遊戯王カードWiki - 《エヴォルダー・ダルウィノス》

《エヴォルダー・ダルウィノス/Evolsaur Darwino》 †

効果モンスター
星５/炎属性/恐竜族/攻2200/守 700
このカードが「エヴォルド」と名のついた
モンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、
フィールド上に表側表示で存在する
モンスター１体を選択してレベルを２つまで上げる事ができる。

　【エヴォル】はレベル４が主軸となるデッキなので、単体では手札事故要因になってしまうのが最大のネックである。
　エヴォルドからリクルートできるエヴォルダーの中では最高打点だが、強化が乗る《エヴォルダー・ケラト》とあまり変わらない。
　自身を変更して《エヴォルカイザー・ソルデ》のエクシーズ素材とするにも効率が悪い。

　ただしランク５を扱えるため、独自の動きが可能ではある。
　唯一のレベル５エヴォルドという点を利用して、《エヴォルダー・リオス》の(2)からランク５へ繋げられる。
　《ジャンク・シンクロン》と相性が非常によく、あちらで《エヴォルド・ナハシュ》を蘇生してリリースする事で、ランク５のエクシーズ召喚に加えレベル８～10のシンクロ召喚も可能。
　リリースしたカードが《強制進化》や《エネミーコントローラー》ならばさらに多様な動きが可能であり、《ミニマム・ガッツ》であれば《Ｎｏ.３３先史遺産－超兵器マシュ＝マック》からの１ターンキルも狙える。
　《ジャンク・シンクロン》は《調律》、《エヴォルド・ナハシュ》は《多様進化》に対応するおかげで、揃える事はそこまで難しくない。
　《調律》を共有しつつランク５を狙える《クイック・シンクロン》を採用しておけば、１ターンで動く事も十分可能。
　エクストラデッキを圧迫する点もあわせて、通常の【エヴォル】としては組み込みにくいが、専用構築を行う価値はあるだろう。

相手モンスターのレベルも上げることができる。
エヴォルドの効果の傾向上、相手ターン中に特殊召喚できることは珍しくないので、相手が直後のエクシーズ召喚を狙っているようであれば試みる価値はあるだろう。

モデルはジュラ紀中期の中国に生息していた翼竜「ダルウィノプテルス」だろう。
カラス程度の大きさであるが、他の生物を襲って食べる獰猛な捕食者であった。
2009年に新たに登録された新種であり、「翼竜はトサカがあるものがオス」という事が判明したのはダルウィノプテルスの化石によるものである。
また、翼竜は尾の長短や頭部の大小で「嘴口竜」「翼指竜」の二種に分類されるが、これはその中間に位置する特徴を持っており、翼竜の進化を辿る上でも重要な種である。