《異層空間/Celestia》 †
フィールド魔法
(1):フィールドの幻竜族モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の幻竜族モンスター3体を除外し、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
ネクスト・チャレンジャーズで登場したフィールド魔法。
幻竜族を全体強化する効果、墓地の幻竜族モンスター3体を除外することでフィールドのカード1枚を破壊する効果を持つ。
(1)の効果は、幻竜族モンスターの全体強化。
上昇値は300と微々たるものだが、下級アタッカーラインを越える攻撃力になるものも存在する。
幻竜族は数が少なく、相手モンスターを強化してしまう心配も少ないだろう。
全体強化ゆえに《No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》には注意が必要だが、竜星ならば後続をリクルートできるため、多少は負担を軽減できる。
(2)は、幻竜族を墓地コストにフィールドのカード1枚を破壊できる効果。
毎ターン恒常的に使える除去効果ではあるものの、3体も除外するのは中々に重い。
竜星や《破面竜》の様にリクルート効果を持つモンスターを使用することで墓地にモンスターを貯めやすくはなる。
しかし自分メインフェイズでしか使用できず、《サイクロン》等で除去されれば不発になってしまう。
一応自分の竜星を能動的に破壊するなどの応用性は持ち合わせているが、除去の性質も対象をとる破壊という欠点の多いタイプである。
各種蘇生カードや《貪欲な壺》などとの相性も悪く、それらより優先して墓地リソースを割く意義は薄いと言わざるをえない。
メタファイズは除外されることで使用できる効果があるので相性は良いが、【メタファイズ】は《マクロコスモス》などの墓地へ送られるカードを除外するカードを採用し、そもそもメタファイズが墓地へ送られるのを避ける形で構築する事が多い。
メタファイズをサポートするフィールド魔法としてはカテゴリに属しているためサーチが容易な《メタファイズ・ファクター》も存在するので、よく考えて選択したい。
- カード名の由来は、数学用語もしくは物理用語の1つ「位相空間」か。
数学における位相空間(topological space)は、「位相と呼ばれる構造を入れた集合」を指す。
物理学の位相空間(phase space、数学用語と区別するため相空間とも呼ばれる)とは、「力学系の位置と運動量を座標として考える空間」を意味する。
詳細な説明は省くが、いずれもこのカードの効果との関連性は薄い。
メタファイズが上位の存在という位置付けで除外に関する効果があることから、メタファイズを始めとした幻竜族が存在する異次元を示しているとも考えられる。
収録パック等 †
Tag: 《異層空間》 魔法 フィールド魔法