《先史遺産トゥスパ・ロケット/Chronomaly Tuspa Rocket》 †
効果モンスター
星４/地属性/岩石族/攻1000/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
デッキ・ＥＸデッキから「先史遺産」モンスター１体を墓地へ送り、
フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベルまたはランク×２００ダウンする。
(2)：フィールドのこのカードを素材としてＸ召喚した「Ｎｏ.」モンスターは以下の効果を得る。
●このカードは１度のバトルフェイズ中に２回までモンスターに攻撃できる。
IGNITION ASSAULTで登場した地属性・岩石族の下級モンスター。
召喚・特殊召喚に成功した時にデッキかエクストラデッキの先史遺産を墓地へ送ることで単体弱体化させる誘発効果、自身を素材にエクシーズ召喚したＮｏ.に２回攻撃できる永続効果を付与する分類されない効果を持つ。
(1)は先史遺産の墓地送りと単体弱体化。
墓地に先史遺産を送り込め、墓地コストや墓地で効果を発揮する先史遺産の効果を使える。
自己再生可能な《先史遺産ネブラ・ディスク》や《先史遺産アカンバロの土偶》は有力候補であり、特に前者はこのカードとで即座にランク４を出せる。
ただ、どちらも自己再生するターンは効果の発動または特殊召喚に制限がかかるので、同一ターンの行動はやや制限される。
純【先史遺産】のみで動く他、前者の場合は《Ｎｏ.４１ 泥睡魔獣バグースカ》等の発動を伴わないランク４を出して回避する手もある。
それ以外では、自己サルベージが可能な《先史遺産メガラ・グローヴ》、表示形式変更が可能な《先史遺産コロッサル・ヘッド》等も候補となる。
間接的な活用法としては、蘇生・サルベージと組み合わせたり、《先史遺産都市バビロン》や《先史遺産技術》の墓地コストの確保にも役立つ。
また、エクストラデッキから先史遺産Ｎｏ.を墓地へ送ることで《Ｎｏ.６ 先史遺産アトランタル》の装備対象を確保できる。
ただし、このカード自体はエクシーズ召喚するにはレベルが合わないため、別途ランク６のエクシーズ召喚に繋げる事のできるギミックが必要となる。
この点は《先史遺産石紋》を用いるとスムーズであり、墓地へ送った《Ｎｏ.３３ 先史遺産−超兵器マシュ＝マック》を対象にあちらを発動すれば、装備対象を確保しつつ《Ｎｏ.６ 先史遺産アトランタル》をエクシーズ召喚できる。
ただし、レベル６の《先史遺産ソル・モノリス》２体を採用する必要はある。
(2)の効果はエクシーズ素材にした場合のＮｏ.への２回攻撃付与。
(1)の効果による弱体化と合わせ、戦闘面で大きくアドバンテージを稼ぐ事が狙える。
モンスターにしか攻撃できないため、弱体化したモンスターともう１体を攻撃する形になる。
《Ｈ・Ｃ エクストラ・ソード》や《豪腕特急トロッコロッコ》と合わせると更に攻撃的となる。
このカードと《先史遺産ネブラ・ディスク》で出せる《Ｎｏ.３６ 先史遺産−超機関フォーク＝ヒューク》は抜群に相性が良い。
このカードとあちらの効果で相手モンスター２体を弱体化させつつ２回攻撃が可能になるので一気に巻き返せる。
戦闘破壊が重要な《Ｎｏ.２７ 弩級戦艦−ドレッドノイド》、除去対象を用意できる《Ｎｏ.１０３ 神葬零嬢ラグナ・ゼロ》、除去範囲を広げられる《Ｎｏ.５０ ブラック・コーン号》等も相性が良い。
ただし、《先史遺産ネブラ・ディスク》の自己再生を使うとこれらのモンスター効果を発動できないので、他のレベル４は用意する必要はある。
《Ｎｏ.３３ 先史遺産−超兵器マシュ＝マック》は弱体化との相性は良いのだが、このカードとはレベルが合わないため、《先史遺産ゴールデン・シャトル》と並べる手間がかかる。
《先史遺産クリスタル・ボーン》による特殊召喚なら召喚権を使わないため、並べやすくなる。
- このカードは午後３時３分に公式Twitterにて収録される旨の告知がなされた。
先史遺産がIIIの使用するカテゴリであることを意識したと見て間違いないだろう。
- モチーフとなったオーパーツは、トルコ・イスタンブールの古代ウラルトゥ王国のトゥスパ遺跡から発掘された「トルコの古代ロケット」だろう。
年代から約3000年前に作られたものと推定されており、長さ22cm、幅7.5cm、高さ8cmのコクピットや膝を抱えて座る操縦士とおぼしき姿が見てとれる。
これは「古代宇宙飛行士説」を提唱させるものとなり、今でも考古学者らの頭を悩ませ続けている石像である。
不明な点が多いためか、この石像を収蔵しているイスタンブール考古学博物館は一般公開を控えている。
- ちなみに、この遺物の「古代宇宙飛行士説」の仮説提唱をしたのは、未知の惑星ニビルを定義した考古学研究家、ゼカリア・シッチン氏である。
関連カード †
(1)による弱体化数値 †
―600（レベル・ランク３）
―800（レベル・ランク４）
―1000（レベル・ランク５）
―1200（レベル・ランク６）
―1400（ランク７）
収録パック等 †
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