遊戯王カードWiki - 《エターナル・ボンド》

《エターナル・ボンド/Eternal Bond》 †

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の墓地の「フォトン」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。
(2)：自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの「フォトン」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
このターン、自分はそのモンスターでしか攻撃宣言できず、
そのモンスターの攻撃力は自分フィールドの「フォトン」モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。

　PREMIUM PACK 2020で登場した通常罠。
　フォトンモンスターを任意の数だけ蘇生できる効果、相手フィールドのフォトンモンスターをコントロール奪取し、発動ターンに攻撃制限と強化がかかる効果を持つ。

　(1)はフォトンモンスターの蘇生効果。
　罠カードの遅さと効果無効の制限はあるものの、「任意の数」という見返りは大きく、最大で１：５交換が可能となる。
　表示形式も自由なので最上級モンスターやエクシーズモンスターを蘇生してアタッカーや壁にする事も可能。
　一部のエクシーズモンスターは重ねてエクシーズ召喚の素材にも利用できる。
　蘇生先に同名カードを含む事もでき、発動ターンの制約やデメリットも無いので、罠カードの遅ささえ考慮できれば有用な蘇生カードと言える。

　(2)はフォトンモンスターのコントロール奪取効果。
　発動は自分メインフェイズに限定されており、発動ターンは奪ったモンスターでしか攻撃できないが、他のフォトンの攻撃力を全て合算できる。
　(1)とコンボすれば凄まじい攻撃力を得る事も可能であり、１回の戦闘で１ターンキルを狙う事も難しくない。

　とは言え、相手フィールドに都合よく対象先が存在する事はまず考えられないため、自分から能動的に送りつける必要がある。
　しかし、【フォトン】や【ギャラクシー】は送りつけとそこまで相性が良いデッキとも言えず、無理に採用すると事故になりかねない。
　(1)の効果だけでも十分に採用する理由となるので、通常では(2)は無視しても良いだろう。
　(2)を活かす場合は《Ｎｏ.２６次元孔路オクトバイパス》を使うと良く、あちらの直接攻撃によるデメリットを打ち消せる。

「攻撃できない」はプレイヤーに課されるため、効果を受けないモンスターであっても影響を受ける。

原作・アニメにおいて―
漫画ZEXALの「カイトvs飛車角」戦でカイトが使用。
魔法カード《セメタリー・リバウンド》の効果で墓地から発動され、《フォトン・スラッシャー》と《フォトン・クラッシャー》を蘇生した。
更に飛車角のフィールドに存在していた《銀河眼の光子竜》を取り戻し、その攻撃力を7100に上昇させた。

漫画版では蘇生効果は可能な限り蘇生するものであったが、効果が無効になったかは不明。
また、蘇生したフォトンモンスターの数が相手フィールドのフォトンモンスターより多い場合にコントロール奪取ができる一連の効果であった。
攻撃制限については描写からすると無いものと思われるが、作中では取り戻した《銀河眼の光子竜》の一撃で勝負を決めているため再現自体は可能である。