コントロール転移 -遊戯王カードWiki

コントロール転移 †

説明 †

　自分のモンスターのコントロールを相手に移すことを指す非公式用語。
　このwikiでは、「送りつける」と表現されることも多い。

　具体的に言えば、主に以下の２つの処理のことを指す。

1. モンスターのコントロールを相手に移す効果。
   ９期以降のテキスト上では基本的に以下のように記載されている。

   モンスターのコントロールを相手に移す。

2. 効果や召喚条件で、相手フィールドに自分のモンスターを召喚・特殊召喚する行為。

• 戦術としてのメリットは、以下のようなものが挙げられる。
  • 低ステータスのモンスターを攻撃表示で用意し、戦闘破壊することで大きな戦闘ダメージを与える。

• 相手にコントロールが移った時に誘発効果を発動するモンスターの効果を発動させる。
  この発動条件をもつモンスターについては下記参照。

• 受動的な発動条件を持つモンスターを送りつけ、能動的に発動条件を満たす。
  戦闘破壊された時や墓地へ送られた場合などの発動条件を自然に満たすことができる。
  

• 相手にメリットがあるデメリット効果を持つモンスターのコントロールを移すことで、自分がメリットを獲得するようにする。
  

• 自身へのデメリットを持ったモンスターを送りつけ、相手にデメリットを強要する。
  送りつける例としては、《超魔神イド》などの自身がフィールドに存在する限り、自分の特殊召喚を制限する効果を持つカードなどがある。
  また、《マタンゴ》など、カードデザインの時点で送りつけとデメリットが併存しているモンスターもいる。
  

• 強制効果を持ったモンスターを送りつけ、「相手が○○した時」や「相手によって○○された場合」などの発動条件を満たす。
  【暗黒界】や【魔界劇団】はこの戦術を軸としているカードが多い。

• コントロール転移によって相手フィールドにモンスターが存在する状況を作ることで、クシャトリラや《無限泡影》のような自分フィールドにモンスターが存在しないことを条件とするカードへのメタとする。
  

• 相手フィールドにモンスターが存在することを条件とするカードの効果を先攻１ターン目から発動・適用させる。
  

• 「墓地で発動する誘発効果」について。
  自分のカードは相手のフィールドにある状態で破壊されても、自分の墓地へ送る。
  つまり、効果を発動するのは自分である。
  

• 例：自分の《クリッター》をコントロール転移する。
  コントロールが移った状態の《クリッター》を破壊した場合、サーチ効果を使えるのは自分である。
  

• 原作・アニメにおいて―
  アニメGXにおける胡蝶蘭がこの戦術を軸にしたデュエリストである。
  フィールド魔法《虫媒花の園》でステータスの低い昆虫族を相手フィールドに移し、昆虫族との戦闘で意味を為す《インセクト・プリンセス》や装備魔法《インセクト・フェロモン》とコンボしている。
  また「十代vsエックス」戦では十代がエックスのフィールドに《Ｎ・グロー・モス》を特殊召喚しアニメ版効果を利用したデッキ破壊を行っている。

• アニメVRAINSで草薙翔一が使用するコードブレイカーデッキも、《コードブレイカー・ゼロデイ》を相手リンクモンスターのリンク先に送りつけて弱体化やバーンコンボに繋げる戦術であった。
  この戦術はOCGでも再現できるように調整されている。
  

• OCGにおける一般的な意味合いとは異なるが、原作・アニメDMのインセクター羽蛾やアニメGXの斎王はデメリットモンスターを事前に相手のデッキに投入している。
  原作の羽蛾は相手がドローするのを待っていたが、アニメ版及び斎王は能動的にリクルートするカードを発動して強引にフィールドに引っ張り出している。
  ある意味では、これも「デメリットになるモンスターを送りつけ、自分のメリットにするコンボデッキ」と言えるだろう。
  

• 原作・アニメDMではモンスター以外・フィールド以外でもコントロール転移が行われている。
  「遊戯vsペガサス」戦(２戦目)において、ペガサスが魔法カード《魔法を打ち消す結界》を相手のフィールドで発動させている。
  これがルールによるものなのか、テキスト上確認できない効果によって可能だったのかは不明。
  「城之内vs闇マリク」戦において、闇マリクが使用した《地獄詩人ヘルポエマー》は相手の墓地へ送られる効果を持っていた。
  「闇遊戯vs闇マリク」戦において、闇マリクが使用した《暗黒の魔再生》はサルベージした魔法カードが相手の墓地へ送られる効果を持っていた。
  

• ラッシュデュエルにおいては、アニメSEVENSの「ロミンvs洗井」戦でロミンがこの戦術を効果的に使用。
  守備力０のモンスター２体を送りつけ、貫通を付与したモンスターで殴る事で相手に大ダメージを与えて１ターンキルを成功させている。
  この際、戦闘破壊された側のモンスターも演出上では攻撃に参加するような描写になっており、「自分のモンスターを攻撃の的に利用した」という悪印象を与えない様に配慮されている。
  
  • ロミンは後の「vsプリンセスG」戦でも、モンスター２体を送りつける事で相手モンスターの数に比例して強化される効果を有効活用しており、送りつけの利用が上手いキャラクターとして演出されている。
    

関連カード †

コントロールを相手に移す効果を持つカード †

　※コントロールを入れ替える効果は除く

• 《天孔邪鬼》
• 《アルカナフォースＶＩＩ−ＴＨＥ ＣＨＡＲＩＯＴ》
• 《アルカナフォースＸＶＩＩＩ−ＴＨＥ ＭＯＯＮ》
• 《異次元への案内人》
• 《寝ガエル》
• 《禰須三破鳴比》
• 《パンドラの宝具箱》
• 《プリン隊》
• 《魔界劇団−コミック・リリーフ》
• 《マタンゴ》

• 《外法の騎士》
• 《慈愛の賢者−シエラ》
• 《戦華の叛−呂奉》

• 《混沌幻魔アーミタイル−虚無幻影羅生悶》

• 《四獣層ウォンキー》
• 《Ｎｏ.２６ 次元孔路オクトバイパス》

• 《オイラーサーキット》
• 《神々の黄昏》
• 《賢者の聖杯》
• 《シエンの間者》
• 《死のマジック・ボックス》
• 《薔薇の刻印》

• 《Ａ・∀・ＶＶ》
• 《バトル・テレポーテーション》
• 《ヘッド・ジャッジング》

自分のカードを相手フィールドに召喚する効果を持つカード †

• 《ラーの翼神竜−球体形》

自分のカード・トークンを相手フィールドに特殊召喚する効果を持つカード †

※特に記載のないものは自身を特殊召喚する。
　また、自身以外を特殊召喚するものは、枚数の記載が無い限り１体のみ特殊召喚する。

• 壊獣
  • 《海亀壊獣ガメシエル》
  • 《壊星壊獣ジズキエル》
  • 《怪粉壊獣ガダーラ》
  • 《多次元壊獣ラディアン》
  • 《怒炎壊獣ドゴラン》
  • 《粘糸壊獣クモグス》
  • 《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》

• 暗黒界
  • 《暗黒界の隠者 パアル》（同名カード以外の墓地の暗黒界/手札・墓地・除外の悪魔族）
  • 《暗黒界の導師 セルリ》

• 《暗黒界の鬼神 ケルト》（デッキの悪魔族）

• 《暗黒界の魔神王 レイン》（デッキ・墓地のレベル４以下の暗黒界）

• 《アイヴィ・ウォール》（アイヴィトークン）
• 《アルギロスの落胤》
• 《ヴォルカニック・トルーパー》（ボムトークン）
• 《エーリアン・スカル》
• 《悦楽の堕天使》（手札・デッキの堕天使）
• 《Ｃｏｕｐｌｅ ｏｆ Ａｃｅｓ》
• 《寄生虫パラサイド》
• 《クリック＆エコー》
• 《サイレント・ウォビー》
• 《サボウ・ファイター》（ニードルトークン）
• 《転生炎獣ウィーゼル》（墓地のサラマングレイト）
• 《シード・オブ・フレイム》（シードトークン）
• 《宵星の騎士ギルス》（星遺物トークン、お互い）
• 《俊足なカバ バリキテリウム》（墓地のレベル４）
• 《ＳＰＹＲＡＬ−ダブルフェイク》
• 《素早いムササビ》（デッキの《素早いムササビ》を任意の数）
• 《チュウボーン》（チュウボーンＪｒ.トークン３体）
• 《ツクシー》（ツクシトークン）
• 《Ｄ−ＨＥＲＯ ダークエンジェル》（墓地のＤ−ＨＥＲＯ）
• 《Ｄ−ＨＥＲＯ ディパーテッドガイ》
• 《夢幻崩界イヴリース》
• 《ハウスダストン》（手札・デッキのダストンを任意の数、お互いのフィールドに同じ数）
• 《飛翔するＧ》
• 《魔界劇団−リバティ・ドラマチスト》
• 《ミラクル・フリッパー》
• 《雷帝家臣ミスラ》（家臣トークン）
• 《ワーム・アグリィ》
• 《Gen the Diamond Tiger》（手札・デッキの《Ken the Warrior Dragon》）
• 《Ken the Warrior Dragon》（手札・デッキの《Gen the Diamond Tiger》）

• 《ヴォルカニック・クイーン》
• 《サタンクロース》
• 《スクラップ・ゴーレム》（墓地のスクラップ）
• 《接触するＧ》
• 《超重武者ヒキャ−Ｑ》（手札のモンスター２体まで）
• 《氷結界のロイヤル・ナイト》（アイスコフュントークン）

• 《ガイストーチ・ゴーレム》
• 《銀河眼の時源竜》
• 《極星邪龍ヨルムンガンド》
• 《極星邪狼フェンリル》
• 《原始生命態ニビル》（原始生命態トークン）
• 《ジュラック・スピノス》（スピノストークン）
• 《星遺物−『星槍』》（星遺物トークン、お互い）
• 《閃術兵器−Ｈ.Ａ.Ｍ.Ｐ.》
• 《トーチ・ゴーレム》
• 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
• 《Veidos the Eruption Dragon of Extinction》

• 《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》（邪眼神トークンを指定の数、お互いのフィールドに同じ数）
• 《海造賊−荘重のヨルズ号》（海造賊トークン、お互い）

• 《ＣＸ ギミック・パペット−ファナティクス・マキナ》（墓地のモンスター）
• 《ギミック・パペット−ファンタジクス・マキナ》
• 《召煌女クインクエリ》（自分か相手の墓地のレベル５）

• 《コードブレイカー・ウイルスソードマン》（手札・デッキ・墓地の《コードブレイカー・ゼロデイ》）
• 《コードブレイカー・ウイルスバーサーカー》（手札・墓地のコードブレイカー２体まで）
• 《サモン・ソーサレス》（手札のモンスター）
• 《閃刀姫−カメリア》

• 《闇黒世界−シャドウ・ディストピア−》（シャドウトークンを指定の数）
• 《ヴィシャス・クロー》（イービル・トークン）
• 《禁呪アラマティア》（勇者トークン）
• 《Ｃｏｎｃｏｕｒｓ ｄｅ Ｃｕｉｓｉｎｅ〜菓冷なる料理対決〜》（手札・デッキ・エクストラデッキのヌーベルズペンデュラムモンスターまたは聖菓使ペンデュラムモンスター）
• 《妨げられた壊獣の眠り》（デッキの壊獣）
• 《地獄人形の館》（墓地のギミック・パペット）
• 《魂の共有−コモンソウル》（手札のネオスペーシアン）
• 《ファイヤー・エジェクション》（ボムトークン）
• 《ブラック・ガーデン》（ローズ・トークン）
• 《ポンコツの意地》（墓地のスクラップ）
• 《レプティレス・リコイル》（レプティレストークン）
• 《ロストワールド》（ジュラエッグトークン）

• 《おジャマデュオ》（おジャマトークン２体）
• 《おジャマトリオ》（おジャマトークン３体）
• 《ギブ＆テイク》（墓地のモンスター）
• 《傀儡遊儀−サービスト・パペット》（墓地のエクシーズモンスター）
• 《サイバネット・サーキット》（墓地のモンスター）
• 《ダイヤモンドダストン》（デッキのダストンを指定の数/墓地の自身）
• 《竹頭木屑》（プラントークン２体）
• 《トリック・ボックス》（墓地のＥｍ）
• 《トロイの剣闘獣》（手札の剣闘獣）
• 《ナイトメア・デーモンズ》（ナイトメア・デーモン・トークン３体）
• 《漆黒の薔薇の開華》（ローズ・トークンを指定の数まで）
• 《ボーン・テンプル・ブロック》（墓地のレベル４以下）
• 《魔法名−「解体し統合せよ」》（除外されているモンスター）
• 《月光小夜曲舞踊》（ムーンライト・トークン）
• 《リバース・リユース》（墓地のリバースモンスター２体まで）
• 《リバイバル・ギフト》（ギフト・デモン・トークン２体）
• 《分かつ烙印》

その他 †

• 《土地ころがし》

関連リンク †

• 送りつけ

• コントロール
• コントロール奪取
• コントロール交換

• 相手のカードを相手フィールドに特殊召喚する効果を持つカード

• 【モンスター転移】

• 用語集

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