《神々の黄昏/Gotterdammerung》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「極神」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターのコントロールを相手に移す。
次の相手のエンドフェイズ時、選択したモンスターを破壊し、
相手フィールド上に存在するカードを全てゲームから除外する。
STORM OF RAGNAROKで登場した通常魔法。
極神のコントロールを相手に移す代わりに、1ターン後に相手フィールドのカードを全て除外する効果を持つ。
重いカードである極神の特殊召喚が妨害されず成功している時点で相手フィールドに極神を犠牲にしてまで除外したいカードがあること自体がほぼ考えにくく、大抵は汎用の除去カードで事足りる。
さらに極神をリリースや各種素材、裏側表示にされると破壊も除外もできないとあまりにリスクが大きく、おまけに破壊された極神は自己再生できない。
このカードを使う暇があるなら極神を攻撃の軸にしてさっさと攻め込むべきだろう。
- 「神々の黄昏」とは、古ノルド語「regin(神)」と「rokkr(黄昏)」(oはスラッシュ付きのo)を組み合わせた「Ragnarokkr」(oはスラッシュ付きのo)の意訳。
13世紀頃、アイスランドの詩人・スノッリが「ラグナロク(Ragnarok)」と「Ragnarokkr」を混同したことで「神々の黄昏」が「ラグナロク」を意味する言葉として広まった。
- 英語名はワーグナーが初演した楽劇『神々の黄昏』のドイツ語原題『Gotterdammerung』(ゲッターデメルング、oとaにはウムラウト(¨)あり)を英語表記にしたものである。
- なお、「黄昏」とは「薄暗い夕方・夕ぐれ」を意味する言葉。
古い時代は電灯などの夜の明かりがなく、夕方になり夜が近くなると他人の顔も分からなくなるほど暗くなった。
そのため、その時間は「誰そ彼(あなたは誰)」と人に尋ねなければならない時間、誰そ彼時であるとされたのである(現在の漢字表記である黄昏は当て字とされる)。
現在ではそこから転じ、「盛りが終えて勢いがない頃合」を指す語にもなった。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ版の「闇遊戯vs闇マリク」戦で闇遊戯が速攻魔法《神々の黄昏》というルビの異なる同名カードを使用している。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分のこのカードの効果によって自分の極神が破壊された場合、極神の蘇生効果を発動できますか?
A:発動できません。(10/11/13)
Q:元々の持ち主が自分である極神が相手フィールドにコントロール奪取され、相手にこのカードを発動されました。
その後、極神が破壊された場合、極神の蘇生効果を発動できますか?
A:発動できます。(10/11/13)
Q:相手がこのカードの効果によって《極神聖帝オーディン》のコントロールを得た際に、《極神聖帝オーディン》の魔法・罠カードの効果を受けない効果を発動させました。
この場合エンドフェイズにこのカードの効果は適用されますか?
A:はい、適用されます。
《極神聖帝オーディン》の効果が適用されている場合でも、既に処理が終了している《神々の黄昏》の効果によって《極神聖帝オーディン》は破壊され、相手フィールドのカードは全て除外されます。(16/05/23)
Q:相手がこのカードの効果によってコントロールが移った後に《マジック・キャンセラー》を召喚し、次の相手のエンドフェイズ時に《マジック・キャンセラー》がフィールドに存在する場合、このカードの効果は無効になりますか?
A:いいえ、無効にならず適用されます。(13/09/18)
Q:相手のエンドフェイズ時の効果にチェーンブロックは発生しますか?
A:いいえ、チェーンブロックは発生しません。(10/11/18)
Q:このカードの発動に対し、《スターダスト・ドラゴン》や《デストラクション・ジャマー》の効果を発動できますか?
A:いいえ、発動できません。
また、エンドフェイズ時にモンスターを破壊する効果もチェーンブロックが作られませんのでその場合も発動できません。(10/11/20)
Q:相手のモンスターゾーンに空きがない時、このカードを発動できますか?
A:発動できません。(10/11/13)
Q:このカードの発動にチェーンされた結果、相手のモンスターゾーンに空きがなくなった場合、選択した極神はどのような処理をしますか?
また、破壊や除外効果は適用されますか?
A:効果は不発になります。(10/11/13)
Q:《王宮の鉄壁》が存在する場合、このカードを発動できますか?
また、このカードの発動後に《王宮の鉄壁》を発動した場合、コントロールを移したモンスターは破壊されますか?
その時相手フィールドのカードはどうなりますか?
A:はい、《王宮の鉄壁》が存在する場合でも発動できます。
次の相手のエンドフェイズ時に《王宮の鉄壁》が存在する場合、選択したモンスターは破壊されますが、相手のカードは除外されません。(10/11/29)
Q:コントロールを移したモンスターが相手のエンドフェイズ時にフィールドに存在しなかった場合、除外効果は適用されますか?
A:適用されません。(10/11/13)
Q:コントロールを移したモンスターが相手のエンドフェイズ時に自分フィールドに存在した場合、破壊されますか?
破壊される場合、除外効果は適用されますか?
A:はい、その場合でも破壊され、相手のカードを除外する効果は適用されます。(10/11/20)
Q:コントロールを移したモンスターが相手のエンドフェイズ時に何らかの効果によって破壊されなかった場合、除外効果は適用されますか?
また、その後の極神はどうなりますか?
A:除外効果は適用されず、極神のコントロールは相手に移ったままです。(11/04/16)
Q:コントロールを移したモンスターが裏側守備表示になった場合、裏側守備表示のまま破壊され除外効果は適用されますか?
A:いいえ、そのモンスターは破壊されず除外効果も適用されません。(10/11/20)
Q:コントロールを移したモンスターが一時的な除外・墓地送りなどでフィールドを離れる、あるいは1度裏側守備表示になった後に再び表側表示になった場合、破壊されますか?
A:破壊されません。(10/11/13)
Q:コントロールを移したモンスターが2度のコントロール交換後に相手フィールドに存在する場合、破壊されますか?
A:何らかのカードの効果によってコントロールが移った場合であっても、エンドフェイズ時には破壊されます。(11/01/12)
Q:極神のカード名をコピーした《ファントム・オブ・カオス》を選択できますか?
できる場合、エンドフェイズ時に《ファントム・オブ・カオス》の効果が消滅しますが、破壊と除外の処理は行いますか?
A:はい、選択でき、その場合でも通常通りに破壊と除外の処理を行います。
なお、「選択したモンスターを破壊する効果」と、「相手フィールド上に存在するカードを全て除外する効果」は同時に処理を行います。(13/02/27)
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