《オネスト/Honest》

効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1100/守1900
(1):自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):自分の光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。

 LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した光属性天使族下級モンスター
 フィールド表側表示の自身をバウンスする起動効果、自身を手札コスト戦闘を行う光属性攻撃力強化する誘発即時効果を持つ。

 (1)はフィールドから自身を手札戻す効果
 フィールドから手札戻し手札から発動する(2)の効果に繋げることができる。
 一時的に戦闘要員やとして使ったり、蘇生リクルートしてから手札戻すなどの使い道が考えられる。

 (2)は光属性モンスター攻撃力相手モンスター攻撃力分アップさせる効果
 実質相手モンスター攻撃力を0にすることと同義なため、ほぼ確実に攻撃表示相手モンスター戦闘破壊し、直接攻撃に匹敵する戦闘ダメージを与えることができる。
 加えて、その効果エンドフェイズまで続く点もコンボに繋げやすい。
 《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》《阿修羅》といった連続攻撃のできる光属性モンスターと組み合わせることで莫大な戦闘ダメージが見込める。
 一度に複数使うことで攻撃力を一気に上げて大ダメージを狙うことも可能。
 2枚使用した場合、自分相手モンスターの合計攻撃力分のダメージを与えられる。

 相手ターンにも手札から発動できるため奇襲性は高く、相手には干渉しない効果であるため効果を受けないなどの耐性で防ぐことができない。
 特に戦闘ダメージトリガー効果発動するモンスターで迎撃できればアドバンテージを稼ぐことさえできる。

 【光属性】の中でも、天使族光属性レベル4を《同胞の絆》で並べる型の【エンジェル・パーミッション】は相性が良い。
 リクルート後に自己バウンスして戦闘に備えるという一連の流れが、効果には強いが戦闘には弱いパーミッション戦術を補完できる。

  • 2019年7月29日に行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第5期投票では第6位にランクインした。
  • 「オネスト(Honest)」とは、英語で「正直な」「誠実な」という意味である。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメGXにおいて、ブルー寮の特待生・藤原優介が所持していた精霊の宿るカード
    精霊として藤原を「マスター」と呼び慕っていたが、藤原がダークネスの事件に巻き込みたくないという意思からデッキに入れず、遺していった。
    藤原の姿をとって実体化し、周囲を洗脳してアカデミアに溶け込みつつ藤原が行方不明になった理由を探っていたが、ダークネスの化身であるミスターTに襲撃され、深手を負ってしまう。
    その後は十代の魂と融合し、「十代vsミスターT」(3戦目)において十代が使用。
    《E・HERO ネオス》強化し、《F・G・D》戦闘破壊して勝負を決めた。
    その後「十代vsヨハンvs藤原」戦においても十代が使用。
    攻撃表示召喚されて《クリアー・キューブ》を戦闘破壊し、返しのターンに《クリアー・ヴィシャス・ナイト》に攻撃されたが、ヨハンの通常罠《守るべきもの》で戦闘破壊を免れる。
    次のターンに自身の効果手札に戻り、《レインボー・ネオス》攻撃力を上げて《クリアー・ヴィシャス・ナイト》を戦闘破壊し、勝負を決めた。
    攻撃名は「オネスティ・クライング」。
    英語版アニメでは効果名になっており、攻撃名が「オネスト・フェザー・シュート」になっている。
  • アニメでこの声を担当した星野貴紀氏は次作5D'sでメインキャラのジャック・アトラスの声を担当している。
    同氏は自身のtwitterでこのモンスターの事を「たくさんの思い出をくれたガチムチ天使」と印象深く語っている。
  • コナミのゲーム作品において―
    遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、シーズン11の制限改訂準制限カードに指定された。
  • Xbox用ゲーム「DECADE DUELS」では、《オネスト》を両者が発動した場合、ダメージ計算時チェーンの逆順処理が発生せず、先に発動した方の《オネスト》から処理されるため、後に出した方が有利になるという不具合が存在する。
    また、《オネスト》を使用し攻撃力が加算される際、モンスター効果などで一時的に上昇した攻撃力は何故か含まれないため、お互いが《オネスト》を発動しても相打ちになる事がある。
    両者の《オネスト》分の上昇値は加算されず、互いの元々の攻撃力分だけしか上がらないので同じ攻撃力になるからである。

関連カード

戦闘する相手モンスター攻撃力を参照して攻撃力を変動させるカード

―類似効果戦闘の後に攻撃力を変動させる)

自身を手札から墓地へ送って捨てて自分モンスター攻撃力を変動させるカード

―類似効果守備力を変動させる)

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

(1)の効果について

Q:このカードの(1)の効果起動効果)は1ターンに何度でも発動する事が可能ですか?
A:はい、発動する事が可能です。

Q:自分フィールドに存在する元々の持ち主相手のこのカード手札に戻る効果発動できますか?
  発動できる場合、どちらの手札に戻りますか?
A:発動できます。
  その場合、元々の持ち主手札に戻ります。(12/11/18)

(2)の効果について

Q:このカードの(2)の効果誘発即時効果)は相手ターンでも発動する事が可能ですか?
A:自分ターンだけでなく、相手ターン戦闘時にも発動する事が可能です。(08/02/23)

Q:《オネスト》の効果対象をとる効果ですか?
A:《オネスト》の自身を手札戻す効果や、光属性モンスター攻撃力をアップする効果は、対象をとらない効果になります。(08/10/23)

Q:このカード手札に複数枚存在する場合、同一ダメージステップにおいて、これらのカードの効果を複数回発動する事は可能ですか?
A:発動する事ができます。(08/03/22)

Q:発動タイミングはダメージステップのいつですか?
A:「ダメージステップ開始時からダメージ計算前まで」です。
  ダメージ計算時には発動できません。(14/03/21)

Q:このカードチェーンして《突進》《収縮》などで相手攻撃力が変化する場合、どうなりますか?
A:そのまま逆順処理していきます。
  よって《突進》《収縮》の処理後に《オネスト》の処理となります。(08/03/03)

Q:「攻撃力の数値分アップする」とは、「発動した時の相手モンスター攻撃力分」ですか?
A:「効果処理時攻撃力分」です。(14/03/21)

Q:《邪神アバター》との戦闘でこのカードの効果を使用した場合

  1. 対象モンスター攻撃力が、戦闘相手である《邪神アバター》攻撃力分アップ
  2. 《邪神アバター》でないほうのモンスター攻撃力がアップしたので、《邪神アバター》攻撃力がアップ
  3. 効果処理中に相手攻撃力がアップしたので、このカードによるアップ値が上昇
  4. 以下繰り返し

 と、ループしますか?
A:《オネスト》により攻撃力がアップするのは1度だけです。
  そのため、2の段階で処理は終了します。(08/03/02)

Q:《オネスト》の効果墓地発動する効果ですか?
A:《オネスト》の、モンスター攻撃力をアップする効果は、手札発動する効果になります。(09/01/31)

Q:このカードの効果適用されたモンスター《収縮》発動した場合、攻撃力はどうなりますか?
A:元々の攻撃力の半分の数値にこのカードによるアップ分を加えた数値になります。(13/06/27)


Tag: 《オネスト》 モンスター 効果モンスター 星4 光属性 天使族 攻1100 守1900

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