《No.57 奮迅竜トレスラグーン/Number 57: Tri-Head Dust Dragon》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻 100/守2600
レベル4モンスター×3
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は、そのモンスターの攻撃力分アップする。
(2):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
このカードのX素材を1つ取り除き、使用していないモンスターゾーンまたは使用していない魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
このカードは以下の効果を得る。
●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、指定したゾーンは使用できない。
コレクターズパック−ZEXAL編−で登場した炎属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
特殊召喚に成功した時に相手モンスター1体の攻撃力分自分の攻撃力を上げる誘発効果、相手の使用していないメインモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを指定し指定したカードゾーンを使用不可能にする永続効果を得る起動効果を持つ。
出しやすいランク4だが、3体素材なので多少の消費は求められる。
基本的な出し方は【ランク4】を参照してもらいたいが、中でも【光天使】は3体素材で出すことがメリットとなる。
(1)の効果は、結果的に相手モンスター1体の攻撃力を元々の攻撃力分である100上回ることになるため、妨害がなければ相手モンスターを1体以上戦闘破壊できる。
しかし、単純に高攻撃力を求めたいならば、素材数が少ない《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》で十分なことが殆どである。
《奈落の落とし穴》等を回避できる、蘇生等でも効果は使えるなどのメリットはあるが、それ以上に素材数の差は大きい。
こちらは、《エフェクト・ヴェーラー》等で効果を無効にされた場合、100という貧弱な攻撃力を晒すことになり、返しのターンで大ダメージを受ける恐れがある。
他にも素材3体にはライバルが多く、戦闘を介するこのカードより、他のカードで除去した方が良い場合も多い。
このカードを使うのならば、後半の効果を主軸とし、前半の効果はあくまでオマケと考えたい。
(2)の効果は1ターン中の発動回数が制限されていないため、即座に相手のメインモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを3ヶ所まで使用不可にできる。
魔法&罠ゾーンに対して使えばペンデュラム召喚を封じられ、速攻魔法や罠カードをセットできる枚数を抑えられるが、拘束力としては弱いため、基本的にメインモンスターゾーンに対して使うことになるだろう。
メインモンスターゾーンを3ヶ所封じれば相手は最大2体までしかモンスターを出せず、シンクロ召喚やエクシーズ召喚に対してある程度の抑止力となる。
《地盤沈下》を併用して、相手のモンスターを完全に封殺するのも良い。
《おジャマトリオ》や《リバイバル・ギフト》等の相手フィールドにトークンを特殊召喚する効果を持ったカードを利用して相手のモンスターカードゾーンを埋めつつ発動条件を満たすのもよいだろう。
《ブラック・ガーデン》を発動した状態で展開しこのカードをエクシーズ召喚すれば最低でも2体はローズ・トークンが特殊召喚されるため多くの場合相手のモンスターの数の方が多くなる。
《紋章獣ツインヘッド・イーグル》などでエクシーズ素材を補給していけば、相手のカードゾーンの大半を使用不可にすることもできる。
ただし、この効果は相手フィールドに存在するカードが自分フィールドに存在するカードよりも多い場合でしか発動できない。
相手が場を整える前に発動して行動を抑制するといった使い方は難しく、罠カードなどの危険が伴う状況を強いられるのはネックである。
このカードが除去されれば効力がなくなる点から、長期的な安定性も見込みにくい。
この効果を主軸としてロックを狙うデッキを組んでも面白いかもしれない。
他には、《RUM−アストラル・フォース》で《エヴォルカイザー・ソルデ》になれる中で唯一素材指定がない。
あちらはエクシーズ素材が何個あっても困ることはないが、元々事故の可能性があるランクアップの戦術に素材3体のエクシーズモンスターを絡めると動かしくにくくなる可能性もある。
下級主体の【ドラゴン族】であれば《No.91 サンダー・スパーク・ドラゴン》も採用できるので、併用してみるのもいいか。
- イラストでは、胴体中央の球体に自身のナンバーである「57」が書かれている。
- カード名はスペイン語で「3」を意味する接頭辞「トレス(tres)」に、攻撃力をコピーする効果から「トレース」を掛け、「ドラグーン」と合わせたものだろうか。
本来「ドラグーン」は「竜騎兵」を意味する単語なのだが、OCGでは《裁きの龍》の様に竜そのものを指す言葉として用いられる事も多い。
- 「奮迅」は激しくふるい立つことを意味する単語であるが、英語名を見るに「粉塵(Dust)」と掛けられた表現だろう。
ナンバーズの数字「57」も「粉塵」繋がりで「粉(こな)」との語呂合わせと考えられる。
関連カード †
―類似効果
収録パック等 †
FAQ †
Q:ダメージステップ中に特殊召喚した時に(1)の効果を発動できますか?
A:はい、発動できます。(13/08/19)
Q:(2)の効果は対象をとる効果ですか?
A:発動時にカードゾーンを指定しますが、対象をとる効果ではありません。(14/06/12)
Q:(2)の効果にチェーン発動された結果、効果処理時に選んだゾーンにカードが存在する場合はどうなりますか?
A:《No.57 奮迅竜トレスラグーン》の効果自体は適用されておりますが、そのゾーンにカードは残り続けます。
その後、そのカードがフィールドから離れた場合、そのゾーンの使用は永続効果が適用されている限り不可能となります。(17/03/24)
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