遊戯王カードWiki - 《スレイブ・エイプ》

《スレイブ・エイプ/Test Ape》 †

効果モンスター
星２/地属性/獣族/攻 700/守 300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「剣闘獣」と名のついたレベル４以下のモンスター１体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

　剣闘獣専用リクルーターで、特殊召喚時の表示形式の指定はないので守備表示で出し、追撃を防げる。
　しかし、自身が剣闘獣ではないため、２体目をリクルートすることも、デッキから特殊召喚した剣闘獣特有の効果を使うこともできない。
　壁の役割としては《剣闘獣ホプロムス》や《剣闘獣ノクシウス》、サーチ役としては《剣闘訓練所》に役目を任せた方が得策である。

　リクルーターの例に漏れず、《強制転移》で送りつけて戦闘破壊すれば効果を利用できる。
　剣闘獣の攻撃対象として低ステータスのこのカードは適しており、守備表示なら全ての下級剣闘獣で戦闘破壊できる。
　攻撃した剣闘獣と合わせて、どちらかが《剣闘獣ベストロウリィ》をリクルートすることで《剣闘獣ガイザレス》に繋がる。
　《ギブ＆テイク》でも送りつけることができ、剣闘獣はレベル３以上であるため最低でもレベル５以上となり、《剣闘獣総監エーディトル》の素材の条件も同時に満たすことができる。
　ただし、レベルを上昇させたいのはこのカードでリクルートする下級剣闘獣のほうであり、このカードを攻撃する剣闘獣はデッキに戻ってレベルがリセットされてしまうため、それだけだと噛み合わない。
　レベル変動も活用したい場合は、更に他の手段で融合素材を確保して、メインフェイズ１で《剣闘獣総監エーディトル》を特殊召喚するといいだろう。

　送りつけるか、自爆特攻によって自分バトルフェイズ中にリクルートした場合、その剣闘獣で即座に攻撃すればその剣闘獣のリクルート効果を使える。
　そのため、このカードでのリクルート時には直接は使えないものの、最終的には剣闘獣によって特殊召喚された時の剣闘獣の効果を利用できる。
　レベル制限についても、間接的に上級剣闘獣はリクルートできる。
　ただ、自爆特攻の場合は、このカードは戦闘破壊されつつ、下級剣闘獣では戦闘破壊できるちょうどいいステータスの相手モンスターが必要になる。

テキストには「レベル４以下の」と書かれているが、当初の剣闘獣の上級モンスターは召喚制限を持っていたため、実質この部分は意味をなしていなかった。
その後《剣闘獣オクタビウス》が登場した事により、レベル制限のテキストが意味を持つ事になった。

日本名の「スレイブ(Slave)」とは「奴隷」を意味する。
海外では歴史上の観点から宜しくない単語であるため、海外では「実験」などの意味がある「Test」に名称が変更されている。

剣闘獣の元ネタである剣闘士は、半ば娯楽の為に闘わされることを強制された奴隷のようなものであった。
ただの猿が肉体改造されて剣闘獣になる直前の姿を描いているのかもしれない。

「エイプ(Ape)」は一般的に尾の無いサルのことであり、その点で「Monkey」とは異なる。
名称は剣闘獣との関係を匂わせるが、イラストはサイバネティックで関連性があまり感じられない。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vの「遊矢vsジャックvsBBvsサンダース」戦においてサンダースが使用。
通常魔法《スレイブ・フュージョン》によって《スレイブタイガー》と共に《剣闘獣総監エーディトル》の融合素材となった。

コナミのゲーム作品において―
本田は原作やアニメでこのカードを使用していないが、「乃亜編」で猿ロボットになったことが縁からか、「デュエルリンクス」では専用のボイスがある。
また召喚時や効果発動時、攻撃時には《アクロバットモンキー》同様、猿ロボットのときに発した「ウッキー」という台詞が聞ける。

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