《絶滅の定め/Extinction on Schedule》 †
通常罠
(1):自分・相手のメインフェイズに2000LPを払って発動できる。
このカードの発動後3回目のバトルフェイズ終了時に、
お互いのプレイヤーはそれぞれのフィールドのカードを
全て墓地へ送らなければならない。
EXTRA PACK 2016で登場した通常罠。
発動してから3回目のバトルフェイズ終了時に全体除去を行う効果を持つ。
2000というライフポイントを払いながらもその時点では何も起きず、3回目のバトルフェイズが終わる前に勝敗が決してしまえば払い損である。
また墓地へ送る事をプレイヤーに強要する効果なので、耐性で自分のカードを残すことも不可能。
使う場合、除去後に手札・墓地を利用しての再展開手段を確保しておきたい。
どうしても同じモンスターで戦線を維持したいのであれば、一定期間だけ除外や自己再生、メインフェイズ2でのペンデュラム召喚あたりを活用することになるだろう。
ただし、ペンデュラムゾーンのカードも除去されるので、ペンデュラム召喚を狙う場合は除去後にペンデュラムゾーンに置くペンデュラムモンスターを手札に確保しておく必要がある。
上記のようにタイムラグなど難点はあるものの、除去性能自体は全カード中最高峰を誇る。
フィールドに出ているならばどのようなカードであれ問答無用で除去でき、さらに時間差で効果処理が行われることから、このカードを発動した時点で止められなければ逃れる手はない。
ロックカードや耐性による膠着状態ができていたとしても、カード名の通り正に「絶滅」させることができる。
もっとも、除去したとしても【インフェルノイド】や【溟界】や【アンデット族】等、蘇生手段が多いデッキには効き目が薄く、不利になりかねない。
逆に言えば、上記のように全体除去後のリカバリーが得意なデッキならば採用候補となろう。
また、《スターダスト・ドラゴン》のようにフィールド外に退避できるカードに対しても影響は薄い。
自分が発動した場合、相手の行動は全体除去が発生する前に決着を狙ってくるか、全体除去後の立て直しを狙いカードを温存するかの二択になる。
高速化しモンスターが並びやすい環境では、前者の行動になるパターンが多く、確実に全体除去を狙うなら《速攻のかかし》などは必須と言える。
【エクゾディア】や【終焉のカウントダウン】といった特殊勝利を狙うデッキならば時間稼ぎも得意であり、自分フィールドにモンスターを並べないためこちらの被害も抑えやすい。
また、相手プレイヤーからするとこのカードを発動された上で防御カードが豊富にあると予想される状態ではモンスターを展開しにくくなる。
事前に発動しておけば相手の展開を牽制でき、展開しなかった場合はその間の安全を買うことができる。
- 「Extinction」は「絶滅」を、「on schedule」は「予定通りの・時間通りの」を意味し、英語名は「予定通りの絶滅」といった意味合いになる。
3ターン後の絶滅をこのカードで予約するということだろう。
「3回目」というのは、恐竜の時代が大きく分けて「三畳紀」「ジュラ紀」「白亜紀」の3つに分けられている事に由来しているとも取れる。
イラストに恐竜が描かれている事から、隕石による恐竜絶滅がモチーフか。
ちなみに、この中でステゴサウルスは本来ジュラ紀の恐竜であり、恐竜の絶滅が起こった白亜紀末期の時代には存在していない。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
Tag: 《絶滅の定め》 罠 通常罠