《シャルル大帝(たいてい)/Emperor Charles the Great》

リンク・効果モンスター
リンク1/炎属性/戦士族/攻3000
【リンクマーカー:下】
装備カードを装備しているレベル9の「焔聖騎士帝−シャルル」1体
(1):このカードがL召喚した場合、自分の墓地の「焔聖騎士帝−シャルル」1体を対象として発動できる。
このカードはそのカードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
その後、対象のモンスターを攻撃力500アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。
(2):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分の手札・フィールド(表側表示)から装備魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

 DUELIST NEXUSで登場した炎属性戦士族リンクモンスター
 墓地《焔聖騎士帝−シャルル》カード名効果を得て、その後それを装備する誘発効果手札フィールド装備魔法コスト魔法・罠カード効果の発動無効にする誘発即時効果を持つ。

 リンク素材は「装備カード装備したレベル9の《焔聖騎士帝−シャルル》1体」。
 装備カード装備している必要があることから《焔聖騎士導−ローラン》から《焔聖騎士帝−シャルル》シンクロ召喚に繋ぐ、または《聖剣を巡る王姫アンジェリカ》を用いた展開から このカードリンク召喚するのがスムーズだろう。
 なお、《ファントム・オブ・カオス》等のカード名コピーを用いる場合はレベル変動も併用しなければならず、寧ろ正規の方法以上の手間がかかってしまうため現実的ではない。
 一方で効果の有効・無効は問わないため、《シャッフル・リボーン》等で効果を無効にして特殊召喚した場合でもレベル焔聖騎士等で装備魔法を供給しこのカードに変換する事で実質的に効果を復活させられる事は覚えておいてもいいだろう。

 (1)は墓地《焔聖騎士帝−シャルル》カード名効果を得てそれを装備する効果
 あちらの効果に加えて(2)も使えるため、エクストラデッキの圧迫を許容できるならほぼ上位互換カードとして運用が可能。
 効果を得てから装備するという処理順であるため、あちらの(1)を発動したターンでなければ、得た(1)がすぐに発動除去を行える。
 同様に、装備した《焔聖騎士帝−シャルル》が後からフィールドから離れても効果を得た状態となるので、コストなどにも問題なく活用できる。

 (2)は発動した魔法・罠カード効果無効にする効果
 (1)により得られる《焔聖騎士帝−シャルル》の(2)の効果によりエンドフェイズ毎に装備カード装備できるため、コストには困りにくいだろう。
 魔法・罠カードであればカードの発動を伴わずとも無効にできる、汎用性の高いパーミッション効果である。
 モンスター効果にこそ対応しないものの、【焔聖騎士】と相性が良くコストも共有可能な《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》でその点は補えるため、両者を展開して盤石な場面を築ければ理想的。

 このカード自身の(1)(2)の効果はどちらも同名カードにかかる1ターンに1度の制限がないため、複数体並べればその分だけ(2)の効果を1ターン中に(コストさえ用意できれば)使用することができる。
 その場合、1体目のこのカードの(1)の効果装備した《焔聖騎士帝−シャルル》《大聖剣博物館》の(3)の効果特殊召喚し、何らかの装備カードを供給し再度リンク素材とすることで、比較的容易に2体目をリンク召喚できる。
 ただし、コピーした分も含め《焔聖騎士帝−シャルル》効果には同名カードに対し1ターンに1度の制限がある点は注意が必要。

  • 情報の公開順では、「L召喚」という表記が登場した初のカード
  • リンク1では異例の3000の元々の攻撃力を備える。
    これまでの最高記録が閃刀姫等の1500であったため、一気に倍の数値に更新され、リンク2の最高数値をも上回る。
    ただ、上記の通りリンク素材の指定は重いため、実質的には従来のリンク1とは全く別種と言える。
    • ちなみに、未OCGのアニメオリジナルカードを含めても《ゾンビプロセイバー》の1600止まりであり、いかに規格外のリンク1であるかがわかる。
  • カード名の由来は「シャルルマーニュ」と、そのドイツ語読み「カール大帝」であろう。
    シャルルマーニュとはフランス語で「偉大なるシャルル」を意味し、カール大帝と意味は同じである。
    日本語ではカール大帝という呼び方のほうが通りが良いが、フランス史やフランス文化について語る際はシャルルマーニュと呼ぶ事が多い。
    • シャルルマーニュ/カール大帝は8〜9世紀のカロリング朝フランク王国の国王であり、ブリテン島以外の西ヨーロッパをほぼ統一し、西ローマ帝国皇帝として戴冠。
      彼が西欧を統一したことでローマ文化・カトリック文化・ゲルマン文化の融合が進み、今日まで続く西欧文化の基礎が築かれたため「ヨーロッパの父」とも呼ばれる。
      彼の偉業を称えるために中世フランスで創作されたのが『ローランの歌』『狂えるオルランド』を始めとするシャルルマーニュ叙事詩と、その登場人物である十二勇将(焔聖騎士のモチーフ)である。
  • 焔聖騎士の関連カードであるが、自身は焔聖騎士の名を持たない。
    シャルルマーニュ伝承群をモチーフとする《焔聖騎士帝−シャルル》に対して、こちらはそのモデルとなった史実におけるカール大帝(シャルルマーニュ)を意識した命名のようだ。
    焔聖騎士の背景設定を踏まえると、あくまで創作である《焔聖騎士帝−シャルル》と異なり、《シャルル大帝》は実在した人物という事なのかもしれない。

関連カード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《シャルル大帝》 モンスター リンクモンスター 効果モンスター リンク1 炎属性 戦士族 攻3000

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