《ヴァリュアブル・アーマー/Grasschopper》

デュアルモンスター
星5/地属性/昆虫族/攻2350/守1000
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃をする事ができる。

 TACTICAL EVOLUTIONで登場した地属性昆虫族上級デュアルモンスター
 デュアルモンスター共通の分類されない効果を持ち、再度召喚する事で全体攻撃する永続効果を得る効果を持つ。

 再度召喚後に獲得できる全体攻撃により、一気にアドバンテージを稼ぐ可能性を秘めている。
 《追い剥ぎゴブリン》《義賊の極意書》との併用で、相手《火之迦具土》クラスの手札破壊を仕掛ける事も可能。
 とは言え上級モンスターとしては攻撃力が低く、モンスターが大量展開されることが前提なため活用が難しい。

 このため相手モンスターを展開しない場合に備え、こちらから攻撃対象を増やす戦術を取りたい。
 《おジャマトリオ》トークン送りつけ、自身は貫通効果を付与させることで4950ものダメージを与えられる。
 更に《最終突撃命令》などで攻撃表示を強要できれば7950ダメージ1ターンキル手前のダメージ量となる。
 モンスターが存在する限り攻撃を続けられるため、連続で2枚発動できればなお良い。

 再度召喚にはリリースなしで召喚可能にして召喚権も得られる《化合電界》を使うといい。
 特殊召喚から繋げるなら《スーペルヴィス》《フォース・リリース》を使ってもいい。
 《昇華騎士−エクスパラディン》自爆特攻から再度召喚状態で特殊召喚でき、そのまま全体攻撃が可能なので使いやすい。
 《孵化》ならばレベルモンスター1体からのリクルートが容易である。
 また、このカード《共振虫》サーチも利くため《代打バッター》《ギガプラント》ともある程度連携を取りやすい。

 攻撃力の低さは種族統一デッキでの《一族の結束》や、全体弱体化が見込める《強者の苦痛》《墓地墓地の恨み》等でフォローできる。
 特に《一族の結束》適用下では攻撃力3150となり、全体攻撃を狙わなくとも単体で活躍できるアタッカーとなる。

  • 「ヴァリュアブル(Valuable)」は「貴重な、有用性の高い」という意味である。
    遊戯王のカードカタログブック「ザ・ヴァリュアブル・ブック」のタイトルにもなっている。
    あるいは「可変の」を意味するvariableと取ることもできる。
    発音はやや遠くなるが、再度召喚によって攻撃形態を変化させるデュアルモンスターにはこちらの方がしっくり来る。
    またカード名に「アーマー」とある割には、守備力は高くない。
  • 英語名はおそらく「grasshopper」(カマキリやバッタの意味)と「chopper」(ぶった切るもの、またはその人)を掛け合わせた造語だろう。

関連カード

収録パック等


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