《一族の掟/The Regulation of Tribe》 †
永続罠
発動時に1種類の種族を宣言する。
その種族のモンスターは攻撃宣言ができない。
自分のスタンバイフェイズ毎に
モンスター1体を生け贄に捧げなければこのカードを破壊する。
※テキスト中の「生け贄」は「リリース」を指す。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
自分のスタンバイフェイズ毎にモンスター1体をリリースしなければ自壊する維持コストと、発動時に宣言した種族のモンスターの攻撃宣言を封じる効果を持つ。
種族統一デッキにはやや手痛いカードとなる。
しかし、シンクロモンスター・エクシーズモンスターで突破される可能性もあり、それら汎用性の高いカードに対し使う場合は、時に自分の攻撃宣言も封じてしまう。
《DNA改造手術》と組み合わせる場合、自分だけ攻撃できる《虫除けバリアー》を使う方が効果的である。
使いきり目的なら全ての攻撃を防げる《威嚇する咆哮》、維持するならコストを問わない《強制終了》等もある。
リリースで済む都合上、こちらはトークンや《マクロコスモス》と組み合わせられる。
トークンを展開できるテーマや、《異次元の偵察機》を併用すればコストは調達しやすいだろう。
- 2017年5月の質問により、維持コストの支払いが任意かどうかという、カードを使用する際の根本的な点について調整中との裁定が出てしまった。
その後2019年6月に「任意」との裁定が出るまで、まともにデュエルで使用できない状態となっていた。
2000年登場とかなり古いカードでありながら、使用上極めて基本的な事項について、少なくとも2年の長期に渡って調整中状態が続くのは異例の事である。
- ちなみに2004年頃は、維持コストの支払いが任意だという裁定が出ていた。
- 「一族の」と名の付いたカードはOCGにいくつか存在しており、いずれも「同じ種族」を参照している。
ただ、後発の2枚には複数の共通点があるのに対し、このカードはあまり関係が無い。
- アニメZEXALIIでは、第141話のおまけパートで登場。
遊馬が裸族を宣言したため、年中全裸のアストラルは動きを封じられてしまった。
この時のテキストは、現物としては存在しない第8期の仕様で書かれていた。
そのテキストでは「または、リリースせずにこのカードを破壊する」という内容が確認できる事から、任意効果となっている。
- コナミのゲーム作品において―
「デュエルリンクス」においては上記の縁で遊馬が使用した際に専用のセリフがある。
セリフの上では裸族を宣言しアストラルの攻撃を封じるのだが、それとは別にちゃんと種族を宣言し効果を適用できる。
関連カード †
―類似カード名
収録パック等 †
FAQ †
Q:《王宮のお触れ》が存在する時でもモンスターをリリースしなければ破壊されますか?
A:はい、破壊されます。(12/10/20)
Q:このカードの維持コストの支払いは強制ですか?
A:いいえ、モンスターをリリースせずに破壊できます。(19/06/17)
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