手札抹殺(てふだまっさつ)/Card Destruction》

通常魔法(制限カード)
(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。
その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 EX-Rで登場した通常魔法
 お互い手札を全て捨てた後に同じ枚数ドローする効果を持つ。

 お互いに強制的に手札交換させる事が可能で、様々なコンボに利用できる。
 自分は1枚のディスアドバンテージを負うため、単なる手札交換では終わらせずそれを取り戻すようにしたい。
 主な使い方は以下の通り。

  1. 暗黒界魔轟神のような「手札から捨てられた時に発動する効果」とコンボする
    特に【暗黒界】【魔轟神】では《メタモルポット》と共にキーカードとなる。
    《深淵の暗殺者》手札が減らないため相性が良い。
  2. 手札を0にすることやカードドローすることそれ自体を利用する。
    【テテュスターボ】では天使族ドローするだけでアドバンテージを回復できる。
    また【インフェルニティ】ではこのカードの効果で一時的に手札が0枚になるため、《インフェルニティ・デーモン》ドローした場合は即座に特殊召喚できる。
  3. 墓地を肥やす
    上級モンスター等を捨て蘇生させるのは基本。
    《闇の量産工場》《サルベージ》《サンダー・ドラゴン》《ヴォルカニック・バレット》《キラー・スネーク》等を利用することで、損失なしの手札交換となる。
    《貪欲な壺》発動条件を満たす事や、墓地コストを必要とする特殊召喚モンスター《龍の鏡》《ミラクル・フュージョン》等の墓地融合の利用も容易になる。
    墓地効果を発揮するカードを安全に墓地へ送るためにも一役買うだろう。
    【未来オーバー】等の1ターンキルを狙うデッキでは、墓地を肥やしつつキーカードを揃えるために必要となる。
    【高等儀式術】では通常モンスターを捨て、儀式召喚に必要な手札を揃えるために非常に重要な役割を担うことになる。
  4. デッキ破壊
    基本的に高速で双方のデッキ手札回転させることができる。
    他の手札干渉と絡ませれば自分デッキを多少多めにすることで相手デッキのみを空にするデッキ破壊を行うことが可能である。
    その際は大抵《ニードルワーム》《悪魔の偵察者》《メタモルポット》と共に投入され、一度回り始めればそのターンで決着がつくことも珍しくないだろう。
  5. 強制ドロー効果を利用する
    ウイルス《グリード》とのコンボを狙い、相手手札ライフをズタズタにする。
    特に前述の【暗黒界】《魔のデッキ破壊ウイルス》発動が容易であるため、この部分でも強いシナジーを持つ。
  6. デッキを高速で回転させるデッキ圧縮
    カード・アドバンテージよりも速攻性が重視されるデッキ特定カードを揃えることが何より重要なコンボデッキでは重宝される。
    特に1ターンキルに近い性質を持つ場合、コンボさえ決めれば勝敗が決するため、1枚分のディスアドバンテージはあまり苦にならないだろう。
    手札の枚数分ドローするので、その枚数によっては他のカードにはないほど強力なデッキ圧縮墓地肥やしが可能。
    できれば手札が多い序盤などに発動したい。
    1、2枚のカードを交換するためにこのカードを使うのなら、速攻魔法であり取捨選択ができる《手札断殺》など、より使い勝手の良いカードがある。
    制限カードであるこのカードを活かすのならば、より多くのカードを積極的に交換に回したい。
  • 原作では「発動直前の手札分だけドローする」ようになっていたようで、使用しても手札が減らないという扱いやすいものだった。
  • 漫画GXの「十代vs三沢」(1戦目)において三沢が使用。
    三沢は十代の引きの強さを十分に理解している事から十代の手札の中に《融合》が含まれていると読んで発動し、三沢の狙い通り《融合》捨てさせる事に成功した。

関連カード

イラスト関連

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:発動するこのカードを除く自分手札の枚数が自分の残りデッキ枚数より多く、発動した場合負けもしくは引き分けとなる場合、自分はこのカード発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(10/06/01)

Q:相手手札デッキの枚数より多い場合、自分はこのカード発動することができますか?
A:はい、相手手札の枚数がデッキの枚数より多い場合でも、自分発動する事ができます。
  なお、デッキの枚数が足らない事により、このカードの効果によってドローができなかったプレイヤーは、デュエルに敗北します。(13/05/04)

Q:どちらかのプレイヤーデッキが0枚の時発動できますか?
A:相手デッキ枚数が0枚の場合、自分は《手札抹殺》を発動できますが、自分デッキが0枚の場合、自分は《手札抹殺》を発動できません。(13/05/04)
  ただし、自分デッキ手札が共に0枚の場合は、相手手札が1枚以上あれば発動できます。(13/10/16)

Q:自分もしくは相手手札が存在しない場合でも発動は可能ですか?
A:「自分手札もしくは相手手札『どちらか』が0枚の場合」も、発動できます。
  ただし「自分相手『両方』の手札が0枚の場合」は発動できません。(12/09/27)

Q:何らかの効果で捨てたカード除外された場合、除外したカードの分もドローしますか?
A:はい、「墓地」「除外」という指定はありませんので、それらに関係なく、手札から離した枚数分だけドローします。

Q:手札捨てるのとドローをするのは同時ですか?
A:同時ではありません。
  先に手札を捨てた後、ドローします。(14/07/16)


Tag: 《手札抹殺》 魔法 通常魔法

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