*《&ruby(ダブルマジック){二重魔法};/Double Spell》 [#wbe8bb43]
 通常魔法
 手札の魔法カードを1枚捨てる。
 相手の墓地から魔法カードを1枚選択し、
 自分のカードとして使用する。

 [[黒魔導の覇者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[自分]]の[[手札]]の[[魔法カード]]を[[相手]]の[[墓地]]の[[魔法カード]]に変換するカード。~
 言わば対象が相手の墓地になった代わりに[[コスト]]が安くなった[[《魔法再生》]]である。~
 相手が[[【スタンダード】]]ならば、[[《地砕き》]][[《抹殺の使徒》]][[《死者蘇生》]]等、状況によって複数の[[魔法カード]]の中から、使うカードを選択できる点が強みとなる。~
 だが、1枚の[[手札コスト]]を必要とするのが大きな難となり、使用率は低い。~

 このカードを使うなら、[[【デーモン】]]のように[[魔法カード]]が[[手札]]に溜まりやすい[[デッキ]]に投入したい。~
 [[【魔力カウンター】]]で、[[《メガトン魔導キャノン》]][[《バベル・タワー》]][[《漆黒のパワーストーン》]]等と併用するという手もある。~
 [[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]によって[[手札コスト]]が不要となるため、[[【ダイヤモンドガイ】]]では一考の価値はあるか。~
 [[ドローフェイズ]]に[[墓地]]から回収できる[[《マジックブラスト》]]を[[手札コスト]]とする手もある。~

 また、[[サイドデッキ]]に忍ばせておけば、[[相手]]の[[デッキ]]によっては活躍しうるか。~
 特に、[[相手]]が[[《混沌の黒魔術師》]]や[[《D−HERO ディスクガイ》]]を使用する[[デッキ]]であれば、[[相手]]の[[《死者蘇生》]]の再利用による[[蘇生]]を狙って見ても悪くない。~

 ただ、[[相手]]が専用[[デッキ]]でしか使えないカードを主軸とする場合は役に立ちづらい。~
 [[【E・HERO】]][[【凡骨ビート】]]を[[相手]]にした時など、すさまじく邪魔になることが予想される。~

-[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]にて[[《聖なる魔術師》]]が禁止となり[[《死者蘇生》]]が[[制限復帰]]したことから、投入の価値が少しは上がったかもしれない。~

-[[魔法カード]]を選択するタイミングは[[発動]]時。

-[[《おとり人形》]]と同様に、「[[魔法カード]]を選択し[[発動]]する」のは、あくまでもこのカードが持つ[[効果]]。~
「選択した[[魔法カード]]の[[発動]]」はこの[[カードの効果]]処理途中であるため、「選択されたカード」の[[発動]]に対し[[《マジック・ジャマー》]]を使用し[[発動]]を[[カウンター]]することはできない。~
(《二重魔法》自体を[[《マジック・ジャマー》]]で[[カウンター]]することは可能)

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs海馬」戦にて闇遊戯が使用。~
海馬が[[《青眼の究極竜》]]を[[融合召喚]]するために[[発動]]した[[《死者蘇生》]]と[[《融合》]]を使い、[[《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]を[[融合召喚]]した。~
この時は[[発動]]時の[[コスト]]が無く、[[相手]]がその[[ターン]]に使用した[[魔法カード]]を全て使うことができる[[効果]]であった。~
~
その後、劇場版アニメ「光のピラミッド」ではアヌビスとの戦いの中、遊戯が最後に[[ドロー]]したカード。~
このとき、[[効果]]は実物のものに修正されている。~
[[相手]]の場に[[《スフィンクス・テーレイア》]]、[[《アンドロ・スフィンクス》]]が並んでおり、さらに遊戯の場には、今は[[発動]]できない[[伏せカード]]、[[手札]]も[[《エクスチェンジ》]]のみという絶望的な状況の中、最後まで[[デッキ]]に残っていたこれを引き当てる。~
その[[効果]]で海馬の[[墓地]]に残されていた[[《死者蘇生》]]を[[発動]]し…~

--アニメGXでは「十代vsタイタン戦」でタイタンが使用。~
十代の墓地にある[[《非常食》]]を使い[[ライフポイント]]を[[回復]]した。~
逆に「十代vs神楽坂」戦では十代が使用。~
十代の墓地にある[[《非常食》]]を使い[[ライフポイント]]を[[回復]]し、[[《血の刻印》]]を利用する分1000ポイントを補充した。~
しかしこのとき、前のターンで十代が使った[[《死者転生》]]を使用して適当なモンスターをサルベージして、召喚して殴っていればタイタンは勝てていた。~
プロらしくないプレイングミスだが、このときのタイタンは闇の魔物に取り付かれていたせいか、[[《デスルークデーモン》]]を攻撃表示で召喚したりと不可解な行動をとっているのでそのためかもしれない。~
その後「十代vs神楽坂」戦では十代が使用。~
神楽坂の[[墓地]]にある[[《融合》]]を使って[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]を[[召喚]]し、神楽坂の切り札[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]と一騎打ちを行った。~
さらに「十代vs三沢」戦では三沢が[[《封魔の呪印》]]の[[コスト]]として使用していた。~
//丸藤亮はこのカードと似たような効果を持った罠カード《ロスト・プライド》を使用した。

-コナミのゲーム作品において―~
[[《王宮の弾圧》]]や[[《デーモンの宣告》]]等、処理の問題で収録されなかったカードが、ハードがDS・PSPへと移行される事で次々に改善されていく中、このカードは長く収録されなかった。~
しかしPSP「遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE 2」において、ついに収録された。~

--[[遊戯王デュエルモンスターズ World Championship 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]では、[[効果]]で[[《ハリケーン》]]を[[発動]]した場合《二重魔法》が[[手札]]に戻ってくるがこれはバグである。

--[[《群雄割拠》]]とは異なりオンラインには登場している。

**関連カード [#j673425e]
-[[《墓荒らし》]]

-[[《聖なる魔術師》]]

-[[《魔法再生》]]
-[[《魔法石の採掘》]]

-[[《二重召喚》]]
-[[《連続魔法》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《ブラック・マジシャン》]]

**収録パック等 [#sf65c505]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP161 &size(10){[[Ultra]]};
-[[黒魔導の覇者]] 303-052 &size(10){[[Secret]]};

**FAQ [#j19387b8]
Q:「[[自分]]のカードとして使用する。」というのは[[手札]]に[[加える]]ということですか?また、[[コスト]]は払いますか?~
A:[[手札]]に[[加える]]のではなく、そのまま[[発動]]します。[[コスト]]も支払います。

Q:[[永続魔法]]、[[装備魔法]]、[[フィールド魔法]]の場合はどうなりますか?~
A:その場合は[[墓地]]から出して[[自分]]の[[フィールド]]に置きます。

Q:[[《地砕き》]]が選択され[[発動]]したとき、[[《我が身を盾に》]]を[[チェーン]]できますか?~
A:いいえ、できません。~
  あくまでも[[チェーン]]に乗っているのは《二重魔法》の[[効果]]であり、このカードは「[[破壊]]する[[効果]]」を直接的に含むわけではないため、[[発動]]できません。

Q:[[発動条件]]を満たす必要はありますか?~
A:[[調整中]]

Q:[[通常魔法]]を選んだとき、[[チェーン]]して[[《ロスト》]]を[[発動]]し選択したカードを[[除外]]した場合どうなりますか?~
A:[[対象]]が存在しなくなってしまう為、不発に終わります。(08/06/23)

Q:[[永続魔法]]を選んだとき、[[チェーン]]して[[《ロスト》]]を[[発動]]し選択したカードを[[除外]]した場合どうなりますか?~
A::[[対象]]が存在しなくなってしまう為、不発に終わります。(08/06/23)

Q:《二重魔法》の[[効果]]で[[《ハリケーン》]]が[[発動]]された場合、《二重魔法》は[[手札]]に戻りますか?~
A:いいえ。このカードは[[手札]]に戻りません。

Q:[[フィールド]]上に[[《王立魔法図書館》]]が存在している時、《二重魔法》を使用して~
  [[相手]]の[[墓地]]の[[《死者蘇生》]]を使用した場合、[[《王立魔法図書館》]]にのる[[魔力カウンター]]の数は何個ですか?~
A:《二重魔法》の[[発動]]時に選択した[[魔法カード]]は、《二重魔法》の[[効果]]処理時に、その選択した[[魔法カード]]の[[効果]]処理を行う為、~
  [[魔法カード]]を[[発動]]した扱いにはなりません。したがって、[[《王立魔法図書館》]]に乗せられる[[魔力カウンター]]は、~
  [[発動]]した《二重魔法》の1個のみとなります。(08/08/16)