【影星軌道兵器ハイドランダー】 -遊戯王カードWiki

【影星軌道兵器(えいせいきどうへいき)ハイドランダー】 †

デッキの概要 †

　特殊召喚モンスターの《影星軌道兵器ハイドランダー》を主軸としたビートダウン。
　特殊召喚および効果の適用には、墓地のモンスターのカード名が全て異なる必要がある。
　そのため、基本的にモンスターは皆ピン挿しという、ハイランダーに近い構築となるのが特徴。
　モンスターを積むことができない関係上構築難易度が高く、上級者向けのデッキといえる。

《影星軌道兵器ハイドランダー/Orbital Hydralander》
特殊召喚・効果モンスター
星８/闇属性/機械族/攻3000/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地にモンスターが５体以上存在し、
それらのモンスターのカード名が全て異なる場合のみ特殊召喚できる。
(1)：１ターンに１度、自分のデッキの上からカードを３枚墓地へ送って発動できる。
自分の墓地のモンスターのカード名が全て異なる場合、
フィールドのカード１枚を選んで破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

《ハイドランダー・オービット/Hydralander Orbit》
効果モンスター
星１/闇属性/機械族/攻   0/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の墓地にモンスターが４体以上存在し、
それらのカード名が全て異なる場合、このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地のモンスターの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
モンスターが２体以上めくられ、それらのカード名が全て異なる場合、その内の１体を手札に加える。
残りのカードは好きな順番でデッキの上に戻す。
(2)：墓地のこのカードを除外し、自分の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。

デッキ構築に際して †

メインデッキのモンスターについて †

　《影星軌道兵器ハイドランダー》の効果の関係上、墓地を利用するモンスターが主となる。

―主軸となるモンスター

• 《影星軌道兵器ハイドランダー》
  このデッキの核であり、専用構築となる要因でもある。
  3000打点とカードの種類を問わない破壊効果により、高い攻撃性能を持つ。
  除去は対象をとらない効果かつ相手ターンでも発動できるため、制圧や防御手段としても活用できる。
  なお、墓地に同名カードがあっても問題無いため、このカード自体は２枚積むことが可能。
  １枚ないし２枚投入したこのカードをどのような手段で手札に揃えるかによってデッキタイプが大きく変わってくるため、このカードを呼び出すために何を使うかをまず決めるとよい。
  

• 《ハイドランダー・オービット》
  《影星軌道兵器ハイドランダー》と似た発動条件を持ち、こちらはデッキからモンスターを手札に加えられる。
  墓地リソースが多ければ欲しいカードを確保できる確率も上がるため、墓地肥やしは行っておきたい。
  (2)はサーチ・リクルートの補助以外にも、このカードや《影星軌道兵器ハイドランダー》を複数採用してそれらが墓地へ送られた場合に、片方を戻す事で効果の発動をサポートする役割にも使える。
  

―《影星軌道兵器ハイドランダー》と相性の良いモンスター

• 《妖精伝姫−シラユキ》
  裏側守備表示にすることで、破壊耐性を持つモンスターも除去できるようになる。
  また、《影星軌道兵器ハイドランダー》の効果にチェーンし、同名モンスターが複数存在しないように除外することで効果を適用させることが可能。
  早急に引き込みたいモンスターを積む場合や、他のデッキに《影星軌道兵器ハイドランダー》をタッチする場合などに有用。
  

• 《流星方界器デューザ》
  モンスターがピン挿しばかりになるため種類数が多くなりやすく、大きな自己強化が狙える。
  墓地肥やしを多用するのでトリガーは引き易く、《影星軌道兵器ハイドランダー》の除去効果コストもトリガーにできる。
  その場合、基本的に５種類以上のモンスターがいるため、1000以上の強化が見込める。
  

―《影星軌道兵器ハイドランダー》を手札に加えるサポートになるモンスター

• 《黒き森のウィッチ》
  フィールドから墓地へ送られた場合に、守備力1500以下のモンスターをサーチ可能。
  サーチしたカードには発動制限がかかるが、特殊召喚自体は行える。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》など、相手ターンに発動できる効果ならば活用し易い。
  また、このカード自体も《融合準備》や《融合徴兵》でサーチ・《召喚僧サモンプリースト》などでリクルートできる。
  墓地へ送る方法としては、他のモンスターと共にリンク素材にすることが狙い易い。
  《聖魔の乙女アルテミス》ならば、このカードのみでリンク召喚できる。
  

• 《妖醒龍ラルバウール》
  特殊召喚に成功した場合にフィールドのモンスターと同種族・同属性をサーチ可能。
  オルフェゴールなどの闇属性・機械族がいれば、《影星軌道兵器ハイドランダー》をサーチできる。
  自分モンスターの破壊をトリガーに手札・墓地から特殊召喚できるため、墓地肥やしともシナジーがある。
  

• 《孤高除獣》
  召喚に成功した時に手札コストと同種族のモンスターをデッキから除外でき、破壊された場合に除外されているモンスターを回収できる。
  闇属性・機械族を多く採用しておけば、自爆特攻によって《影星軌道兵器ハイドランダー》のサーチとして機能する。
  

• 《ディープ・ダイバー》
  戦闘破壊されて墓地へ送られたなら、デッキの任意のモンスターをデッキトップに置くことが可能。
  直接手札に加えるわけではないために遅いが、単体で活用でき、他のモンスターの間接サーチもできる。
  

• 《影王デュークシェード》
  召喚・特殊召喚に成功した場合にレベル５以上の闇属性をサルベージできる。
  発動条件が緩い上にノーコストであり、墓地肥やしと合わせればサーチ手段ともなる。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》がフィールドにいるならば、リリースしての特殊召喚から即座に回収し、再度特殊召喚して除去効果を連発することも可能。
  効果を発動するターンは闇属性以外の特殊召喚ができなくなることに注意。
  

• 《創世の預言者》
  手札コストによって最上級モンスターをサルベージできる。
  召喚権を使うが、《影星軌道兵器ハイドランダー》ならば特殊召喚可能なので問題ない。
  下級アタッカーとしても活用でき、《黒き森のウィッチ》でのサーチにも対応する。
  

• 《ＥＭキングベアー》
  発動ターンのエンドフェイズに最上級モンスターをサルベージできるペンデュラム効果を持つ。
  タイミングは遅いが誓約や手札コストなどが無く、ＥＭのためこのカード自体がサーチし易い。
  

―墓地肥やしに長けるモンスター
　《影星軌道兵器ハイドランダー》の特殊召喚には、墓地に最低５種類のモンスターが必要であるため、早急に出すには墓地肥やしが必要。
　５種類確保できれば役目を果たすため、大量の墓地肥やしは必須ではない。

• 《マスマティシャン》
  任意の下級モンスターを墓地へ送ることができ、回転の安定性向上に役立つ。
  《幻獣機オライオン》などを墓地へ送れば、即座にリンク召喚が可能。
  

• 《終末の騎士》
  効果のトリガーが緩く、闇属性には墓地へ送ることがメリットとなるモンスターが多いためシナジーがある。
  《亡龍の戦慄−デストルドー》などを墓地へ送ることで、シンクロ召喚やリンク召喚へ繋げられる。
  

• 《スクラップ・リサイクラー》
  《水晶機巧−ローズニクス》や《ジェット・シンクロン》などの機械族を墓地へ送ることが可能。
  自身も機械族のため、《クリフォート・ゲニウス》のリンク素材となれる。
  

• 《カードガンナー》
  下級アタッカー・墓地肥やし・ドローと、多方面で活躍できる。
  相手ターンには低攻撃力を晒してしまうため、戦闘ダメージを避けるためにリンク素材などにして処理するのも手。
  

• 《閃刀姫−レイ》・《閃刀姫−ロゼ》
  閃刀姫リンクモンスターの連続リンク召喚により、高速で墓地にモンスターを貯められる。
  １枚から始動でき、メインデッキの枠を節約できる点もメリット。
  このデッキでは一度出した閃刀姫リンクモンスターを再度出すことは基本的に避けるため、自己再生後は別の素材として利用することになる。
  《フォーマッド・スキッパー》、《閃刀機−ホーネットビット》および《閃刀姫−アザレア》からでもほぼ同様の手段でモンスターの数を稼ぐことができるため併用も検討してよいだろう。
  

―墓地へ送ることで効果を利用できるモンスター

• 闇属性
  

• オルフェゴール
  《影星軌道兵器ハイドランダー》と種族・属性が共通しており、効果発動後のデメリットを回避しやすい。
  墓地から自己除外できるので、複数枚採用していても《影星軌道兵器ハイドランダー》を阻害しにくいのも利点。
  《オルフェゴール・バベル》を張っておけば、《影星軌道兵器ハイドランダー》の効果にチェーンしての墓地調整も可能。
  また、《オルフェゴール・ディヴェル》などをリンク素材に《オルフェゴール・ガラテア》を出すことで、大型アタッカーを出しつつ《影星軌道兵器ハイドランダー》のサーチ準備を整えられる。
  

• 《星遺物−『星杖』》
  自身を墓地コストにオルフェゴールを帰還できる。
  《オルフェゴール・トロイメア》で墓地へ送ることができるため、そのまま帰還へ繋げられる。
  

• 《ＢＦ−精鋭のゼピュロス》
  自分のカードをバウンスして自己再生できる。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》ならばバウンスしても即座に特殊召喚でき、除去効果を連発可能。
  

• 《ゾンビキャリア》・《エッジインプ・シザー》
  手札をデッキトップに戻すことで自己再生できる。
  墓地へ送りたいカードを戻し、《影星軌道兵器ハイドランダー》で即座に墓地へ送ることも可能。
  前者はチューナーのためシンクロ召喚へ繋げられ、後者は除外されないので使いまわせる。
  

• 光属性
  

• 《Ｅｍトリック・クラウン》
  墓地へ送られた場合に、1000ダメージと引き換えにＥｍを蘇生できる。
  自身も蘇生できるため容易に展開でき、エクシーズ召喚などへ繋げられる。
  

• 《超電磁タートル》
  墓地から除外することで相手バトルフェイズを終了させられる防御カード。
  大量展開されても１枚で攻撃を止められるため、返しのターンでの切り返しへ繋げ易い。
  

• 《ミラー・リゾネーター》
  相手フィールドにのみ、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいる場合に手札・墓地から特殊召喚できる。
  相手依存ではあるがノーコストのため、ピン挿しが活きるこのデッキでは採用しやすい。
  

• 炎属性
  

• 《ジェット・シンクロン》
  緩い条件かつ任意のタイミングで自己再生できる。
  《終末の騎士》などと共に《超重剣聖ムサ−Ｃ》を出し、《影星軌道兵器ハイドランダー》のサルベージへ繋げることも可能。
  

• 《Ｔｈｅ ｂｌａｚｉｎｇ ＭＡＲＳ》
  ３体の墓地コストで自己再生できる。
  攻撃力2600のアタッカーであり、戦線強化として活用可能。
  手札からも特殊召喚できるため、引いてしまっても腐りにくい。
  

• 水属性
  

• 《水晶機巧−ローズニクス》
  自身を墓地コストにトークンを生成できる。
  ディスアドバンテージ無くモンスターを増やせ、リンク素材などとして活用可能。
  

• 《黄泉ガエル》
  自分フィールドに魔法・罠カードが無い場合に自己再生可能。
  このデッキは永続カードが必須ではないため採用可能。
  防御も《超電磁タートル》や《ネクロ・ガードナー》などで補完できる。
  

• 風属性
  

• 《幻獣機オライオン》
  墓地へ送られた場合に幻獣機トークンを特殊召喚できる。
  ノーコストかつ発動条件が緩いため、手札コストなどとしても活用し易い。
  

• 《ラッシュ・ウォリアー》
  自身を墓地コストにシンクロンをサルベージ可能。
  《ジェット・シンクロン》を回収すれば、除外されずに再利用できる。
  《ジャンク・シンクロン》や《シンクロン・エクスプローラー》ならば、肥えた墓地を活用可能。
  

• 地属性
  

• 《ドットスケーパー》
  墓地へ送られた場合、または除外された場合に特殊召喚できる。
  元々ピン挿しとなるデッキのため、デュエル中に１度しか使えない制限は問題になりにくい。
  《妖精伝姫−シラユキ》による能動的な除外とも好相性。
  

• 《Ｈ・Ｃ サウザンド・ブレード》
  ダメージを受けた時に自己再生できる。
  単体で使いまわせ、各種素材や壁として働ける。
  【クラウンブレード】のギミックを混合させることも可能。
  

• 《ペロペロケルペロス》
  ダメージを受けた際に除去ができ、墓地にあるだけで牽制となる。
  自爆特攻から能動的に発動し、攻めの速度を上げることも可能。
  

• 《ボルト・ヘッジホッグ》
  自分フィールドにチューナーがいれば自己再生可能。
  発動条件が緩く、シンクロ召喚やリンク召喚に繋ぎ易い。
  

―その他相性の良いモンスター

• 《フォーマッド・スキッパー》
  閃刀姫リンクモンスターによる墓地肥やしへ繋げられる。
  ピン挿しが多くなるこのデッキにおいて、初動の安定化へ貢献できるのは明確なメリット。
  

• 《召喚僧サモンプリースト》
  エクシーズ召喚などへの繋ぎとしても活用できるため、高い柔軟性を持つ。
  闇属性をリクルートして《Ｎｏ.６６ 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》を出せば、《影星軌道兵器ハイドランダー》を守ることもできる。
  

• 《キラー・トマト》
  戦闘破壊され墓地へ送られた時に限るが、闇属性を広範にリクルート可能。
  《黒き森のウィッチ》・《オルフェゴール・トロイメア》・《亡龍の戦慄−デストルドー》などが候補として挙げられる。
  

• 《精霊神后 ドリアード》
  モンスターの種類が多くなる関係上、属性が分散し易いため、比較的特殊召喚を狙い易い。
  特殊召喚無効のコストで墓地アドバンテージを減らしてしまうが、《影星軌道兵器ハイドランダー》の除去コストで補給できる。
  また、《黒き森のウィッチ》でのサーチにも対応する。
  

エクストラデッキのモンスターについて †

―リンクモンスター

• 《トロイメア・ケルベロス》・《トロイメア・フェニックス》
  カード名が異なるモンスター２体を素材とするリンク２。
  このデッキは同名モンスターの複数採用を避けるため、リンク素材の縛りは無いも同然。
  除去効果も汎用性が高く、墓地へ送りたいカードを手札コストによって処理することもできる。
  

• 《オルフェゴール・ガラテア》
  オルフェゴールを含む効果モンスター２体を素材とするリンク２。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》をサーチできる《オルフェゴール・クリマクス》をデッキからセット可能。
  

• 《聖魔の乙女アルテミス》
  レベル４以下の魔法使い族を素材とするリンク１。
  《黒き森のウィッチ》を即座に墓地へ送れる。
  《転生炎獣アルミラージ》と異なり特殊召喚されていてもリンク素材にできる。
  

• 《クリフォート・ゲニウス》
  機械族２体を素材とするリンク２。
  リンク先に同時にモンスターが特殊召喚された際、《影星軌道兵器ハイドランダー》などをサーチできる。
  トリガーとしては、《スケープ・ゴート》・《超カバーカーニバル》などが候補となる。
  

• 《見習い魔嬢》
  闇属性２体を素材とするリンク２。
  破壊された場合に、《影星軌道兵器ハイドランダー》などの闇属性をサルベージ可能。
  

• 《暗影の闇霊使いダルク》
  闇属性を含む２体を素材とするリンク２。
  戦闘・相手の効果で破壊された場合に、《影星軌道兵器ハイドランダー》などの守備力1500以下の闇属性をサーチ可能。
  

―シンクロモンスター

• 《超重剣聖ムサ−Ｃ》
  シンクロ召喚に成功した時に、ノーコストで機械族１体をサルベージ可能。
  墓地に魔法・罠カードがあると即座に特殊召喚はできないが、自身がアタッカー兼壁となるので戦線は形成できる。
  

• 《ドリル・ウォリアー》
  タイムラグはあるが、モンスターを毎ターンサルベージ可能。
  

• 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
  やや運が絡むものの、シンクロ召喚時の効果で墓地肥やしと《影星軌道兵器ハイドランダー》のサーチ両方を狙える。
  デッキ内のモンスターの比率を高めておけば、このカード１枚から即座に墓地に５種類のモンスターを用意することも可能。
  

―エクシーズモンスター

• 《宵星の機神ディンギルス》
  ランク８だが、オルフェゴールリンクモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できるため、出すことは比較的容易。
  自分フィールドのカードの破壊をエクシーズ素材で身代わりできるため、耐性の無い《影星軌道兵器ハイドランダー》などを守ることが可能。
  

• ランク４
  《Ｅｍトリック・クラウン》や《召喚僧サモンプリースト》などの存在からエクシーズ召喚が可能。
  採用できるモンスターは膨大なため、環境や流行によって変えるといいだろう。
  

魔法・罠カードについて †

　《影星軌道兵器ハイドランダー》は魔法・罠カードを参照しないため、積むことによるデメリットが無い。

―《影星軌道兵器ハイドランダー》をサーチできる魔法・罠カード

• 《オルフェゴール・クリマクス》
  墓地から除外することで、機械族・闇属性１体のサーチまたは除外ゾーンからの回収が可能。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》を、ディスアドバンテージ無く即座に手札に加えられる稀有な効果であり、このデッキでは墓地へも送り易い。
  《カオス・ベトレイヤー》など、《影星軌道兵器ハイドランダー》の除外手段を入れておけばサルベージ手段ともなる。
  発動するターンは機械族・闇属性しか特殊召喚できなくなるため、相手ターンでの発動が望ましい。
  

• 《魔導契約の扉》
  魔法カードを相手に渡すことで、レベル７・８の闇属性をサーチできる通常魔法。
  下準備無く《影星軌道兵器ハイドランダー》をサーチできるが、ディスアドバンテージが大きいために使いどころが難しい。
  採用する場合、腐らないようにサーチ先を増やしておくと良いだろう。
  

• 《クロス・ブリード》
  同種族・同属性のモンスター２種類を除外することで、同種族・同属性の別モンスターをサーチできる通常魔法。
  このデッキは基本的に全てのモンスターのカード名が異なるため、同名カードが使えない制限は問題にならない。
  そのまま使うにはコストが重いが、機械族・闇属性であるオルフェゴールのリンクモンスターを採用しておけば効果コストに使える。
  

• 《苦渋の黙札》
  リリースコストにしたモンスターと同じ種族・属性・レベルの別モンスターをサーチまたはサルベージする通常罠。
  特殊召喚し易い機械族・闇属性・レベル８としては、《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》・《ギミック・パペット−シャドーフィーラー》などが存在する。
  

• 《混沌領域》
  手札コストにした光・闇属性モンスターと異なる属性の、レベル４〜８の特殊召喚モンスターをサーチする通常魔法。
  光属性モンスターを手札コストにすることで《影星軌道兵器ハイドランダー》のサーチが可能。
  手札に来た《妖精伝姫−シラユキ》や《超電磁タートル》を墓地へ送りながらサーチを狙える。
  

―モンスターを特殊召喚できる魔法・罠カード

• 《閃刀機−ホーネットビット》
  《閃刀起動−エンゲージ》でサーチできるため、併用することで初動の安定化に繋がる。
  墓地肥やしとしても有用であり、以下の手順によって、墓地に５種類のモンスターを単体で即座に用意できる。
  

  1. 《閃刀機−ホーネットビット》を発動し、閃刀姫トークンをリンク素材に《閃刀姫−カガリ》をリンク召喚。
  2. 《閃刀姫−カガリ》の効果で《閃刀機−ホーネットビット》をサルベージ。
  3. 《閃刀姫−カガリ》をリンク素材に、《閃刀姫−シズク》→《閃刀姫−ハヤテ》→《閃刀姫−カイナ》と順にリンク召喚。
  4. 再度《閃刀機−ホーネットビット》を発動し、閃刀姫トークンをリンク素材に《リンクリボー》などのリンク１をリンク召喚。
  5. 《閃刀姫−カイナ》とリンク１をリンク素材にリンク２をリンク召喚。

• 《ワン・フォー・ワン》
  《フォーマッド・スキッパー》・《ジェット・シンクロン》などをリクルートすることでリンク２に繋がる。
  手札コストも墓地肥やしとなり、戦術の範囲が広がる。
  

• 《超カバーカーニバル》
  除外ゾーン以外のどこからでも《ＥＭディスカバー・ヒッポ》を出せるため、展開カードとして優秀。
  《ＥＭディスカバー・ヒッポ》自体は１枚でよいことも、このデッキでは利点となる。
  トークン生成は任意のため展開を阻害せず、状況次第では壁として活用できる。
  

• 《スケープ・ゴート》
  羊トークンを利用した連続リンク召喚により、墓地を肥やして《影星軌道兵器ハイドランダー》の特殊召喚条件を満たし易くなる。
  第２のアタッカーとなるリンクモンスターへ繋げられる点も優秀。
  

• 《簡易融合》・《簡素融合》
  エクシーズ召喚やリンク召喚の素材として、状況に応じたモンスターを用意できる。
  《テセウスの魔棲物》を採用しておけば高レベルのシンクロ召喚も可能。
  狙ったモンスターを引き込みにくいこのデッキにおいて、１枚で様々なモンスターを用意できるのはメリット。
  

―墓地を肥やす魔法・罠カード

• 《おろかな埋葬》
  状況に応じて任意のモンスターを墓地へ送ることができ、回転サポートとして有用。
  場合によっては《影星軌道兵器ハイドランダー》を墓地へ送ることでサルベージへ繋げる手もある。
  

• 《おろかな副葬》
  《オルフェゴール・クリマクス》を墓地へ送ることで《影星軌道兵器ハイドランダー》のサーチが可能。
  採用する場合、《スキル・プリズナー》や《迷い風》なども採用しておくと腐りにくくなる。
  

• 《星邪の神喰》
  オルフェゴールや《水晶機巧−ローズニクス》など、自身を墓地コストとする効果をトリガーに後続を墓地へ送ることができる。
  採用する場合、《ネクロ・ガードナー》・《ＳＲ三つ目のダイス》・《シールド・ウォリアー》などが追加採用候補となる。
  

• 《スネーク・レイン》
  手札コストにモンスターを使えば、一度に５体のモンスターを墓地へ送ることが可能。
  採用する場合、爬虫類族の比率を上げ、類似した自己強化効果を持つ《毒蛇王ヴェノミノン》や《邪龍アナンタ》などを併用すると良い。
  

• 《針虫の巣窟》
  デッキトップを５枚墓地へ送る通常罠。
  罠カードゆえの遅さはあるが、コストや発動条件が一切ないシンプルな墓地肥やしカード。
  

―墓地を利用する魔法・罠カード

• 《死者転生》
  蘇生できない《影星軌道兵器ハイドランダー》をサルベージして再利用できる。
  除去効果コストで落ちたモンスターの回収も可能。
  

• 《熱き決闘者たち》
  継続的なサルベージが可能であり、ピン挿し構築の弱点である複数回利用の難しさを軽減可能。
  相手のセット枚数が減るため、《影星軌道兵器ハイドランダー》で即座に除去でき、制圧力が向上する。
  魔法・罠除去効果によって露払いを行えば、《影星軌道兵器ハイドランダー》での除去をモンスターに回せる。
  

• 《貪欲な壺》
  肥やした墓地を利用してドローしつつ、再利用へ繋げることが可能。
  《影星軌道兵器ハイドランダー》の特殊召喚後ならば、墓地のモンスターが５種類以下になっても問題ない。
  ただし、墓地のモンスターを１枚以下にしてしまうと除去効果が発動できなくなるので注意。
  

―その他相性の良い魔法・罠カード

• 《サイバネット・マイニング》
  手札コストによって下級サイバース族をサーチできる通常魔法。
  《フォーマッド・スキッパー》・《夢幻崩界イヴリース》・《ドットスケーパー》などをサーチすることでリンク召喚に繋がる。
  

• 《ギャラクシー・サイクロン》
  手札に引いても墓地へ送られても腐りにくい魔法・罠除去カード。
  《虚無空間》など厄介な永続カードへ対抗できるが、《王家の眠る谷−ネクロバレー》には変わらず弱い。
  

戦術 †

　墓地を肥やして《影星軌道兵器ハイドランダー》を特殊召喚し、除去効果と高攻撃力を活かしてビートダウンする。
　墓地が肥えやすく、多様なカードを採用し易いため、多彩な戦法を取ることが可能。
　魔法・罠カードに対しては制限が無いので、ドローやカウンターなどの補完を任せられる。

このデッキの弱点 †

　《影星軌道兵器ハイドランダー》は耐性が無い上に蘇生できないため、除去に弱い。
　サルベージ手段も限られているため、汎用カードなどによる防御手段を用意しておくことが望ましい。

　墓地利用および特殊召喚が大前提のデッキであるため、《マクロコスモス》や《虚無空間》・《王家の眠る谷−ネクロバレー》などの前では機能停止もあり得る。
　コンセプト上、同名モンスターを積みにくいため、欲しいカードを引き込めず、思うように動けない場合もある。

代表的なカード †

• 《影星軌道兵器ハイドランダー》
• 《ハイドランダー・オービット》

関連リンク †

• ハイランダー

• デッキ集

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