベージも容易であり、召喚権をこのカードに使えるため、手札で邪魔になることも少ない。

　《インフェルノイド・フラッド》のリンク素材にできる唯一の通常召喚モンスターであり、自分フィールドの状況に関係なく出せるのもポイント。
　ステータスから蘇生やリクルートも容易であり、あちらのリンク召喚を手助けしてくれる。

　ただし、序盤の墓地にカードが少ない場面で、このカードに《ブレイクスルー・スキル》や《エフェクト・ヴェーラー》を使われると、低いステータスのモンスターがそのまま残ることになる。
　手札のインフェルノイドを除外して他のインフェルノイドを出せばシンクロ召喚などはできるが、消費は激しくなる。
　残ったこのカードのみで《リンクリボー》や《転生炎獣アルミラージ》等をリンク召喚することで、棒立ちのリスクは回避できる。

　また、墓地へ送るという性質上、《マクロコスモス》や《Ｍ・ＨＥＲＯダーク・ロウ》相手には少々分が悪い。
　モンスター効果の発動自体はできるが、除外された場合レベル変動・複製処理は行わないという裁定なのである。

効果でのレベル変更は同じにするのではなくその分だけ上がるため、基本的に墓地へ送ったインフェルノイドのレベル＋１となる。
なので、墓地へ送ったインフェルノイドを自己再生させてもエクシーズ召喚はできない点やインフェルノイド共通の特殊召喚効果との兼ね合いには気をつけたい。

「デカトロン(Dekatron)」とは計数放電管とも呼ばれ、かつて使用されていた真空管の一種である。
ガラスの中には中央に陽極、その周りを取り囲むように陰極が丸く配置されており、通電すると陰極が光る。
陰極は１つずつ隣に向かって発光するので、外見上は光がクルクル回っているように見える。
パルス数などの「数を数える」ための器具だった。

マスターガイド５によると《インフェルノイド・リリス》の頭部の一部である。
《インフェルノイド・リリス》が融合した《エルシャドール・アノマリリス》が粉砕された後、その残骸に紛れて活動しており、一部が錆付いたり砕けている。
元の頭と比べると、下顎先端の《インフェルノイド・リリス》に対応する紫のものを除き、接続された真空管が他のインフェルノイドらに対応する色に変化しているのが確認できる。
加えて、頭頂部には《インフェルノイド・ネヘモス》と同じ虹色の真空管が新たに１つ増えているのも確認できる。
10個の真空管は「核石(コア)」の力を残しており、それによって《インフェルノイド・ティエラ》を呼び出すことに成功している。
マスターガイド５に記述はないが、《煉獄の虚夢》がその場面と思われる。