《飛鯉/Flying Red Carp》 †
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻 500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から水属性モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードの攻撃力は500アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから魚族・海竜族・水族モンスター1体を特殊召喚する。
プロモーションパック2019で登場した水属性・魚族の下級モンスター。
手札の水属性をコストに自己強化を行う誘発即時効果、戦闘破壊した時に自身をリリースして魚族・海竜族・水族1体を特殊召喚する誘発効果を持つ。
(1)は自己強化効果。
元々の攻撃力・上昇値が共に低いため、強化する意味が薄い。
どちらかといえばフリーチェーンで海皇の効果を発動するための効果といえる。
(2)は自身が相手モンスターを戦闘破壊をした時に特殊召喚を行う効果。
元々の攻撃力が低いため、《魔界の足枷》や《月鏡の盾》のような戦闘サポートは必須である。
効果を発動できれば最上級モンスターを呼び出して高い攻撃力で追撃することができる。
《超古深海王シーラカンス》はメインフェイズ2で展開もできるので返しのターンにも備えやすい。
相手モンスターの攻撃力を0にできる《氷結界》とは相性がよく、このカードの特殊召喚先をサーチできる効果も持つため無理なく併用しやすい。
- カード名は「緋鯉」に「飛」の字を掛けている。
収録されたプロモーションパック2019は5月配布であり、このカードの攻撃力と守備力が「500/500」である事から「鯉のぼり」を意識していると思われる。
鯉のぼりは鯉の絵柄が描かれた幟であり、男児の健康と出世を願って5月5日の端午の節句(またはそれに向けた期間)に飾られる。
初期は真鯉(黒)のみを飾っていたが、明治以降に緋鯉(赤)や鯉の形を模した吹き流しを、昭和以降は小さな子鯉(青)などを飾るようになった。
- また、イラストや効果は「登竜門伝説」をイメージしていると思われる。
登竜門伝説とは中国で滝を登り切った鯉が竜になったという伝説であり、転じて難関のことを指す。
こいのぼりも、この登竜門伝説を意識して作られた風習である。
このカードも低い攻撃力で(2)を発動するのは難関であり、(1)は滝を登る様子を、(2)は鯉が竜に変化した様を表しているのだろう。
関連カード †
収録パック等 †
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