《地中界シャンバラ/The Hidden City》 †
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「サブテラー」モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の裏側守備表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。
(3):1ターンに1度、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
自分の裏側守備表示の「サブテラー」モンスター1体を選んで表側攻撃表示または表側守備表示にする。
その後、その攻撃を無効にできる。
EXTRA PACK 2017で登場したフィールド魔法。
発動時にサブテラーをサーチする効果、サブテラーの表示形式を変更する2種類の効果を持つ。
(1)の効果はサブテラーモンスターのサーチ。
1ターンに1度の制約こそあるが、フィールド魔法故にサーチは容易で、バウンスによる再利用も可能。
サーチできるのはモンスターのみだが、《サブテラーの導師》をサーチしセット、(2)の効果で即座にリバースすればサブテラーカード全般のサーチに繋がる。
なお、《サブテラーの戦士》を利用する場合はデッキにいた方が都合がいいこともある点には気をつけたい。
(2)と(3)の効果はリバースした場合に発動する効果を持つ《サブテラーの導師》やサブテラーマリスモンスターのサポートとして使える。
相手の攻撃や次ターンの反転召喚を待たず、セットしたサブテラーを即座にリバースすることができる。
表側守備表示にもできるので、攻撃力の低めな《サブテラーマリス・リグリアード》の効果を無効にされて返しのターンでダメージを受ける心配も少ない。
相手の攻撃宣言時にも発動可能であり、この場合は相手の攻撃を無効にする事もできる。
ただし相手も無効にされると分かって攻撃する事はまず無いため、大抵は先に除去されるか《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》で突破される事の方が多いだろう。
(3)の効果は牽制程度に考え、基本的には前半二つの効果をメインに使用する事になる。
いずれの効果もサブテラーにとって非常に有用性が高く、サブテラーを主軸としたデッキでは必須カードとなる。
最上級モンスターが多数を占める同デッキではこのカードの有無が安定性に直結するため、《テラ・フォーミング》も併用して早めに手札に引き込んでおきたい。
- モチーフは19世紀から20世紀ごろの伝説でアジアのどこかに存在したとされる地下王国「アガルタ」の首都とされるシャンバラだろう。
アルザルとも呼ばれ、過酷な自然環境とそれに共存するための高度に発達した科学文明を持ち、超人的な能力を持った極めて長寿な人類や動植物が存在しているとされた。
- シャンバラは元々は仏教の教典「時輪タントラ」に登場する理想の王国。
これがヨーロッパに伝播し、神智学において上記のアガルタ伝説が成立した。
- サブテラーマリスの「マリス」は「海」という意味もあることを考えると、「地中界」というのはユーラシア・アフリカ間にある地中海と掛けていると思われる。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルのソロモードで公開された設定によれば、地中世界における多様な知的種族の拠り所となる都とされている。
一定周期で光を放ち闇を照らす苔に覆われており、それが作る昼夜のサイクルで動植物に恵みを与え、地中世界に生態系を築いている。
関連カード †
―《地中界シャンバラ》が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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