* YU-GI-OH! TRADING CARD GAME [#j02762f6]
 ●「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズについて~
 英語など日本語以外の言語で表記されている「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズは、日本語表記の[[カード]]と混ぜて遊ぶことが可能です。~
 ただし、[[カード]]裏面のデザインが異なるため、一緒に使用する場合は裏面が見えない[[カードプロテクター]]を装着しましょう。~
 また、日本語表記の[[カード]]以外を使用する場合には、[[カード]]の効果処理を正しく行えるように、対戦相手にも[[テキスト]]を正しく伝えられるようにしておきましょう。~
 [[カード]]の日本語名と[[英語名]]は、[[遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム カードデータベース>遊戯王ゼアルOCGカードデータベース]]で確認できます。~
 (公式ルールブック マスタールール2対応 バージョン1.2より引用)
* YU-GI-OH! TRADING CARD GAME [#top]
 英語等日本語以外の言語で表記されている「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズは、日本語表記の[[カード]]と混ぜて遊ぶ事も可能です。~
 ただし、大会等の公式の[[デュエル]]の場合、使用が禁止されている場合もあります。~
 事前に大会ルールを確認しておきましょう。~
 なお、「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズと、日本語表記の[[カード]]を混ぜて使用する場合には、[[カード]]裏面のデザインが異なるため、一緒に使用する場合は裏面が見えない[[プロテクター>カードプロテクター]]を装着しましょう。~
 また、日本語表記の[[カード]]以外を使用する場合には、[[カード]]の[[効果]]処理を正しく行えるように、対戦[[相手]]にも[[テキスト]]を正しく伝えられるようにしておきましょう。~
 [[カード]]の日本語名と[[英語名]]は、[[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ カードデータベース(https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/)>遊戯王カードデータベース]]で確認できます。~

 (公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン 1.0 より引用)

----

 [[遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム]]をベースに、[[KONAMI]]が海外向けに販売しているトレーディングカードゲーム。~
 [[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]をベースに、[[KONAMI]]が海外向けに販売しているトレーディングカードゲーム。~
 略称としては[[TCG]]が用いられる。~

//[[TCG]]の[[カード]]は、日本語版を含む[[OCG]]と完全互換で遊ぶことができる。~
//大会で使用可能かどうかと互換の有無は問題が異なる
 日本語の[[《落とし穴》]]、英語版の《Trap Hole》、フランス語版の《Trappe》、ドイツ語版の《Fallgrube》、イタリア語版の《Buco Trappola》、スペイン語版の《Agujero Trampa》、ポルトガル語版の《Buraco de Armadilha》、韓国語版の《함정 속으로》は、いずれも同じ[[効果]]を持っているのだ。(ただし、国によって裁定が違う物もある)~
 言語の壁を超え、世界中の人と遊べるゲーム、それが遊戯王である。~
 [[TCG]]の[[カード]]は日本語版を含む[[OCG]]と互換関係にあり、日本語の[[デッキ]]と外国語の[[デッキ]]を対戦させることも、複数の言語の[[カード]]を混ぜて[[デュエル]]する事も可能。~
 例えば、日本語の[[《落とし穴》]]、英語版の《Trap Hole》、フランス語版の《Trappe》、ドイツ語版の《Fallgrube》、イタリア語版の《Buco Trappola》、スペイン語版の《Agujero Trampa》、ポルトガル語版の《Buraco de Armadilha》、韓国語版の《함정 속으로》は、いずれも同じ[[効果]]を持っている(ただし、国によって[[裁定]]が違う物もある)。~

 後述するように[[TCG]]では様々な部分が[[OCG]]から変更されている。~
 各国語への翻訳とルール整備の手間もあるため、[[TCG]]の発売は[[OCG]]の同名パック発売より何ヶ月か遅れて行われるのが恒例である。~

 具体的には、以下の言語の遊戯王[[カード]]が「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズである。~
 これらはいずれもかつて[[UpperDeck]]が販売に関わっていた言語である。~
>
+英語版
+フランス語版
+ドイツ語版
+イタリア語版
+スペイン語版
+ポルトガル語版([[Cybernetic Revolution]]を最後に生産中止)~
+ポルトガル語版

 このうち、日本国内で流通している遊戯王[[TCG]]のほとんどは英語版である。~

-[[TCG]]の発売以来、国内の[[公認大会]]で日本語以外の言語の[[カード]]を使用する事は可能であったが、現在は[[ショップデュエル]]のうち''「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#x0026119]]」以外で使用する事はできない''。~
残りの「[[スタンダードデュエル>ショップデュエル#r9174512]]」、「[[コンセプトデュエル>ショップデュエル#gf9d69e3]]」や、世界大会およびその代表を決定するための大会は全て日本語表記の[[OCG]][[カード]]しか使用できなくなった。~
--日本語以外の言語の[[カード]]の使用禁止は2013年8月頃急遽明らかとなった。~
そのためこのページの最上部で引用しているルールブックの記述は実際の取り扱いとは微妙に異なっている。~
//ノーリミットで使えるから嘘ではないが
--これにより、[[《ヘルウェイ・パトロール》]]を要する[[【インフェルニティ】]]や[[《E・HERO プリズマー》]]がほしい[[【剣闘獣】]]など、一部の[[デッキ]]は大会で使用する際の予算が大きく上がってしまった。~
もっとも、下記の「[[テキスト]]不所持による反則負け」、プレイヤーが[[テキスト]]を把握していない事による混乱、意図的に日本語[[テキスト]]を何度も確認することによる遅延行為など、大会における海外版絡みの混乱は少なくなかったのも事実である。~
//一方、大会等を運営する公認店では、この処置により[[TCG]]版[[カード]]の取り扱いを辞めたショップが急増。~
//また大会で使用する際の予算が大きく上がってしまった[[デッキ]]が増えてしまったせいか一部ショップではいわゆる「遊戯王[[プレイヤー]]の急激な減少に伴う過疎化」が深刻な問題となっている。~
//小売店側の証言より
//詳細はこちら:http://ameblo.jp/yugi-project/entry-11645926732.html
//↑証言されている日記のアドレスを貼れませんか?
//リンク先を変更しました。
//何のソースにもなっていませんよ。そこに書かれているのはあくまでそのショップだけの話であり、「取り扱いを辞めたショップの急増」「過疎化」の事実はどこにも書かれていませんよ
//海外版の使用禁止措置はプレイヤーのモラルが招いた結果でもある。~
--[[TCG]]圏では[[OCG]][[カード]]は[[公認大会]]では使えないが、[[TCG]][[カード]]であれば他の言語の[[カード]]でも代用できる。~
韓国を除くアジア圏では元々[[TCG]][[カード]]を使用できなかったため、こちらと近い運用となる。~
-[[TCG]]の発売以来、2013年9月20日までは国内の[[公認大会]]で日本語以外の言語の[[カード]]を使用する事は可能であった。~
しかし、現在では''公式のイベント全般においての使用は原則不可能''となっている。~
詳細やそれに至るまでの経緯は[[備考>#remarks]]の項目を参照。

--「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#x0026119]]」で日本語以外の[[カード]]を使用する際には以下の点が義務付けられている。~
---[[日本未発売カード]]は使用できない。~
---日本語と他言語ではカード裏面のデザインが異なるため、裏面の確認できない[[カードプロテクター]]を使用する([[メインデッキ]]使用[[カード]]のみ)。~
---[[デッキ]]内のすべての他言語版[[カード]]について、日本語版[[テキスト]]を準備しなければならない。~
日本語版の[[同名カード]]か、日本語版テキストを記載した紙を提示できればよい。~
また、[[遊戯王ゼアルOCGカードデータベース]]の該当ページをスマートフォン等の電子機器で提示してもよい。~
//ガラケーでは表示できない
---当初は電子機器による[[テキスト]]の提示が一切認められていなかったため、[[公認大会]]では「日本語[[テキスト]]不所持による反則負け」や、相手を反則負けに追い込むために頻繁に[[テキスト]]を確認する行為などが相次ぎ問題となっていた。~
後に13/03/01の[[公認大会規定]]改訂により[[遊戯王ゼアルOCGカードデータベース]]に限って使用が許可された。

-[[《ウィジャ盤》]]と[[死のメッセージ]]は複数の言語を混ぜて使用することができないという[[特殊裁定]]がある。~
これは、[[《ウィジャ盤》]]を完成させた際に揃う文字が日本語では「DEATH」、それ以外の言語では「FINAL」であるため。~
完成する単語が異なる上、別の位置にAが存在するため、両者を混ぜると非常にわかりにくくなってしまう。~

-[[禁止>禁止カード]]・[[制限>制限カード]]・[[準制限カード]]は[[海外未発売カード]]や[[日本未発売カード]]関連を除き、基本的に[[OCG]]でも[[TCG]]でも同一のリストが使用されてきた。~
しかし、[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]の[[制限改訂]]より、''[[OCG]]圏と[[TCG]]圏では全く別のリストが使用される''事となった。~
[[OCG]]圏のリストは[[リミットレギュレーション]]、[[TCG]]圏のリストは[[海外の禁止・制限カード]]を参照。~

**[[OCG]]と[[TCG]]の違い [#e497c9bd]
-裏面が異なる
--[[カード]]裏面に記されている「遊戯王」のロゴが「日本語版[[OCG]]」「韓国語版[[OCG]]」「[[TCG]]」でそれぞれ異なる。~
**[[OCG]]と[[TCG]]の違い [#Difference]
***裏面が異なる [#Backside]
-[[カード]]裏面に記されている「遊戯王」のロゴが「日本語版[[OCG]]」「韓国語版[[OCG]]」「[[TCG]]」でそれぞれ異なる。~
裏面が異なる[[カード]]を混ぜて使用する場合、裏面が不透明な[[カードプロテクター]]を使用する必要がある。~

-表現規制が厳しい~
--[[OCG]]が流通している日本や韓国と異なり、欧米では子供向け商品で禁止されている表現が非常に多い。~
***表現規制が厳しい [#Expression]
-[[OCG]]が流通している日本や韓国と異なり、欧米では子供向け商品で禁止されている表現が非常に多い。~
これらは[[カード名]]および[[イラスト]]から徹底的に排除されている。~
具体的には、「神」「天使」「悪魔」「十字架」といった宗教的な要素、「銃器(レーザー銃は可)」「血液」「棺桶」「死体(ガイコツ、ゾンビは可)」といった暴力的な要素、そして「露出度の高い女性」「巨乳」といった性的な要素は一切使用できない。~
--米国では規制が特に厳しく、[[悪魔族]]の[[英語名]]は「Devil」「Demon」といった単語が使えないため「Fiend」となっている。~

--「民族衣装の規制は差別に繋がる」という説もあるが、[[《アマゾネス女王》]]などは普通に修正されているため明確な理由は定かではない。~

-米国では規制が特に厳しく、[[悪魔族]]の[[英語名]]は「Devil」「Demon」といった単語が使えないため「Fiend」となっている。~
一方で他の国々では比較的規制が緩いため、いずれも「Demon」やそれを各国語で訳した言葉を使用している。~
[[デーモン]]も、英語では「Archfiend」であるのに対し、例えばフランス語では「Archdémon」と明確に「悪魔」を表す言葉が使用されている。~
このように、同じ[[TCG]]であっても規制の度合いはまちまちである。~

-収録カードの一部変更・追加
--[[OCG]]のブースターパックは第5期の途中から80種類の[[カード]]で構成されるのが恒例となっているが、[[TCG]]では20枚増えて100種類となっている。~
内訳は[[集英社]]の[[書籍付属カード]]を中心とした[[海外未発売カード]]が10種類、[[TCG]]で新規に追加される[[カード]]が10種類となる。~
***収録カードの一部変更・追加 [#h03fc25f]
-[[OCG]]のブースターパックは第5期の途中から80種類の[[カード]]で構成されるのが恒例となっているが、[[TCG]]では20枚増えて100種類となっている。~
内訳の基本は[[集英社]]の[[書籍付属カード]]を中心とした[[海外未発売カード]]が10種類、[[TCG]]で新規に追加される[[カード]]が10種類となるが、10期終盤以降は比率が異なる場合もある。~
[[TCG]]で新規追加された[[カード]]は[[日本未発売カード]]となるが、後に約1年分をまとめて[[EXTRA PACK]]で[[OCG]]化される。~
--海外追加分以外の[[カード]]も[[レアリティ]]が日本版とは変更されており、[[OCG]]発売後の評価を見て人気が高い[[カード]]を軒並み高[[レアリティ]]化する傾向が強い。~

-海外追加分以外の[[カード]]も[[レアリティ]]が日本版とは変更されており、[[OCG]]発売後の評価を見て人気が高い[[カード]]を軒並み高[[レアリティ]]化する傾向が強い。~
[[OCG]]で好評であった[[カード]]の多くは、[[TCG]]ではほぼ1BOXに1枚という低封入率の[[シークレットレア>Secret]]に格上げされ、入手困難となる事が恒例である。~
更に[[シークレットレア>Secret]]は1種類のブースターにつき8〜10種類存在する上、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]のように[[OCG]]で高い人気を得た[[カード]]は封入率操作により[[シークレットレア>Secret]]の中でも更に封入率を低く設定される事すらある。~
上記の通り[[TCG]]圏での大会では他言語の[[カード]]が使用できない事も相まって、こうした[[シークレットレア>Secret]]の強力[[カード]]は1枚数万円で取引されることも珍しくない。~

--[[【ライトロード】]]や[[【魔導書】]]はその必須カードのほとんどが高[[レアリティ]]であり、[[デッキ]]の構築難易度は非常に高かった。~
逆に「[[デッキ]]を高[[レアリティ]]のカードで揃えたい」と考える人達には(資金面に問題がなければ)人気であり、綺羅びやかな[[カード]]や[[デッキ]]は人気や羨望の的でもあった。~
--[[ストラクチャーデッキ]]は[[OCG]]版から数枚入れ替えられる事が多い。~
また、[[Structure Deck:Samurai Warlords]]や[[Structure Deck:Marik]]のように、[[OCG]]に存在しない[[ストラクチャーデッキ]]が発売されることもある。~
--[[DUEL TERMINAL]]は米国では稼働しているものの非常に数が少ないため、[[DUEL TERMINAL]] の新規[[カード]]は[[Hidden Arsenal]]というパックでも販売する方式をとっていた。~
--最新の強力[[カード]]は入手が難しい一方で、登場からやや時間の経った強力[[カード]]は積極的に再版される傾向にある。~
また、[[Structure Deck:Samurai Warlords]]のように、[[OCG]]に存在しない[[ストラクチャーデッキ]]が発売されることもある。~

-[[DUEL TERMINAL]]は米国では稼働しているものの非常に数が少ないため、[[DUEL TERMINAL]] の新規[[カード]]は[[Hidden Arsenal]]というパックでも販売する方式をとっていた。~

-最新の強力[[カード]]は入手が難しい一方で、登場からやや時間の経った強力[[カード]]は積極的に再版される傾向にある。~
[[Special Edition]]や[[Tin]]など、再録[[カード]]を封入した商品が[[OCG]]よりも多く、「最新[[デッキ]]を作るのは極めて困難だが、登場からやや時間の経った[[デッキ]]は組みやすい」のが[[TCG]]の特徴といえる。

-TCG圏では[[同時に複数のカードが発動した場合]]など、OCGとは異なるルールがいくつか存在している事にも注意したい。~
TCG圏の[[プレイヤー]]と[[デュエル]]する際にはそれを念頭に置いてトラブルが起こらないようにすると良いだろう。~
***リミットレギュレーションが異なる [#oc9cc5ba]
-[[禁止>禁止カード]]・[[制限>制限カード]]・[[準制限カード]]は[[海外未発売カード]]や[[日本未発売カード]]関連を除き、基本的に[[OCG]]でも[[TCG]]でも同一のリストが使用されてきた。~
しかし、[[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]]の[[制限改訂]]より、''[[OCG]]圏と[[TCG]]圏では全く別のリストが使用される''事となった。~
[[OCG]]圏のリストは[[リミットレギュレーション]]、[[TCG]]圏のリストは[[海外の禁止・制限カード]]を参照。~

-[[OCG]]とTCGとの間で[[テキスト]]や[[効果]]の処理が異なっている[[カード]]も存在する。~
TCG[[カード]]を[[OCG]]の大会で使用する場合、[[OCG]][[カード]]の[[テキスト]]に従って[[カード]]の処理を行う。~
そのため、例え外国語[[カード]]に書かれた[[テキスト]]が理解できるとしても、日本語[[テキスト]]の用意は必須となる。~

-[[TCG]]ではPSCT(問題解決[[カード]][[テキスト]])と呼ばれる[[テキスト]]を採用している。~
***ルール及び[[テキスト]]・[[効果]]処理に違いがある [#different]
-[[TCG]]圏では[[同時に複数のカードが発動した場合]]など、[[OCG]]とは異なるルールがいくつか存在している。~
[[TCG]]圏の[[プレイヤー]]と[[デュエル]]する際にはそれを念頭に置いてトラブルが起こらないようにすると良いだろう。~


-[[OCG]]と[[TCG]]との間で[[テキスト]]や[[効果]]の処理が異なっている[[カード]]も存在する。~
[[TCG]][[カード]]を[[OCG]]の大会で使用する場合、[[OCG]][[カード]]の[[テキスト]]に従って[[カード]]の処理を行う。~
そのため、たとえ外国語[[カード]]に書かれた[[テキスト]]が理解できるとしても、日本語[[テキスト]]の用意は必須となる。~
--なお、古い[[カード]]が再録されていない場合に[[テキスト]]不備を引きずっている為に生じる違いはこの事例には含めないとする。~
例えば[[《王宮の号令》]]は[[TCG]]では[[裁定]]が読み取れるのに対し[[OCG]]では処理に相反する[[テキスト]]のままだが、公式の[[裁定]]では[[TCG]]と同じ[[裁定]]が下されている。~

--[[OCG]](日本)と[[TCG]](海外)とで食い違っていた[[テキスト]]や[[効果]]処理を揃える場合、基本的には海外が日本に合わせる事例が多い。~
[[《聖騎士コルネウス》]]・[[《三相魔神コーディウス》]]・[[《狂戦士の魂》]]のように、海外先行で登場した[[カード]]が後から登場した[[OCG]]側に合わせて後に[[エラッタ]]や[[裁定変更]]されたケースすら見られる。~
//ルールに関してはSEGOCから手札誘発から違うし、そもそもKDE-US(EU)はあまりルールに干渉しないので、「ルールを修正」する事は極めて少ない(無い事はないけど)。意図してテキストが異なっている例は王宮の号令。

--ただし、[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]や[[《破滅竜ガンドラX》]]は日本側が海外側に合わせた例外的な事例である。~
---前者は発売前に[[KONAMI]]がミスと認めた為に実際に発売された[[カード]]は[[エラーカード]]という扱いであり、ゲーム上の処理において食い違った時は存在しない。~
[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]は韓国版で先行登場した[[カード]]なのだが、公式データベースの言語別において韓国版は日本と同じ[[OCG]]の区分であるため、[[OCG]]同士で食い違うのは流石に問題があると判断された可能性がある。~

---後者は日本と海外での食い違いが何年も続いていたのだが、これは日本版の[[効果]]が[[先攻]][[1ターンキル]]に利用され、後に[[禁止カード]]になったのと関係があると思われる。~
海外版の[[効果]]ではこの様な運用が成されておらず、結果規制がかけられた事もなかったため、意図的に違いが生じたまま放置した可能性が高い。~
事実、日本側が数年後に海外側の[[テキスト]]に合わせて[[エラッタ]]されると同時に規制解除の運びとなっており、完全に[[カード]]パワーと利用法を考慮した上での[[エラッタ]]である。~

-''[[OCG]]とTCGで[[テキスト]]及び[[効果]]処理に違いがあることが確認できている[[カード]]''~
※括弧内は[[OCG]]との差異。~
//下級
--[[《幻蝶の刺客オオルリ》]](自身の[[テキスト]]による[[特殊召喚]]以外に他の[[カードの効果]]でも[[特殊召喚]]できる)
--[[《シンクロ・マグネーター》]](自身の[[テキスト]]による[[特殊召喚]]以外に他の[[カードの効果]]でも[[特殊召喚]]できる)

//上級
--[[《BF−天狗風のヒレン》]]([[任意効果]])
--[[《光と闇の竜》]]([[破壊]]と[[蘇生]]が同時)

//最上級
--[[《極星邪龍ヨルムンガンド》]](自身の[[テキスト]]による[[特殊召喚]]以外に他の[[カードの効果]]でも[[特殊召喚]]できる)
--[[《極星邪狼フェンリル》]](自身の[[テキスト]]による[[特殊召喚]]以外に他の[[カードの効果]]でも[[特殊召喚]]できる)
--[[《黒衣の大賢者》]](自身の[[テキスト]]による[[特殊召喚]]は[[チェーンブロック]]を作らない)

//魔法
--[[《融合識別》]]([[カード名]]変更は[[融合召喚]]の[[融合素材]]にしか[[適用]]できない)

//罠
--[[《運命の火時計》]](全ての[[カード]]の[[ターン]]カウントを進める)

-''後の[[エラッタ]]・[[裁定変更]]で統一された[[カード]]''~
//下級
--[[《EMペンデュラム・マジシャン》]]
--[[《カゲトカゲ》]]
--[[《聖騎士コルネウス》]]

//上級
--[[《ドラゴン・アイス》]]

//最上級
--[[《仮面魔獣デス・ガーディウス》]]
--[[《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》]]
--[[《破滅竜ガンドラX》]]

//融合
--[[《E・HERO ランパートガンナー》]]
//22/03/18にTCGでエラッタ済み
--[[《三相魔神コーディウス》]]

//エクシーズ
--[[《No.7 ラッキー・ストライプ》]]

//リンク
--[[《トポロジック・ゼロヴォロス》]]

//魔法
--[[《狂戦士の魂》]]
--[[《闇の護封剣》]]

//罠
//--[[《王宮の号令》]]
//このケースはOCG側が再録されてない故に古いテキスト不備を引きずってるだけで裁定自体はTCG側と同じだから上記ケースとは異なると思う。特殊裁定でOCGでは読み取れなくともTCGでは明記されてる例は他にも見られる

-''[[英語名]]と範囲が異なる[[カテゴリ]]''~
※は他の[[カード]]が不要
//解消されたものは含まない
//少ない方を特記した方が見やすい

--[[希望皇ホープ]]
--[[究極宝玉神]]
--※[[幻獣]]
--[[サイバー]]
--[[サクリファイス]]
--※[[地縛]]
--[[ジェム]]
--※[[スクラップ]]
--[[No.]]
--[[ファントム]]
--[[リチュア]]
--[[煉獄]]
--[[ワーム]]

**備考 [#remarks]
-[[TCG]]ではPSCT(Problem-Solving Card Text/問題解決[[カード]][[テキスト]])と呼ばれる[[テキスト]]を採用している。~
基本的な[[テキスト]]の解釈方法が公式サイトで解説されており、[[チェーンブロック]]を作るか否か、[[対象をとるか否か>対象をとる(指定する)効果]]、[[コストか効果か>コストと効果]]などが[[テキスト]]からわかるようになっている。~

**関連リンク [#z0cac24f]
-[[遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム]]
-[[OCG]]での新規登場[[カード]]を決める投票企画の盛り上がりを受けてか、2020年の夏から冬に「Yu-Gi-Oh! 2020 Create-A-Card Project」という名目で投票企画がTwitterにて実施されている。~
日本とは異なり16のテーマによる1vs1のトーナメント形式であり、それぞれの勝者がぶつかり合う形となる。~
ラインナップは以下の通り。
--A.[[天気]]vs[[グレイドル]]
--B.[[ダイナミスト]]vs[[ライトロード]]
--C.[[ワルキューレ]]vs[[甲虫装機]]
--D.[[森羅]]vs[[機械天使]]
--E.[[炎王]]vs[[X−セイバー]]
--F.[[フォーチュンレディ]]vs[[陽炎獣]]
--G.[[水精鱗]]vs[[フォトン]]
--H.[[TG]]vs[[ガエル]]

>~
結果、2回戦は「[[天気]]vs[[ダイナミスト]]」「[[甲虫装機]]vs[[森羅]]」「[[X−セイバー]]vs[[フォーチュンレディ]]」「[[フォトン]]vs[[ガエル]]」となった。~
3回戦は「[[ダイナミスト]]vs[[甲虫装機]]」「[[X−セイバー]]vs[[フォトン]]」、決勝は「[[甲虫装機]]vs[[フォトン]]」で行われ、最終的に[[甲虫装機]]が優勝し新規[[カード]]獲得の権利を得ている。~
引き続き、[[カードの種類]]を決める投票「[[モンスターカード]]vs[[魔法・罠カード]]」が行われて後者が勝利、さらに「[[魔法カード]]vs[[罠カード]]」の投票が開始され、新規は「[[甲虫装機]]の[[魔法カード]]」に決定した。~
そして最後に「どの商品に収録されるか」の投票が「CORE BOOSTER(通常パック) vs 60 CARD SET([[Toon Chaos]]等の系譜) vs GIFT SET(〜〜BOX系の商品)」で争われ、60 CARD SETが勝利し投票は終了した。~
新規[[カード]]である[[《Zektrike Kou-ou》>《ゼクトライク−紅黄》]]は[[The Grand Creators]]に収録されている。

-日本国内イベントにおける[[TCG]][[カード]]の扱いについて。~
[[TCG]]の発売以来、2013年9月20日までは国内の[[公認大会]]で日本語以外の言語の[[カード]]を使用する事は可能であった。~
しかし、2013年9月21日に[[ショップデュエル]]へのリニューアルに伴い、日本語以外の言語の[[カード]]は''「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]」でのみ使用可能''へと変更になった。~
これにより従来の「[[スタンダードデュエル>ショップデュエル#standard]]」や世界大会およびその代表を決定するための大会は全て日本語表記の[[OCG]][[カード]]しか使用できなくなった。~
2017年3月25日以降の[[新マスタールール]]導入後は''ショップデュエルのイベント内容が大幅に変更された''結果、「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]」 のリンクは公式サイトから消え、廃止された。~
--以前はジャンプフェスタやコナミカードゲームステーション等でのイベントでは使用が許可される事も多かった。
--日本語以外の言語の[[カード]]の使用禁止は2013年8月頃急遽明らかとなった。~
そのため、他言語版の使用に関して、ルールブックの記述と実際の取り扱いとで一時的に齟齬があった。
--これにより、主要[[カード]]が限定[[カード]]のため他言語版で代用されることの多かった一部の[[デッキ]]は、大会で使用する際の予算が大きく上がってしまった。~
もっとも、下記の「[[テキスト]]不所持による反則負け」、[[プレイヤー]]が[[テキスト]]を把握していない事による混乱、意図的に日本語[[テキスト]]を何度も確認することによる遅延行為など、大会における海外版絡みの混乱は少なくなかったのも事実である。~
--[[TCG]]圏では[[OCG]][[カード]]は[[公認大会]]では使えないが、[[TCG]][[カード]]であれば他の言語の[[カード]]でも代用できる。~
韓国を除くアジア圏では元々[[TCG]][[カード]]を使用できなかったため、こちらと近い運用となる。~

--2018年4月1日以降は[[スタンダードデュエル>ショップデュエル#standard]]に替わる[[ランキングデュエル>ショップデュエル#ranking]]の導入やそれに伴う公式からの大会基本規定の制定(詳細は[[こちら>https://www.yugioh-card.com/japan/event/rankingduel/rules/]])(外部サイト)により''日本語以外の言語の[[カード]]は、[[チャンピオンシップ]]等の非公認大会でしか使用できなくなっている''。~

---なお、[[ANIMATION CHRONICLE 2022]]に収録された[[《BLUE EYES WHITE DRAGON》>《青眼の白龍》]]は、英語で書かれているが[[OCG]]の[[カード]]扱いなので大会で使用できる。~
「アストラル語版」の一部のカードも同様である。~
詳しくは[[こちら>公認大会規定#e9d9a828]]を参照。

-かつて行われていた「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]」では日本語以外の[[カード]]が使用可能であり、使用する際には以下の点が義務付けられていた。~
--[[日本未発売カード]]は使用できない。~
--日本語と他言語ではカード裏面のデザインが異なるため、裏面の確認できない[[カードプロテクター]]を使用する([[メインデッキ]]使用[[カード]]のみ)。~
--[[デッキ]]内のすべての他言語版[[カード]]について、日本語版[[テキスト]]を準備しなければならない。~
日本語版の[[同名カード]]か、日本語版テキストを記載した紙を提示できればよい。~
また、[[遊戯王カードデータベース]]の該当ページをスマートフォン等の電子機器で提示してもよい。~
//ガラケーでは表示できない
---当初は電子機器による[[テキスト]]の提示が一切認められていなかったため、[[公認大会]]では「日本語[[テキスト]]不所持による反則負け」や、相手を反則負けに追い込むために頻繁に[[テキスト]]を確認する行為などが相次ぎ問題となっていた。~
後に13/03/01の[[公認大会規定]]改訂により[[遊戯王カードデータベース]]に限って使用が許可された。~
--現在では上述の通り「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]」は廃止された。~

-[[《ウィジャ盤》]]と[[死のメッセージ]]は複数の言語を混ぜて使用することができないという[[特殊裁定]]がある。~
これは、[[《ウィジャ盤》]]を完成させた際に揃う文字が日本語では「DEATH」、それ以外の言語では「FINAL」であるため。~
完成する単語が異なる上、別の位置にAが存在するため、両者を混ぜると非常にわかりにくくなってしまう。~
2017年3月25日以降は[[新マスタールール]]導入及び[[ショップデュエル]]のイベント内容の大幅な変更に伴い[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]は廃止された為、現在では(非公認大会を除けば)実戦で問題視されることは無くなっている。~

**関連リンク [#link]
-[[遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ]]

-[[TCG]]
-[[OCG]]

-[[アジア版]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]
-[[公式ルールブック:https://www.yugioh-card.com/japan/howto/#rule_book]]