黒蠍/Dark Scorpion †
闇魔界の脅威でカテゴリ化された「黒蠍」と名のついたカード群。
属するモンスターは、全て闇属性・戦士族で統一されている。
シリーズカードとしては、《首領・ザルーグ》を頭とした「黒蠍盗掘団」と呼ばれる5人組を指す。
《首領・ザルーグ》及び構成員である4人の黒蠍は、以下の共通効果を持つ。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●(固有効果1)
●(固有効果2)
いずれも2つの効果を持っており、戦闘ダメージを与えた時に、どちらか1つを任意で選び発動することができる。
なお、彼ら5人で構成された集団そのものを指す《黒蠍盗掘団》のみ、戦闘ダメージを与えた時に発揮する効果が1つだけである。
全体的にデッキデスなどの相手のデッキに関する効果が多いが、手札・フィールド関連の効果もいくつか見られる。
- 眼帯をした首領を中心に、眼鏡・巨漢・少年・女性と個性的な面々が揃い、武器も拳銃・ナイフ・ハンマー・木槌・鞭と様々。
またサイズの大小はあるが、5人全員が同じデザインのコスチュームを身につけ、腕に黒蠍のタトゥーをしているのも特徴。
- マスターガイドによると、お金持ちだったころの《成金ゴブリン》から金品を奪い取ったことがあるらしい。
また、(盗掘という名にもかかわらず)貧しい者からは何も盗まないとのこと。
しかし、これでは「盗掘団」というよりは、「窃盗団・強盗団・義賊」等と呼んだ方が適切である。
- 盗掘とは、公有地や他人所有の土地の鉱物・埋蔵金などを、その権利もなく、また許可も得ずに採掘すること。
21世紀現代ではれっきとした犯罪であり、エジプトにおけるピラミッド内の金品の他にも、恐竜の化石の盗掘なども問題になっている。
ただ、トレジャーハント等と同一視される事もあり、「遺跡などの伝説のお宝のみを狙う」「堅気の人間から盗まない」などの理由で創作では悪というより義賊的な存在とされる事は多い。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXで登場した敵組織「セブンスターズ」の一角として、アカデミアに潜入する形で5人全員が登場している。
「それが、黒蠍盗掘団!」という決め台詞と決めポーズがあり、結束力は強いが間の抜けた面も目立つ。
なお、盗みの際には「誰も痛めず、傷つけず、貧しき者からは何も盗まず」という「盗みの掟三箇条」を信条としているらしい。
- コナミのゲーム作品において―
TAG FORCEシリーズでは、ゲームオリジナルカードとして《黒蠍 愛の悲劇》・《黒蠍団撤収》を使用できる。
《黒蠍 愛の悲劇》はアニメと効果は同じだが、カード名には変更が加えられている。
関連リンク †
―「黒蠍」と名のついたモンスター
※は「黒蠍」に関する効果を持つモンスター
―「黒蠍」と名のついた魔法・罠カード
※は「黒蠍」に関する効果を持つ魔法・罠カード
―その他のリンク