《呪眼領閾−パレイドリア−/Evil Eye Domain - Pareidolia》 †
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「呪眼」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンに「セレンの呪眼」が存在し、
自分の「呪眼」モンスターが攻撃されたダメージ計算時に発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
(3):フィールドゾーンのこのカードが効果で破壊された場合、
自分の墓地の「呪眼」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズで登場したフィールド魔法。
発動時に呪眼モンスターをサーチする効果、《セレンの呪眼》が存在する時に戦闘ダメージを相手にも与えさせる効果、効果で破壊された場合に呪眼モンスターをサルベージする効果を持つ。
(1)は呪眼モンスターのサーチ効果。
筆頭は《呪眼の死徒 サリエル》であり、そこからさらに《セレンの呪眼》(およびこれをサーチできる《災誕の呪眼》)のサーチが狙える。
展開を狙っている場合は《呪眼の眷属 バジリウス》が候補となる。
(2)は相手にも戦闘ダメージを与える効果。
「攻撃された」と受け身の条件のため相手依存の面が強い。
戦闘ダメージは自分も受ける上に1ターンに1度しか使えないため攻撃の抑制としては頼りなく、そもそも【呪眼】は《ゴルゴネイオの呪眼》の存在により相手よりライフポイントが低い方が有意義な場面も発生する。
加えて《セレンの呪眼》を除去されてしまったら発動すらできないため、この効果をあてにすることはまずない。
(3)は破壊された場合のサルベージ効果。
もっとも手軽なのは《呪眼の死徒 サリエル》の(3)の効果であり、あちらのデメリットを実質的にメリットに変換できるため非常に相性がいい。
呪眼においては非常に貴重なリソース回復効果であり、上記にある通り《セレンの呪眼》のサーチまで円滑に行えるため効果の発動が容易なのも評価点。
- パレイドリアとは、心理現象の一つ。
関連性のない物を馴染みのある物に繋げてしまう事であり、例えば「雲が動物の形に見える」「何の変哲もない岩の陰影の形が人の顔に見える」などがある。
視覚に限らない現象なのだが、呪眼に関係していることから特に視覚に関する現象をイメージしていると思われる。
- 「領閾」の部分は「領域」+「閾」から来ているのだろう。
「閾」とは「しきい、区切り」を意味する漢字であり、生理学においては「感覚器に反応を生じさせる最小または最大の刺激」を表す。
こちらも視覚に限った用語ではないが、視覚や視神経を連想させることからこの字が当てられたものと考えられる。
関連カード †
収録パック等 †
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