【森羅】 -遊戯王カードWiki

【森羅(しんら)】 †

デッキの概要 †

　LEGACY OF THE VALIANTで登場した森羅と名の付いたモンスターで戦うデッキ。
　デッキの上のカードをめくる効果により墓地を肥やし、デッキからめくられて墓地へ送られた場合に発動する効果でアドバンテージを稼ぐ。

《森羅の賢樹 シャーマン/Sylvan Sagequoia》
効果モンスター
星７/風属性/植物族/攻2600/守2100
「森羅」と名のついたモンスターが墓地へ送られた時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
１ターンに１度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、
そのモンスターを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「森羅」と名のついた魔法・罠カード１枚を選択して手札に加える事ができる。

《森羅の施し/Sylvan Charity》
通常魔法
デッキからカードを３枚ドローする。
その後、「森羅」と名のついたカード１枚を含む手札のカード２枚を相手に見せ、
好きな順番でデッキの上に戻す。
手札に「森羅」と名のついたカードが無い場合、
手札を全て相手に見せ、好きな順番でデッキの上に戻す。
「森羅の施し」は１ターンに１枚しか発動できない。

《森羅の霊峰/Mount Sylvania》
フィールド魔法
自分のメインフェイズ時に手札または自分フィールド上に表側表示で存在する、
植物族モンスター１体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「森羅」と名のついたカード１枚を選んでデッキの一番上に置く。
「森羅の霊峰」のこの効果は１ターンに１度しか使用できない。
また、相手のエンドフェイズ時に１度だけ、
自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。
めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのカードを墓地へ送る。
違った場合、そのカードをデッキの一番上または一番下に戻す。

《森羅の恵み/Sylvan Blessing》
通常罠
手札を１枚選んで持ち主のデッキの一番上またはデッキの一番下に戻し、
自分の手札・墓地から「森羅」と名のついたモンスター１体を選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、
このカード以外のカードの効果を受けず、
エンドフェイズ時に持ち主のデッキの一番上または一番下に戻す。

デッキ構築に際して †

　森羅の効果で墓地へ送ることができるのは植物族のみのため、植物族モンスターの比率を多めにする必要がある。
　森羅以外のモンスターも植物族で固め、墓地を利用できる構築にしたい。

メインデッキのモンスターについて †

―森羅

• 下級森羅
  • 《森羅の花卉士 ナルサス》
    森羅の下級モンスターでは攻撃力が高い方なのでアタッカーになる。
    デッキをめくる効果は召喚に成功した時のみで、めくる枚数も１枚だけなので、デッキトップを操作しなければこのカードで他の森羅の効果を使うのは難しい。
    このカード自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果はデッキトップに森羅をサーチする効果。
    モンスターをサーチした場合、次の自分のターンまでにデッキをめくって墓地へ送るカードがなければ、次のターンのドローロックになるので、使うかどうかはよく考えたい。
    このデッキのキーカードである《森羅の霊峰》、《森羅の施し》をデッキトップに置けるため次の展開につなげられる。
    

• 《森羅の影胞子 ストール》
  森羅の下級モンスターで最も守備力が高いので壁になる。
  デッキをめくる枚数は５枚と多いが、リバースする必要があるため、リバースを補助するカードと併用するのもよいだろう。
  このカード自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果は魔法・罠除去と比較的扱いやすい効果だが展開が遅れがちになるので採用枚数は考えたい。
  

• 《森羅の葉心棒 ブレイド》
  森羅の下級モンスターでは最も攻撃力が高いのでアタッカーとして使用できる。
  デッキをめくる枚数は１枚のみで、戦闘破壊をトリガーとしているため、こちらの効果はあまり期待できない。
  めくられて墓地へ送られた場合の効果は自己サルベージなので、アタッカーや手札コストの確保に役に立つ。
  

• 《森羅の水先 リーフ》
  攻撃力・守備力ともに中途半端なので、戦闘面ではあまり期待はできない。
  召喚に成功した時にデッキを２枚めくる効果を持ち、《森羅の施し》でデッキトップに戻す枚数と同じであり、ドローロックを回避しやすいため重宝する。
  デッキからめくられて墓地へ送られた場合の効果はモンスター除去であり、こちらの効果も優秀。
  

• 《森羅の実張り ピース》
  攻撃力・守備力ともに森羅ではとても低く、デッキをめくる枚数も１枚のみ。
  だがこのカードは特殊召喚時にも発動するので、植物族の豊富な蘇生サポートなどを絡めての運用が可能。
  自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果はレベル４以下の植物族の蘇生。
  このカード自身を蘇生すればさらにデッキをめくれるが、他のレベル４以下の森羅は特殊召喚では効果を使用できないものが多いので、《ローンファイア・ブロッサム》など、相性の良い植物族を早々に墓地へ送っておきたい。
  この方法での蘇生効果は１ターンに１度しか使えないため、効果を使用した後に再び、デッキのこのカードをめくって墓地へ送っても蘇生はできない。
  

• 《森羅の神芽 スプラウト》
  攻撃力・守備力共に低く、デッキをめくる効果も特殊召喚時にしか発動できない。
  しかし自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果は植物族限定の《ワン・フォー・ワン》と非常に強力。
  《森羅の実張り ピース》やデッキの同名カードをリクルートしてめくったり、《コピー・プラント》や《イービル・ソーン》をリクルートしてエクシーズ召喚・シンクロ召喚・リンク召喚に繋げたりと使い方は豊富である。
  

• 《森羅の姫芽君 スプラウト》
  自身をリリースしてデッキトップにスプラウトをサルベージする。
  同名カードや《森羅の神芽 スプラウト》の効果を狙って発動することができる。
  自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果はレベル変更をしつつの自己再生。
  エクシーズ召喚やシンクロ召喚へ繋ぐのに役立つ優秀な効果なので、積極的に使いたい。
  

• 《森羅の隠蜜 スナッフ》
  デッキからめくられて墓地へ送られた場合だけでなく、フィールド・手札から墓地へ送られても効果が発動する。
  効果は追加でデッキトップをめくるというものだが、《森羅の霊峰》との相性が抜群。
  他にも手札コストに使えばとりあえずデッキトップをめくることができる。
  

• 上級・最上級森羅
  • 《森羅の賢樹 シャーマン》
    レベル７の最上級モンスターでありながら、森羅が墓地へ送られた時という非常に緩い特殊召喚効果を持つ。
    カードをめくる効果は１枚のみなので、こちらにはあまり期待せず簡単にフィールドに出せるアタッカーとして戦闘面で期待したい。
    自身がめくられて墓地へ送られた場合の効果は森羅の魔法・罠カードのサルベージであり、《森羅の施し》を回収できると非常に強力。
    

• 《森羅の番人 オーク》
  レベル６の上級モンスターだが、攻撃力は上級モンスターの水準には達している。
  カードをめくる効果を毎ターン使用でき３枚もめくるので、維持できれば森羅の効果を多く利用できる。
  このカード自身がめくられて墓地へ送られた場合に使える効果は植物族をデッキトップにサルベージする効果。
  《森羅の花卉士 ナルサス》と同じく、次の自分のターンまでにめくって墓地へ送る効果を使わなければドローロックになるが、使用した《ローンファイア・ブロッサム》を再利用することが可能。
  

• 《森羅の仙樹 レギア》
  レベル８の最上級森羅。
  こちらもカードをめくる効果を毎ターン使用できる。
  めくる枚数は１枚のみだが、植物族モンスターだった場合墓地へ送った後に１ドローもできるので、アドバンテージが大きい。
  このカード自身がめくられて墓地へ送られた場合に発動する効果はデッキトップから３枚までを確認し任意の順番で戻す効果。
  このデッキではデッキトップのカードはかなり重要なので役に立つ効果である。
  

―その他相性のいいモンスター

• 植物族関連
  • 《ローンファイア・ブロッサム》
    植物族をリクルートする効果を持つカードで、全ての森羅をリクルートできる。
    ただし下級森羅は特殊召喚で効果を発揮するのが少ないため、なるべく《森羅の仙樹 レギア》等の上級森羅を狙いたい。
    

• 《スポーア》・《アマリリース》・《フラボット》・《薔薇恋人》・《にん人》・《バラガール》
  墓地へ送られた場合や墓地に存在するときに効果を使える植物族。
  《アマリリース》は上級森羅のアドバンス召喚を補助でき、チューナーである《スポーア》はシンクロ召喚やエクシーズ召喚も視野にできる。
  《フラボット》はデッキトップと手札のカード１枚を交換できるので、デッキトップの操作に役立つ。
  《薔薇恋人》は自身を墓地から除外することで手札の植物族１体を特殊召喚でき、手札事故の回避に繋がる。
  《にん人》はフィールドの低レベルモンスターや手札で腐ったカードを活用でき、シンクロ素材やエクシーズ素材やリンク素材にもなる。
  《バラガール》は、自己サルベージと特殊召喚が可能で、シンクロ召喚の補助や、《森羅の霊峰》のコストとして最適である。
  

• 《薔薇の聖騎士》
  手札から特殊召喚できる《森羅の賢樹 シャーマン》をサーチしてくることが可能なため、間接的に展開の補助となる。
  

• 《ギガプラント》・《ブルーローズ・ドラゴン》・《ロードポイズン》
  植物族の蘇生効果を持ったモンスター。
  森羅の墓地肥やしと蘇生は相性は良いが、欲しいモンスターが都合よく墓地へ送られるとも限らない。
  《ローンファイア・ブロッサム》を特殊召喚し間接的なリクルートにする等、汎用性の高い植物族も合わせて採用したい。
  

• 《コピー・プラント》
  レベル操作効果を持つ植物族チューナー。
  シンクロ素材・エクシーズ素材として有用なモンスターであり、特に《森羅の鎮神 オレイア》・《森羅の守神 アルセイ》のエクシーズ召喚を狙う場合には積極的に採用したい。
  レベル１なので、《森羅の神芽 スプラウト》からリクルートすることが可能であり、《森羅の恵み》等と組み合わせることでエクシーズ召喚を強力にサポートしてくれるだろう。
  《森羅の仙樹 レギア》でレベル８まで合わせられるので《アルティマヤ・ツィオルキン》や《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の特殊召喚に繋がるのも大きいポイント。
  

• 《イービル・ソーン》
  同名モンスターを２体までリクルートする植物族。
  《森羅の神芽 スプラウト》や《ワン・フォー・ワン》に対応し《森羅の姫芽宮》を即座にエクシーズ召喚できる。
  手札に２枚来てしまっても《森羅の施し》でデッキに戻すことができる。
  

• 《魔天使ローズ・ソーサラー》
  《森羅の賢樹 シャーマン》と合わせて、《森羅の鎮神 オレイア》をはじめとするランク７のエクシーズ召喚を狙える。
  いざという時は打点不足を補うアタッカーになりつつ、召喚に成功した時やリバースした時に効果を発動する森羅を手札に回収して使い回すことが可能。
  

• 《魔導雑貨商人》
  魔法・罠カードが出るまでデッキをめくり、最初に出た魔法・罠カードを手札に加える効果を持つリバースモンスター。
  めくられて墓地へ送られた場合の効果を発動する森羅とは相性が抜群であり、複数の効果を一度に発揮できる。
  同じくリバースした時の誘発効果を持つ《森羅の影胞子 ストール》とは《太陽の書》等のサポートカードを共有できるため特化した構築も良いだろう。
  

• 《クリバンデット》
  デッキから５枚もカードをめくるので、採用候補になる。
  しかし発動タイミングがエンドフェイズな上に召喚権を消費するので、考えなしで効果を使うとディスアドバンテージを背負うので注意。
  

• 《強欲なポッド》
  相手依存の効果ではあるが、カードをめくるので、こちらも採用候補。
  召喚権を消費してしまうが、《森羅の影胞子 ストール》とリバース効果を共有出来るので、リバース補助のカードも併せて投入したい。
  ２つ目の効果で墓地へ送るならば、除去を行える《旧神ヌトス》、森羅の再利用や相手の墓地のカードも狙える《ＰＳＹフレームロード・Ω》等が良い。
  

• 《ダーク・ドリアード》
  地・水・炎・風の４属性のモンスターをデッキトップに仕込める。
  幸い森羅は属性がバラけているため、デッキ構成への負担も少ない。
  トリガーが無い場合には、《森羅の水先 リーフ》をデッキの一番上へ置けば良い。
  

• 《精霊神后 ドリアード》
  メインデッキに入る森羅には神属性を除く６属性のモンスターが揃っており、デッキの性質上墓地へ送られやすいので、採用候補になる。
  しかし、メインデッキに入る森羅には闇属性が《森羅の隠蜜 スナッフ》しかおらず、《イービル・ソーン》などと併用したほうが良い。
  

• 《デブリ・ドラゴン》
  このデッキでは蘇生対象となるモンスターも多いので採用候補となる。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》なら後半の効果を活かすこともできるので相性がいい。
  

• 《絶対王 バック・ジャック》
  デッキトップ操作、めくって墓地へ送るといった、森羅によく似た動きができる効果を持っているので、採用候補にはなるか。
  

• 《ゾンビキャリア》・《エッジインプ・シザー》
  手札に来てしまった森羅をデッキトップに戻すことで自己再生が出来、そこから森羅の効果を使って墓地へ送れば、それらの効果を使うことが出来る。
  《森羅の霊峰》でも同じような動きが出来る上、手札に左右されてしまう面もあるが、手札をデッキトップに置いてから動く都合上、実際の損失は思っているよりも小さい事が多い点は、こちらに分がある。
  《森羅の霊峰》のコストで墓地へ送った際、《サイクロン》等で破壊されると不発になってしまうが、その心配がないのも強み。
  また、《ゾンビキャリア》はレベル２のチューナーであり、《エッジインプ・シザー》はレベル３モンスターのため、そこからシンクロ召喚やエクシーズ召喚に繋げる事も可能。
  《墓穴の指名者》等が弱点ではあるが、デッキトップ操作は行われる為、最低限の仕事はこなせる。
  

エクストラデッキのモンスターについて †

−森羅

• 《森羅の姫芽宮》
  ランク１のエクシーズモンスター。
  【森羅】のレベル１は多く、また《森羅の神芽 スプラウト》によりデッキからレベル１モンスターを特殊召喚できるためエクシーズ召喚は狙いやすい。
  前半の効果は森羅特有のデッキトップをめくる効果だが、めくられたのが魔法・罠カードなら手札に加えることができるという他の森羅と違い植物族以外がめくられてもアドバンテージが取れる。
  後半の効果は森羅を墓地から特殊召喚できる。
  効果を発動する時点で墓地に森羅がいるならばコストで墓地へ送った森羅でも蘇生できるため手札で腐った森羅を素早くボード・アドバンテージに変換できる。
  どちらの効果も展開補助に役立ち、手札補充・大量展開の活躍をしてくれる。
  

• 《森羅の鎮神 オレイア》
  ランク７のエクシーズモンスター。
  森羅のレベル７は《森羅の賢樹 シャーマン》のみだが特殊召喚は容易なので、もう１体レベル７を用意できればエクシーズ召喚は難しくない。
  前半の効果は植物族をコストにそのレベル分デッキを確認して順番を入れ替えるもの。
  手札で腐った上級モンスターをコストにできれば最適である。
  後半の効果は森羅共通の効果にバウンス効果を加えた強力なもの。
  めくる枚数も３枚と多く、上手く行けば森羅の効果と合わせて一気にフィールドを制圧できる。
  植物族と元々相性のよい《増草剤》、自身の効果によってデッキトップを手札に加えることのできる《デーモンの宣告》などを使いまわすことができる。
  

• 《森羅の守神 アルセイ》
  ランク８のエクシーズモンスター。
  森羅のレベル８は《森羅の仙樹 レギア》のみのため、《コピー・プラント》や《ローンファイア・ブロッサム》でレベル８のリクルートを行いたい。
  前半の効果はノーコストの《デーモンの宣告》。
  当てれば当然アドバンテージになる上に、外しても森羅の固有効果や後半の効果に繋げられる。
  後半の効果は自分のデッキから効果でカードが墓地へ送られた場合に発動するバウンス効果。
  デッキトップでもデッキボトムでも構わないので、ドローロックや再利用を封じることができる。
  また、自分の森羅をデッキトップに戻して効果を使うと言った利用も可能。
  相手ターンに《森羅の恵み》を発動し《森羅の神芽 スプラウト》、《森羅の実張り ピース》を特殊召喚し効果で置いたモンスターを墓地へ送ることで相手ターンにも発動することができる。
  

• 《森羅の舞踏娘 ピオネ》
  植物族縛りのリンク２のリンクモンスター。
  (1)でデッキトップ３枚をめくり、植物族の特殊召喚と墓地送りを同時に熟せるため、展開並びに森羅の効果のトリガーとして役立つ。
  特殊召喚は最大２体まで選ぶことができ、特殊召喚しない事も選択できるため、あえて展開せずに墓地効果の使用を狙っても良いだろう。
  (2)はリンク先のモンスターのレベルを墓地の植物族と揃える効果であり、上記の高ランクのエクシーズ召喚をサポートできる。
  多少の運に左右されるもののどちらの効果の有用性が高く、たとえ外しても損はないので積極的にリンク召喚した上で効果を使っていきたい。
  

魔法・罠カードについて †

―森羅のサポートカード

• 《森羅の施し》
  森羅の手札交換カード。
  ドロー枚数は３枚と多いが、その後森羅を含めた２枚を相手に見せたうえでデッキトップに戻さなくてはならない。
  だがデッキトップを操作できるということでもあるので、めくる手段があるなら逆にアドバンテージにすることができる。
  手札に森羅がない場合は手札が０になる最悪のデメリットがあるが、基本的に森羅が手札にない場合に使うことはないので気にはならないだろう。
  

• 《森羅の霊峰》
  森羅のフィールド魔法。
  手札・フィールドの植物族をコストに森羅をデッキトップにサーチする効果と、相手のエンドフェイズに森羅モンスターに似たデッキをめくる効果を持つ。
  前半の効果は、デッキトップを効果を発動させたい森羅に変えることができるので、状況に応じて除去・展開に繋げられる。
  また、後半の効果はめくれたカードが植物族ならば墓地送りだが、植物族以外ならばそのカードをデッキトップかデッキボトムに戻せる。
  相手に警戒されてしまうが、手札に加えたいカードならばデッキトップに置きそのままドローする、というプレイングもある。
  

• 《森羅の恵み》
  森羅を特殊召喚する効果を持つ罠カード。
  手札１枚をデッキに戻す必要があるが、森羅をデッキトップに戻して別の森羅でめくって墓地へ送ればアドバンテージに変換できる。
  特殊召喚された森羅は他のカードの効果を受けないので、相手の妨害カード等も気にすることなく効果を発動したり攻撃できる。
  エンドフェイズにデッキに戻ってしまうので、それまでにエクシーズ素材・リリース等に使ったり、《森羅の霊峰》で墓地へ送ったりするのがベストである。
  

―植物族サポートカード

• 《超栄養太陽》
  《ローンファイア・ブロッサム》の他、特殊召喚時に効果を発揮する《森羅の実張り ピース》・《森羅の神芽 スプラウト》はどちらもレベルが低く、このカードでリクルートしやすい。
  またそれらのカードは単体で手札に来ても腐りがちなので、このカードのコストとしてしまえる他、効果使用済の《森羅の影胞子 ストール》などもリリース要員には最適。
  

• 《増草剤》
  植物族蘇生効果を持つ永続魔法。
  森羅全てを蘇生可能だが、デメリットとして通常召喚を阻害されるため、下級森羅より上級森羅を主軸とする場合に採用したい。
  この効果で特殊召喚したモンスターがフィールドから離れた時に自壊するデメリットがあるが、エクシーズ素材にしてしまえば自壊はしない。
  それを利用して《森羅の鎮神 オレイア》で使い回すことで、さらなる展開にも期待できる。
  

• 《狂植物の氾濫》
  墓地の植物族の枚数に比例して強化できる戦闘サポート。
  墓地を肥やしやすい森羅であればデュエル終盤になるほど効果を期待でき、機械族における《リミッター解除》と同様にエンドカードとしての役割が強い。
  

• 《薔薇の刻印》
  墓地の植物族１体を除外してコントロール奪取するカード。
  各種素材の確保や上級森羅のアドバンス召喚に利用でき、森羅であれば容易にコストも確保できる。
  

• 《ポリノシス》
  下級森羅は全般にステータスが低く、フィールドに維持するメリットが低い。
  それらを強力なカウンターカードに変換できるこのカードは有効である。
  《デーモンの宣告》を採用する場合は、ライフコストの兼ね合いから《神の宣告》と同等以上の有用性になる。

―その他相性の良い魔法・罠カード

• 《名推理》
  デッキをめくり続けて最初の通常召喚が可能なモンスターが相手が宣言したレベルと同じでなければ特殊召喚する通常魔法。
  森羅はレベルがばらけているため特殊召喚を狙いやすく、相手が宣言したレベルと同じ場合も共通効果のトリガーにできる。
  ただし、特殊召喚時に効果を発動できない森羅が存在する点には注意が必要。
  

• 《貪欲な壺》
  墓地アドバンテージを失うが、ハンド・アドバンテージを得られる。
  植物族は墓地アドバンテージを重視するサポートカードも多いが、このデッキでは序盤から高速で墓地が肥えるため、腐ることは少ない。
  また、デッキに必要な森羅が尽きる事態に陥ると動けなくなるため、保険としての採用も考えられる。
  

• 《デーモンの宣告》
  ライフコストこそ必要だが、毎ターンカードをめくることができる永続魔法。
  基本的に森羅だけで充分ではあるが、より確実に効果を使いたい場合に採用候補となる。
  単純に森羅の効果の発動を補助するだけでなく、《森羅の花卉士 ナルサス》や《森羅の番人 オーク》の効果でデッキトップに置いたカードをすぐ手札に加えることもできる。
  

• 《狂戦士の魂》
  デッキから最大８枚ものカードをめくれる速攻魔法。
  ライフ・アドバンテージ・ボード・アドバンテージ・墓地アドバンテージと、３つのアドバンテージを同時に得られる。
  しかし発動条件から複数枚採用はやや厳しい。
  

• 《ＲＵＭ−七皇の剣》
  《森羅の施し》や《フラボット》等でデッキトップの操作が比較的簡単にできるこのデッキでは、チャンスがあれば発動を狙うのは難しくない。
  エクストラデッキを圧迫しない為にも、採用するＮｏ.・ＣＮｏ.はできる限り厳選したい。
  通常では汎用性の高い《ＣＮｏ.１０１ Ｓ・Ｈ・Ｄａｒｋ Ｋｎｉｇｈｔ》か、高い攻撃力を持ち《森羅の守神 アルセイ》と同じ方法で進化前もエクシーズ召喚可能の《ＣＮｏ.１０７ 超銀河眼の時空龍》辺りとなるだろう。
  

• 《トップ・シェア》
  特定のカードをデッキトップに置くことで、森羅の効果を確実に発動出来る。
  それ以外でも、前述の《デーモンの宣告》と組み合わせる事で、疑似サーチとして使う事もでき、《ＲＵＭ−七皇の剣》を置く事で、時間差はあれど効果を使用する事も出来る等、相性の良いカードは多い。
  相手にも同じ効果が及ぶので、《森羅の守神 アルセイ》の効果で相手のカードをデッキトップに置いてドローロックを行う等で、思惑を潰していきたい。
  

戦術 †

　デッキからカードをめくるモンスターをフィールドに出す必要があり、初動は森羅の召喚か、《ローンファイア・ブロッサム》等で《森羅の仙樹 レギア》等を優先して出していく必要がある。
　植物族を多く採用し、森羅の効果に加えて墓地肥やしを行い、豊富なサポートカードを利用して戦線を維持することになる。
　デッキトップの操作は必要以上に行うと無駄になるため、カードをめくる効果を必ず挟み、アドバンテージにするようにしたい。

デッキの派生 †

【植物族フルモンスター】 †

　森羅の効果が必ず墓地肥やしになり、《森羅の仙樹 レギア》のドロー効果も必ず使用できるようになる。
　《ナチュル・パイナポー》のリリース確保も可能になる。

《天変地異》採用型 †

　お互いのデッキトップを常に確認できる《天変地異》を利用し、森羅モンスターの効果をより発動しやすくしたデッキ。
　裁定により《天変地異》適用下でも森羅の効果は発動できるため、めくる枚数の少ない《森羅の花卉士 ナルサス》等も安心して利用できるようになる。
　また、森羅自体と相性のよい《デーモンの宣告》と併用することで大量の手札を確保できる【天変地異コントロール】にもなる。

このデッキの弱点 †

　墓地へ送る必要があるため、《マクロコスモス》、《次元の裂け目》し等の除外系カードには弱い。
　特殊召喚を多用するため、《虚無空間》、《大天使クリスティア》等も辛いが、こちらは《森羅の水先 リーフ》で対処ができる。
　また、デッキトップが分かっていない場合、めくられて墓地へ送られた場合の効果が使えるかどうかは運任せになり、確実性がない。
　狙った効果を使うにはデッキトップの操作は不可欠となる。
　またそれゆえ、《森羅の霊峰》の効果にチェーンして《サイクロン》等を発動されるとディスアドバンテージとなり、厳しい戦いを強いられる。
　他、気にするほどではないが、デッキの植物族以外をめくってしまうと相手に情報アドバンテージを与えてしまう恐れがある。
　余談になるが、　レベル１の森羅モンスターの効果が運良く発動する事もあり、そうなった場合の特殊召喚先や、レベル調整を最善手で考えなければならない事もある為、盤面把握能力はもちろん、アドリブ力も試される。
　運次第では、自分のターンが長くなってしまう事もあるため、対戦マナーは極力意識しておきたい。

代表的なカード †

• 《森羅の霊峰》

• 《森羅の施し》

関連リンク †

• 森羅

• 【植物族】

• デッキ集

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