遊戯王カードWiki - 《ヴェルズ・フレイス》

《ヴェルズ・フレイス/Evilswarm Hraesvelg》 †

効果モンスター
星４/闇属性/鳥獣族/攻1150/守1850
リバース：相手フィールド上に表側表示で存在する
カード１枚を選択して持ち主の手札に戻す。

　効果だけ見ればセットされたカードにも対応できる《ペンギン・ナイトメア》の下位互換である。
　一応、わずかにステータスが上回っているものの、大きく差を埋められるわけでもない。
　ただしカテゴリや属性・種族がそれぞれ違うため、実際に採用されるデッキは大きく異なる。

　ヴェルズには魔法・罠除去の《ヴェルズ・カイトス》、モンスター除去の《ヴェルズ・オランタ》が存在する。
　こちらはあらゆるカードに対応するものの、リバースモンスターゆえ即効性に欠け、バウンスのため再利用されてしまう。
　それでも破壊耐性持ちに対しては有効策となるので、《侵略の侵喰感染》を用いて上記のカードと共に状況に応じたサーチを行うのがいいだろう。
　また、上記ヴェルズと違い効果使用後もフィールドに残るメリットでもある。
　戦闘破壊さえされなければ《侵略の侵喰感染》やヴェルズのエクシーズ召喚に使い、次に繋げることができる。

　鳥獣族である点で《ゴッドバードアタック》のコストになり、闇属性なので【ダーク・シムルグ】でも採用を検討できる。
　【鳥獣族】でも壁として扱う事ができるだろう。

後にこのカードの効果に加え、効果で墓地へ送られた場合にも効果を発動できる《シャドール・ドラゴン》も登場した。
ただ、あちらは守備力が０であるため、壁としての役割などで差別化は可能である。

外見やDUEL TERMINALの隠しデッキ「終束するセカイ」で補充されるカードのリストから察するに、《ガスタ・イグル》がヴェルズ化したものと思われる。
このモンスターの外見は、《ダイガスタ・イグルス》のイラストに登場する成長後の姿に近いものとなっている。
また、ステータスの合計は《ダイガスタ・ガルドス》と同じになっている。

北欧神話に登場する「フレスベルグ(Hresvelgr：フレースヴェルグとも)」がモデルだと思われる。
巨人族の末裔である巨大なワシで、邪竜ニーズへッグと世界樹に送られてくる死者の魂をめぐって常に争っているという。

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