*《&ruby(ひこう){飛行};エレファント/Flying Elephant》 [#top]
 効果モンスター
 星4/風属性/獣族/攻1850/守1300
 (1):このカードは相手ターンに1度だけ、相手の効果では破壊されない。
 (2):このカードの(1)の効果を適用した相手ターンのエンドフェイズに発動する。
 次の自分ターン中、以下を適用する。
 ●このカードが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた時、自分はデュエルに勝利する。
//https://www.facebook.com/YuGiOhTCGEU/

 [[COLLECTORS PACK 2018]]で登場した[[風属性]]・[[獣族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[相手]][[ターン]]に1度だけ[[相手]]の[[効果]]で[[破壊されない]][[永続効果]]、それを[[適用]]した次の[[自分]][[ターン]]の自身の[[直接攻撃]]で[[特殊勝利]]となる[[誘発効果]]を持つ。~

 (1)は[[相手]][[ターン]]中限定の[[相手]]の[[効果破壊]]に対する[[耐性]]。~
 [[下級モンスター]]の中ではそこそこ[[攻撃力]]が高い方だが、[[戦闘破壊]]される可能性も高い。~
 [[破壊]]以外に[[耐性]]はなく、[[相手]][[ターン]]に1度のみなので複数回の[[破壊]]も防げないなど、[[耐性]]としてはあまり当てにならない。~
 基本的に(2)の[[効果]]の[[適用]]条件と見た方が良い。~

 (2)は[[特殊勝利]]できる[[効果]]。~
 (1)の[[効果]]を[[適用]]した[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]にしか使えず、[[相手]]からの[[破壊]]が必須となる。~
 上記にあるように[[破壊]]を耐えたとしても他の[[効果]]を受けたり[[戦闘破壊]]される可能性も高く、[[耐性]]を[[適用]]した上で[[エンドフェイズ]]まで残るのは難しい。~
 ましてやこの[[効果]]の存在を把握している[[相手]]が[[破壊]]を狙ってくるとは考えにくい。~
 現実的な方法としては、[[相手]]の[[全体除去]]に[[チェーン]]して[[特殊召喚]]するといったところか。~
 特に[[《激流葬》]]や[[《トポロジック・ボマー・ドラゴン》]]のような[[自分]]・[[相手]]を問わずに一掃する[[カード]]であれば、(2)の[[特殊勝利]]を成立させる[[直接攻撃]]も視野に入りやすい。~
 能動的に状況を作るならば[[強制>強制効果]][[破壊]][[効果]]を持つ[[《凛天使クイーン・オブ・ローズ》]]や[[《ヤジロベーダー》]]等を[[送りつけ]]るというのも視野に入る。~

 [[効果]]が[[適用]]された場合は[[直接攻撃]]をできれば[[特殊勝利]]となる。~
 [[戦闘ダメージ]]が発生すれば良いので[[《流星の弓−シール》]]・[[《ウィルスメール》]]などでのサポートは可能。~
 しかし、[[攻撃]]を妨害する手段は多く、それらへの備えもしておきたい。~

 [[《ドゥーブルパッセ》]]はこの[[カード]]の[[戦闘破壊]]を防ぎつつ[[直接攻撃]]可能になるため相性は良い。~
 そのほか、[[《燃え竹光》]]・[[《魂を吸う竹光》]]と[[《妖刀竹光》]]を併用し、[[相手]]の動きを制限して[[強制>強制効果]][[破壊]][[効果]]を持つ[[《凛天使クイーン・オブ・ローズ》]]を[[送りつけ]]て[[効果]]を[[適用]]し[[特殊勝利]]の条件を満たす手もある。~

-[[特殊勝利]][[効果]]を持つ[[下級モンスター]]は、公式[[デュエル]]では使用できない[[《奇跡の創造者》]]を除けば[[《封印されしエクゾディア》]]以来19年ぶりである。~

-[[エンドフェイズ]]に[[発動]]した(2)の[[効果]]に''[[チェーン]][[発動]]された''[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]になった場合は、次の[[自分]][[ターン]]に[[反転召喚]]して[[直接攻撃]]できれば[[特殊勝利]]可能である。~
//公式FAQより
一方、既に(2)の[[効果]]が処理され''[[適用]]された後に[[発動]]された''[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされた場合は、関係性が切れているため[[反転召喚]]して[[直接攻撃]]しても[[特殊勝利]]はできない。~

-モチーフはディズニー映画『空飛ぶゾウ ダンボ』(原題:Dumbo)の主人公である「ダンボ」だろう。~

-原作・アニメにおいて―~
「王国編」の海馬の回想における「キースvsトム(ペガサスから交代)」戦においてトムが使用。~
ペガサスのメモの指示に従い[[召喚]]し、キースの名称不明の[[モンスター]](アニメでは[[《ガーネシア・エレファンティス》]])の[[地割れ>《地割れ》]][[攻撃]]を[[無効]]にした。~
この時点ではまだ[[デュエル]]が続いていたが、直後にキースがトムのメモを奪い取り、その中に自身の戦術への[[カウンター]]が全て記載されていたことに愕然とし、そのままキースの試合放棄の形でトムが勝利した。~
//降参ではなく、デュエル続行不可能な状態となった

--上記の流れは[[ペガサス>《ペガサス》]]が「&ruby(ミレニアムアイ){千年眼};」でキースの思考を読み、それをメモにし、[[デッキ]]と共に初心者と思われる観戦していたトムに渡してプレイさせたものである。~
これは全米が注目する対決の場(及びキースの敗北)を「デュエル・モンスターズ」(原作ではM&W)の広告に利用するためであり、原作では「初心者でも全米チャンプに勝てるカードゲーム」と自身で宣伝している。~

--アニメでは[[悪魔族]]の[[通常モンスター]]であり「宙に浮いているので地割攻撃をうけない」という[[フレイバー・テキスト]]が存在した。~
特に[[効果]]を持ってないにも関わらず無効にできたのは、原作初期で度々見られた飛行[[モンスター]]には通用しないルールだからである。~
//なお、この[[カード]]が登場したのは原作・アニメともに「王国編」以前のデュエル内であるため、ルール上は[[直接攻撃]]がなかった時代となる。~
//「DEATH−T編」は可能

--一連のシーンは、わずか1[[ターン]]で敗北するという唐突な展開、及びペガサスの「トムの勝ちデース」という台詞によりしばしば[[ネタ]]にされる。~
[[OCG]]化に際して、[[破壊]][[効果]]を回避しつつ返しの[[ターン]]で勝利するという要素を、忠実かつ斜め上に再現したと言える。~
しかし、[[《ガーネシア・エレファンティス》]]の[[地割れ攻撃>戦闘]]では[[破壊]]されてしまう。~
一応[[《地割れ》]]ならば[[効果破壊]]から耐えた上で[[特殊勝利]]条件を満たせる。~

---1話限りのゲストキャラの[[使用]][[カード]]が[[OCG]]化する事は時折見られるが、[[プレイ]]した[[カード]]が1枚しかない端役の[[使用]][[カード]]が[[OCG]]化するのは流石に異例である。~
公式twitterでも「知っていたらつぶやこう!『トムの・・・』」と上記の台詞を把握した上で宣伝している辺り、上記の[[ネタ]]を意識しての[[OCG]]化なのだろう。~
//https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/994168854556196865

--この[[カード]]の[[イラスト]]はアニメで使用されたものをほぼそのまま流用している。~
//頭のトゲの向きや鼻の穴の模様が微妙に異なる
通常、アニメオリジナルカードの[[イラスト]]は、[[OCG]]版と比べると[[イラスト]]や背景のタッチが異なる場合が多く、特にアニメDMにおいてはそれは顕著である。 ~
それらの[[カード]]は構図などは参考にされる事はあっても、[[OCG]]化の際に描き直されるのが定例であるがこの[[カード]]についてはほとんど当てはまらない。~
この為、[[OCG]]初期にあるような非常に個性的な[[イラスト]]になっており、特に鼻の穴の部分に特徴のある印象を受ける結果となっている。~

--原作で登場してから実に20年の(アニメでの登場からは実に18年の)時を経ての[[OCG]]化である。~
現在のところ原作・アニメで登場した[[カード]]の[[OCG]]化に至る最長記録である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[特殊勝利]]

//―《飛行エレファント》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[COLLECTORS PACK 2018]] CP18-JP003 &size(10){[[N-Rare]]};

**FAQ [#faq]
***(2)の効果について [#faq2]
Q:自身の(1)(2)の両方の[[効果]]が前の[[ターン]]に[[適用]]された《飛行エレファント》が存在します。~
  その《飛行エレファント》が[[自分]][[メインフェイズ]]1で[[《月の書》]]により[[裏側表示]]になった場合、[[反転召喚]]後の[[直接攻撃]]で[[特殊勝利]]は可能ですか?~
  (公式FAQにある[[効果処理時]]ではなく、[[効果]]の処理が完了した後に[[裏側表示]]になっても関係性は続きますか?) ~
A:ご質問の場合、《飛行エレファント》の『●このカードが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた時、自分はデュエルに勝利する』[[効果]]は[[適用]]されていない状態になります。(18/05/14)~

Q:この[[カード]]の(2)の[[効果]][[発動]]に[[チェーン]]して[[《洗脳解除》]]などで[[コントロール]]が奪われた場合「次の自分ターン」はどちらの[[プレイヤー]]の[[ターン]]となりますか? ~
A:ご質問の場合でもこの[[カード]]の(2)の[[効果]]は、[[発動]]した[[プレイヤー]]の[[効果]]として通常通り[[適用]]されますので、[[発動]]した[[プレイヤー]]からみて『次の自分ターン』に[[適用]]します。 (18/05/14)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《飛行エレファント》,モンスター,効果モンスター,星4/風属性/獣族/攻1850/守1300);