《戦華史略−孫劉同盟/Ancient Warriors Saga - Sun-Liu Alliance》 †
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「戦華」モンスターの属性が2種類以上の場合、属性を1つ宣言して発動できる。
宣言した属性を持つ相手フィールドの全てのモンスターはターン終了時まで効果を発動できない。
(2):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、
または自分が「戦華」モンスターの効果を発動した場合に発動できる。
自分フィールドの全ての「戦華」モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
自分フィールドの「戦華」モンスターの数×300アップする。
IGNITION ASSAULTで登場した永続魔法。
宣言した属性のモンスター効果の発動を封じる効果、相手モンスターの特殊召喚に成功した場合、または戦華モンスターの効果の発動をトリガーに戦華モンスターを全体強化できる効果を持つ。
(1)は、ターン終了時まで宣言した属性を持つ相手フィールドのモンスター効果の発動を封じる効果。
風属性の《戦華の徳−劉玄》で水属性の戦華をリクルートすれば容易に満たせる。
相手フィールドで一番厄介なモンスターの属性を宣言するだけで展開がやりやすくなるが、永続効果など発動しない効果には干渉できない。
また、制限はフィールドのみなので手札や墓地で発動するものは防げない。
(2)は相手モンスターの特殊召喚に成功した場合、または自分が戦華モンスターの効果を発動した場合に発動できる全体強化。
発動条件も能動的に満たしやすく、上昇幅も戦華モンスター2体で600、3体で900と高く、戦華を大量に展開すれば1ターンキルも狙える。
- (2)の効果の発動条件は「呉」陣営と「蜀」陣営のモンスターの共通効果を意識したものになっている。
- モチーフは、三国志における劉備と孫権の同盟だろう。
中国の北半分を制する曹操に対抗するための同盟であり、この同盟を以って臨んだ一大決戦・赤壁の戦いに孫権軍が大勝利を収めた事により、のちに三国が鼎立するきっかけになった。
その後、赤壁を勝利に導いた名将・周瑜が早逝した事もあり、大敗してもなお大勢力を誇る曹操の再侵攻に備えるため、曹操から奪い取った荊州(中国中南部)を劉備に貸与する形で同盟は継続された。
しかし、益州(中国西部)方面に勢力を伸ばして成功を収めた劉備に対し、孫権は曹操配下の名将・張遼たちによって徐州(中国東部)方面への領土拡大を阻まれていた事から、劉備に貸与していた荊州の返還を求める動きが加速し、両者の関係は急速に悪化した。
魯粛の巧みな外交交渉で何とか同盟は維持されていたが、彼が没して急進派の呂蒙が後継となると、荊州の守将・関羽の猛攻に苦慮していた曹操と結託し、呂蒙率いる孫権軍が関羽を挟み討ちにした事で同盟は完全に崩壊する事になった。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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