《ラスタライガー/Rasterliger》

リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/サイバース族/攻2000
【リンクマーカー:上/左/右/下】
トークン以外のモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手の墓地のリンクモンスター1体を対象として発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力分アップする。
(2):このカードのリンク先の自分のモンスターを任意の数だけリリースして発動できる。
リリースしたモンスターの数だけ、フィールドのカードを選んで破壊する。

 週刊少年ジャンプ(2019年22・23合併号) 付属カードで登場した光属性サイバース族リンクモンスター
 墓地リンクモンスター1体の攻撃力ターン終了時まで自身に加算する起動効果リンク先モンスターを任意の数リリースしてその数だけフィールドのカード破壊する起動効果を持つ。

 (1)は墓地リンクモンスター1体の攻撃力を自身に加算する効果
 対象除外コストにするといった条件はなく、毎ターンノーコスト発動できる。
 このカードリンク素材リンクモンスターを使用すれば対象先は確保できるため、発動できないということはほぼないだろう。
 リンク3を経由しておけば攻撃力4000以上は確保できる。
 なお、返しの相手ターンには耐性も無い攻撃力2000のモンスターでしかなく、複数ターンに跨って利用するには他のカードによる守りが必須となる。

 (2)はコストにしたモンスターの数だけフィールドのカード破壊する効果
 リンクマーカーの向きの関係上、1〜3枚の破壊となる。
 防がれやすい「破壊」ではあるが、対象を取らずカードの種類や表裏は問わない。
 ただし、リンク4のこのカードを出した上でリリースできるモンスターを用意する必要はあるため、トークン等を利用し消費を抑える工夫がほしい。
 下のリンク先《リンク・ディヴォーティー》を出してリリースすればリンクトークン2体を出せ、リンク2のリンク召喚を行える。

 個々の効果の性能は悪くはないが、他のリンク4と比較して強化除去どちらも中途半端である。
 特に、同じリンクマーカーを持つ《アクセスコード・トーカー》強化除去効果を持っており、強化リンク3を素材にすればこちらを上回りやすく、除去モンスターを並べる手間がない分使い勝手が良い上にコード・トーカーに属している分サポートカードも多い。
 こちらは蘇生した場合でも自己強化効果を使用でき、《L・G・D》墓地に置いておけばあちらよりも手間を掛けずに高攻撃力を得られるという点では勝る。

  • カード名は、「ラスタライザ」と「ライガー」を合わせたものだろう。
    「ラスタライザ」とは、ラスタ形式以外のデータをラスタ形式の画像にして保存する処理「ラスタライズ」を行うプログラムを意味する。
    ラスタライズを行うと画像が処理されると共にパス等の余計なデータが削ぎ落とされ最適化されるのだが、(1)が最適化処理、(2)が余計なデータの処分を表していると思われる。
  • デザイン・体色・登場時期などから《プログレオ》とは関連性があると思われる。

関連カード

収録パック等


Tag: 《ラスタライガー》 モンスター リンクモンスター 効果モンスター リンク4 光属性 サイバース族 攻2000

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