*《&ruby(ジ){The}; アトモスフィア/The Atmosphere》 [#top]
 効果モンスター
 星8/風属性/鳥獣族/攻1000/守 800
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に存在するモンスター2体と
 自分の墓地に存在するモンスター1体を
 ゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを
 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
 このカードの攻撃力・守備力は、
 このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。

 [[LIMITED EDITION 17>LIMITED EDITION#LE17]]で登場した[[風属性]]・[[鳥獣族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[フィールド]]と[[墓地]]に[[コスト]]を要する[[召喚条件]]と、[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]化する[[起動効果]]と自身を[[強化]]する[[永続効果]]を持つ。~

 [[特殊召喚]]時の[[ディスアドバンテージ]]は2枚であり、[[最上級モンスター]]の[[アドバンス召喚]]と変わらないが、[[召喚権]]を消費しない点は扱いやすい。~
 [[コスト]]は[[除外]]であり、[[墓地アドバンテージ]]を失う点には注意が必要である。~
 [[《異次元の生還者》]]等と[[コンボ]]する、[[ディスアドバンテージ]]の少ない[[トークン]]を利用する、[[《精神操作》]]等で補助する等の工夫が必要である。~
 特に、[[アドバンス召喚]]以外の方法でも[[リリース]]できない[[トークン]]を複数[[特殊召喚]]する[[《カバーカーニバル》]]との相性が良い。~

 [[吸収]][[効果]]は[[表側表示]]に限定されているものの、大半の[[モンスター]]を[[除去]]し、その[[攻撃力]]を加算できる。~
 [[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]を[[吸収]]するだけでも[[最上級モンスター]]クラスの[[攻撃力]]になり、[[上級モンスター]]以上を[[吸収]]できれば[[戦闘破壊]]される可能性はほぼなくなる。~
 [[《トーチ・ゴーレム》]]とは特に相性が良く、[[トーチトークン]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]でき、[[《トーチ・ゴーレム》]]を[[吸収]]すれば[[攻撃力]]が4000に達する。~
 [[【ゴーレム】]]や[[【トーチ・テンペスト】]]など、[[《トーチ・ゴーレム》]]を採用する[[デッキ]]に保険の意味合いも込めて採用してみるのも良い。~

 類似[[カード]]の大半にも言えることだが、[[装備カード]]の処理手段がなければ1回限りの[[効果]]になるのは難点である。~
 [[相手]][[フィールド]]に低[[攻撃力]][[モンスター]]しかいなければこの[[カード]]の[[攻撃力]]も高くはならないので、次の[[ターン]]に出てきた[[モンスター]]に[[戦闘破壊]]されてしまう。~
 [[蘇生制限]]を満たした後は[[蘇生]]・[[帰還]]が可能なので、ある程度使いまわせるようにするのも手である。~

 また、自身の[[サーチ]]が[[《クリッター》]]などしかなく、安定して扱えないという欠点を抱えている。~
 [[モンスター]]2体を必須とする以上[[重い]]ので、複数積んだ場合は[[手札事故]]のリスクが跳ね上がる。~
 前述の[[《異次元の生還者》]]・[[《異次元の偵察機》]]にしても、素直に[[《マクロコスモス》]]等と併用したほうが無難であり、[[墓地]]にも[[モンスター]]を要求する性質上、そこにさらにこの[[カード]]を加える事は危険である。~
 [[サポートカード]]により[[ディスアドバンテージ]]を軽減でき、かつ素早い展開が可能な[[《サクリファイス》]]と比較すると、[[裏側表示]]への対応や[[戦闘破壊]][[耐性]]といった面で差を付けられている。~
 [[デッキ]]スペースを取らない点は強みと言えるが、下準備が必要な[[カード]]を「引ければいい」感覚で使用する[[メリット]]は薄く、あえて採用する必要のある[[デッキ]]が少ないのが現実である。~
// 一応[[《嵐征竜−テンペスト》]]を扱う[[【風属性】]]や[[【征竜】]]ならば、互いを[[コスト]]にでき、[[《幻獣機ドラゴサック》]]で生成した[[モンスタートークン]]も利用できるので共存はさせやすい。~
 一応[[《嵐征竜−テンペスト》]]を扱う[[【風属性】]]ならば、互いを[[コスト]]にでき、[[《幻獣機ドラゴサック》]]で生成した[[モンスタートークン]]も利用できるので共存はさせやすい。~
//や[[【征竜】]]
 また、「[[墓地]]と[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[除外]]する」という[[特殊召喚]]方法や、[[レベル]]の割に低い[[攻撃力]]から、[[墓地]]封じ・[[特殊召喚]]封じ・[[モンスター効果]]封じを兼ね備える[[【メタビート】]]には特に弱い。


-上述の通り、[[コスト]]として[[モンスタートークン]]を[[除外]]できる。~
//これが幸いして、[[【トランス】]]や[[【コスモロック】]]による[[ロック]]を突破できる稀有な[[モンスター]]でもある。~
//今だとリンク召喚で簡単に突破できるため、稀有ではない

-「アトモスフィア(atmosphere)」とは「大気」という意味である。~
また、冠詞の「The」が付く事で「(地球の)大気圏」を指す。~

-[[イラスト]]は[[《ハネクリボー LV10》]]に似ている。~
//背骨が短いこととカラーリング・目付きを除けば腹部に球体を抱えているところ等が似ている。

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXの「吹雪vsクロコダイル」戦において吹雪が使用。~
《エアースフィア》・《シンセサイズ・スフィア》・[[《トランスフォーム・スフィア》]]の3体を[[生け贄]]に[[召喚]]される。~
[[効果]]で[[《スパウン・アリゲーター》]]を装備し、《パワレスフィア》の[[効果]]で[[攻撃力]]0となった[[《The tyrant NEPTUNE》]]を撃破して勝負を決めた。~
「vsエド」戦では、《エアースフィア》・《シンセサイズ・スフィア》・《ブリーズ・スフィア》の3体を[[生け贄]]に[[召喚]]される。~
[[《V・HERO アドレイション》]]を[[吸収]]して《V・HEROマルティプリ・ガイ》を撃破し、次の[[ターン]]で[[《トラファスフィア》]]の[[生け贄]]にされた。~
[[攻撃]]名は「テンペスト・サンクションズ」。~

--雑誌掲載の初登場時は[[カード名]]に書かれている「The」のルビが「ザ」だった。~
「The」の後に母音が来る場合は「ジ(ズィ)」と発音することが基本形のために修正されたと考えられる。~
これはコミックスで修正されていて、また雑誌におけるその後の「vsエド」戦でも《&ruby(ジ){The}; アトモスフィア》に変更されている。~

--漫画版では[[通常召喚]]可能な[[モンスター]]であり、[[吸収]][[効果]]は3体の[[生け贄]]で[[生け贄召喚]]した場合に[[発動]]する[[効果]]だった。~
そのままでは[[《D−HERO Bloo−D》]]の[[下位互換]]になりかねないが、[[OCG]]化の際[[強化]]された。~
//初登場の「吹雪vsクロコダイル」戦で3体目の[[生け贄]]を[[《死者蘇生》]]で確保した事が[[OCG]]化された時の[[召喚条件]]に影響したのだろう。~
//関係ないと思う

--吹雪は[[相手]]のエース[[モンスター]]を倒すことを明言していたため、あえて[[《The tyrant NEPTUNE》]]ではなく[[《スパウン・アリゲーター》]]を[[吸収]]した。~
[[OCG]]では[[吸収]][[効果]]による[[ステータス]]の上昇は[[元々の攻撃力]]分のため、[[《The tyrant NEPTUNE》]]を[[吸収]]しても[[攻撃力]]は上がらないのだが、漫画では[[吸収]]時の[[攻撃力]]を参照していたのかもしれない。~

--[[OCG]]ではオレンジだが、原作では全体的に青い。~
//ソース
//GX8巻

--[[攻撃]]名は「嵐の制裁」という意味である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[吸収]]

//―《The アトモスフィア》の姿が見られるカード

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[LIMITED EDITION 17>LIMITED EDITION#LE17]] LE17-JP003 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[特殊召喚]]は特に分類のない[[召喚ルール効果]]、[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]化する[[効果]]は[[起動効果]]、[[攻撃力]]が上昇するのは[[永続効果]]です。(09/12/28)~

Q:正規手順で[[特殊召喚]]後に、[[墓地]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:可能です。(09/12/28)~

Q:[[モンスタートークン]]を[[除外]]してこの[[カード]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:できます。(09/12/28)~

Q:アップするのは[[相手]][[モンスター]]の「その時点の[[攻撃力]]分」ですか?「[[元々の攻撃力]]分」ですか?~
A:[[カード]]に記載された[[攻撃力]]分([[元々の攻撃力]])です。(09/12/28)~

Q:[[装備カード]]にする[[効果]]の[[効果処理時]]にこの[[カード]]が[[フィールド]]を離れた場合どうなりますか?~
A:[[相手]][[モンスター]]は[[墓地]]へ送られます。(13/10/17)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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