SPYRAL(スパイラル)

デッキの概要

 SPYRALを中心としたデッキ
 下級アタッカーである《SPYRAL−ダンディ》を主軸に据え、多彩な専用サポートカード群で展開や強化を行っていくスタイルが特徴。
 そこに「相手デッキトップ確認・操作する効果」による情報戦略も絡め、 デュエルの流れをコントロールしながら戦う。

 圧倒的な展開力とアドバンテージ獲得力、回り切った際の封殺力により登場直後から環境主流デッキとなっている。
 特に17/10/01以降は競合相手が規制で弱体化したこともあり、大会上位を独占する事も珍しくない。

《SPYRAL−ダンディ/SPYRAL Super Agent》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1900/守1200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが「SPYRAL」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《SPYRAL−ジーニアス/SPYRAL Quik-Fix》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 500/守 400
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「SPYRAL GEAR」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在し、
自分フィールドに「SPYRAL−ダンディ」が存在する場合に手札を1枚捨てて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
《SPYRAL−グレース/SPYRAL Master Plan》
効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2800
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「SPYRAL MISSION」カード1枚を手札に加える。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「SPYRAL−グレース」以外の「SPYRAL」モンスター1体と「SPYRAL RESORT」1枚を手札に加える。
《SPYRAL−ザ・ダブルへリックス/SPYRAL Double Helix》
リンク・効果モンスター
リンク2/地属性/戦士族/攻1900
「SPYRAL」モンスター2体
【リンクマーカー:左/下】
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「SPYRAL−ダンディ」として扱う。
(2):カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、
自分のデッキ・墓地から「SPYRAL」モンスター1体を選び、
手札に加えるかこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
《SPYRAL RESORT/SPYRAL Resort》
フィールド魔法
このカードのコントローラーは、
自分エンドフェイズ毎に自分の墓地のモンスター1体をデッキに戻す。
またはデッキに戻さずにこのカードを破壊する。
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、このカード以外の自分フィールドの「SPYRAL」カードは相手の効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「SPYRAL」モンスター1体を手札に加える。

デッキ構築に際して

 メインデッキSPYRAL及び関連カードは大別して以下の2種類に分けられる。

 どちらも片方だけでは真価を発揮出来ないため、サーチ特殊召喚手段を多めに採用し、両者を安定して揃えられる様な構築を目指したい。
 各種コスト墓地発動効果等、墓地アドバンテージが非常に重要なデッキでもあるので、墓地を肥やす手段もある程度必要になる。

 また、SPYRALのもう一つの特徴として一部のモンスターが「相手デッキトップカードの種類を言い当てた場合にアドバンテージを得る効果」を持っている。
 そのため如何に相手デッキトップ、或いはデッキの傾向を知るかも重要な課題となる。

メインデッキモンスターについて

SPYRAL

《SPYRAL−ダンディ》に関する効果を持つSPYRAL以外のモンスター
 カテゴリサポートを共有出来ないため、その点を踏まえた採用と運用を心掛けたい。
 また、《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》とはやや相性が悪い点に注意。

―その他のモンスター

エクストラデッキモンスターについて

 素材の縛りが緩いリンクモンスターランク1・ランクエクシーズモンスターがメインとなる。
 枠に余裕があるため、《浮幽さくら》除外するためのカードを投入するのも良い。

SPYRAL

リンクモンスター

シンクロモンスター

エクシーズモンスター

魔法・罠カードについて

SPYRAL魔法・罠カード

―その他の魔法・罠カード

戦術

 冒頭で述べた通り、このデッキ《SPYRAL−ダンディ》とそのサポートカードで成り立っている。
 したがって、戦術においてもまずその2つを手札フィールドに揃える事から始める事になる。
 《SPYRAL RESORT》だけでなく、《増援》《ワン・フォー・ワン》等の汎用サポートも併用したい。
 ある程度布陣が整った後は適宜アタッカーSPYRAL GEAR効果相手のリソースを削り、フィールドの主導権を掌握していく。
 ピーピング相手ドローカードが分かるので、そこから相手がどう動くか推測した上で対抗手段を用意出来ればかなり戦いやすくなるだろう。

―動き方の一例

  1. 《SPYRAL GEAR−ドローン》通常召喚し、効果相手デッキトップを操作
  2. 《SPYRAL−ダンディ》を自身の効果特殊召喚
  3. 《SPYRAL−ダンディ》《SPYRAL GEAR−ドローン》を素材に《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》リンク召喚
  4. 《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》効果《SPYRAL−グレース》リクルート
  5. 《SPYRAL−グレース》効果SPYRAL MISSION1枚をサーチ
  6. 《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》《SPYRAL−グレース》リンク2・3のリンク召喚
  7. 《SPYRAL−グレース》の(2)の効果《SPYRAL RESORT》SPYRALモンスター1体をサーチ
  8. 《SPYRAL RESORT》発動し、SPYRALモンスター1体をサーチ

 この時点でハンド・アドバンテージ+1、ボード・アドバンテージ+2となる。
 また、《SPYRAL−ジーニアス》墓地に存在していれば自己再生サーチで更に1枚のアドバンテージを得られる。
 その後どう動くかは最初に使用した2枚以外の手札墓地の状況、及び予めピーピングしておいた相手デッキトップを見て判断したい。
 ただし上記の流れはピーピング手段がある事が前提であり、相手デッキトップが分からなければ運任せとなり安定性は大幅に落ちてしまう。
 動きがどうあれ骨子となるのは「相手デッキトップ確認」・「サーチ」・「特殊召喚」の3つである。

デッキの種類

《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》

 SPYRALモンスターを素早く大量展開し、リンク召喚エクシーズ召喚を連発する事に特化したタイプ。
 《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》《SPYRAL−ジーニアス》を中心に特殊召喚サーチを1ターン内に何度も繰り返し、潤沢な妨害手段で相手の動きを完全に封殺する。
 SPYRALを一度に複数展開出来る数少ない手段である《機械複製術》を活かすため、《SPYRAL GEAR−ドローン》もフル投入される事が多い。
 逆にサポートを受けられないSPYRAL以外のモンスターは、安定性を優先するため手札誘発以外ほぼ採用されない。

  • コンボデッキ寄りのためメタが刺さりやすいのが難点だが、それを補って余りある爆発力・制圧力から登場直後のOCGではこの型が主流となっており登場以降の環境で活躍している。

《SPYRAL−ダンディ》

 《SPYRAL−ダンディ》強化しながらビートダウンを行うタイプ。
 大まかな構築は《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》軸とあまり変わらないが、こちらはメインデッキが主体となる。
 大量展開はあまり意識せず、代わりに《SPYRAL−ダンディ》サポートカードメタカード等を増やす。
 《SPYRAL−タフネス》《SPYGAL−ミスティ》等の除去効果持ちにより下級モンスター中心ながら大型モンスターに対しても対抗出来、豊富な蘇生サルベージ手段で粘り強く戦えるのが特長。

デッキの派生

【アンティーク・ギアSPYRAL】

 《古代の機械飛竜》効果で間接的に《SPYRAL−ジーニアス》サーチ出来る点に着目し、アンティーク・ギアサポートを少数投入した構築。
 アンティーク・ギアモンスター《古代の機械飛竜》《古代の機械箱》が1枚ずつのみであり、デッキの大部分は通常の【SPYRAL】と変わらない。
 《SPYRAL−ジーニアス》自体はステータスの低いサーチャーなので、《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》を軸とした型に組み込むのが一般的。

【芝刈りSPYRAL】

 メインデッキの枚数を上限60枚まで増やし、《隣の芝刈り》で大量の墓地肥しを狙う構築。
 《SPYRAL MISSION−救出》をフル投入した上でSPYRALモンスターと一緒に墓地に落とし、蘇生による大量展開を行う。
 デッキ枚数を水増しする分に何を入れるかは人によるが、《妖精伝姫−シラユキ》等の自己再生モンスター墓地アドバンテージを活かしやすい。
 《SPYRAL−ダンディ》とで《ナチュル・ビースト》を出せる《グローアップ・バルブ》なども候補。

このデッキの弱点

 デッキ回転に必要な要素を一通り備えているため地力は非常に高いが、それ故に環境においてメジャーなメタがほぼ全て刺さる
 先攻で有利な布陣を敷ければ問題ないが、後攻にまわった場合やマッチ2戦目以降は多くのメタカードと戦う事を強いられる事になるだろう。
 カテゴリの性質上デッキの殆どがSPYRAL関連で埋まりやすいため、如何にバランスを崩さずに打開策サイドデッキから投入出来るかが鍵となる。

特殊召喚封じ

アタッカーとサポーターを並べにくくなる上、《SPYRAL−ダンディ》効果が使えなくなってしまう。
フィールドに残るタイプが多いので、やや運が絡むがサーチ可能かつ破壊出来るカードの種類に指定が無い《SPYRAL−タフネス》が対策として有効。

サーチ封じ

手札誘発、特に汎用性・採用率共に高い《灰流うらら》SPYRALが得意とする連続サーチを封じる《ドロール&ロックバード》が苦手。
こちらに及ぶ影響や被害を最小限度に抑えつつ基本戦術に持ち込むプレイングを心掛けるのが基本だが、状況に応じてこちらも手札誘発カードを採用し、なるべく相手だけに一方的に動かれない様にしたい。
ただし《ライオウ》に関しては下級アタッカー相打ちに持ち込めるためそこまで脅威では無い。

除外

墓地アドバンテージを重視するデッキの常として、《マクロコスモス》のような無差別除外は非常に厄介なメタとなる。
中でも高い攻撃力に加えサーチも妨害してくる《M・HERO ダーク・ロウ》は天敵。
対抗手段が無いまま先攻で出されると最悪詰みかねないため、環境次第では《浮幽さくら》の採用も検討したい。

モンスター効果無効

サーチ手段の大半をモンスター効果に依存しているため、これを止められるとコンボが途切れやすい。
手数の多さから1度2度程度では痛手になりにくいが、フィールド効果モンスターをまとめて無力化する《スキルドレイン》は要注意である。

《御前試合》《群雄割拠》

メインデッキモンスター種族属性もバラバラなため、この2枚のどちらかを張られるだけでもかなり身動きが取りづらくなる。

《SPYRAL−ダンディ》《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》を中心としたデッキコンセプトそのもの

《禁止令》《SPYRAL−ダンディ》宣言されるとサポートカードが軒並み腐ってしまい、基本戦略が根本から瓦解してしまう。
《SPYRAL−ダンディ》として扱う効果を持つモンスター召喚出来なくなるため、他のメタカード対策も兼ねて汎用魔法・罠除去手段は必ず用意しておきたい。
また、《浮幽さくら》キーカードである《SPYRAL−ザ・ダブルヘリックス》を全て除外されても苦しい戦いになる。
多くは無いものの自分からモンスター除外する機会があるので、《大欲な壺》が比較的使いやすい。

代表的なカード

関連リンク

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