*《&ruby(せいじゃ){生者};の&ruby(しょ){書};−&ruby(きんだん){禁断};の&ruby(じゅじゅつ){呪術};−/Book of Life》 [#cb66580c]
 通常魔法
 自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚し、
 相手の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外する。

 [[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[アンデット族]][[モンスター]]の[[蘇生]]と、[[相手]]の[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]する2つの[[効果]]を持つ。

 [[蘇生]][[効果]]には[[アンデット族]][[モンスター]]であること以外に制限がないため、[[デッキ]]の構成次第では多くの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
 [[《ゴブリンゾンビ》]]等の[[下級モンスター]]はもちろん、[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]や[[《闇より出でし絶望》]]等の[[上級モンスター]]を[[蘇生]]し、[[フィールド]]を制圧できるので、非常に強力である。~
 また、[[《リミット・リバース》]]等とは違い[[完全蘇生]]できるので、他の[[蘇生]][[カード]]より優秀な[[効果]]であると言える。

 第二の[[効果]]として、[[モンスター]]を[[蘇生]]させるのと同時に、[[相手]]の[[墓地]]に存在する[[モンスター]]1体を[[除外]]する。~
 これにより、[[墓地]]に存在する事で[[効果]]を[[発動]]する[[キーカード]]を無力化することができる。~
 特に[[《黄泉ガエル》]]や[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]に対処できる点は、非常に優秀。~

 [[【アンデット族】]]では、[[自分]]の[[墓地]]限定[[《死者蘇生》]]として使用でき、3枚投入しても決して重くはならない。~
 類似した[[効果]]を持つ[[《馬頭鬼》]]と比較すると、[[モンスター]]として使用できる点、[[墓地]]で[[発動]]するので[[手札]]を消費せず[[無効]]化されにくい点で劣るが、[[相手]]の[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]できる副次的な[[効果]]で勝る。~
// [[《生還の宝札》]]を採用する場合は大量[[ドロー]]、[[モンスター]]の高速・大量展開を見込める。~
 [[《アンデットワールド》]]影響下では、[[蘇生制限]]のない[[モンスター]]であれば、全て[[蘇生]]できる。~

-[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]する[[効果]]の有効利用例。~
--[[蘇生]]されたくない、[[相手]]の切り札[[モンスター]]等を使用不可能にする。
--[[カードの効果]]で[[破壊]]した[[《ネフティスの鳳凰神》]]や[[《ヴァンパイア・ロード》]]を[[自己再生]]する前に[[除外]]する。~
--[[《天魔神 エンライズ》]]・[[《ギガンテス》]]等の[[コスト]]を[[除外]]する。~

-[[蘇生]]、[[除外]]いずれの[[効果]]も阻害されない場合にのみ、[[発動]]が可能。~
「[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]がいない場合」「[[自分]]の[[墓地]]に[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]がいない場合」では[[空撃ち]]になるため、この[[カード]]を[[発動]]することはできない。~
--[[《霊滅術師 カイクウ》]]や[[《王宮の鉄壁》]]で[[除外]]ができない状態で、この[[カード]]は[[発動]]できない。~

-[[蘇生]]と[[除外]]は同時に処理。~
[[チェーン]]処理によっていずれか片方の[[効果]]が処理できない場合でも全部[[不発]]にはならず、残る片方の[[効果]]を処理する。~
--[[除外]]しようとした[[カード]]を[[《リミット・リバース》]]等で[[チェーン]]されて[[墓地]]から移動させられても、[[蘇生]]は可能である。~
[[除外]][[効果]]のみが[[不発]]になるだけで、[[特殊召喚]]を阻害することはできない。~
--同様に、[[特殊召喚]]だけを[[不発]]にされても[[除外]]は阻害されない。~

>[[発動]]さえ出来れば、片方だけでも有効であることを覚えておこう。
//この記述を削除する理由が見当たらないので差し戻しておく。

--[[蘇生]]・[[除外]]直後のタイミングはどちらの直後でもあると扱う。~
---[[蘇生]]直後、[[《激流葬》]]は[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]]発動可能。~
---[[《サイバー・ウロボロス》]]が[[除外]]された場合、[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]]発動可能。~

-この[[カード]]を使う際、主要な[[デッキ]]のギミックは知っておきたい。~
この[[効果]]で[[除外]]する[[モンスター]]によっては、[[相手]]を喜ばせてしまう可能性があるからだ。~

-「[[除外]]する」という[[テキスト]]が初めて登場した[[カード]]である。

-この[[カード]]の[[イラスト]]には、[[《死者蘇生》]]のマークが描かれているのだが、海外版で修正されていなかった。~
//[[《死者蘇生》]]と違って修正されていないのは、モチーフになっている「死者の書」「吸血鬼」はフィクションであり、宗教に関係しないからだろう。~
しかし、[[Structure Deck:Zombie World]]での再販で、ついに[[《皆既日蝕の書》]]に描かれているシンボルと同じものに修正。~
これまで修正されなかったのは、単なる見落としだったのだろうか。~
続く[[Structure Deck:Spellcaster's Command]]で[[《月の書》]]も修正されたことから、残る[[《太陽の書》]]が修正されるのも時間の問題だろう。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「クロノスvsカミューラ」戦においてカミューラが使用。~
[[《ヴァンパイア・ロード》]]を[[蘇生]]し、クロノスの[[墓地]]の[[《古代の機械獣》]]を[[除外]]。~
そこからさらに、[[《ヴァンパイアジェネシス》]]の[[特殊召喚]]に繋げた。~

-神話・伝承において―~
おそらく元ネタは古代エジプトで死者と共に埋葬された「死者の書」であろう。~
これは死後の案内書であり、その中には[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]や[[ホルス>ホルスの黒炎竜]]の姿も見られる。

**関連カード [#of78c06d]
-[[《死者蘇生》]]

-[[《ヴァンパイアジェネシス》]]
-[[《不死王リッチー》]]
-[[《馬頭鬼》]]
-[[《ゾンビ・マスター》]]

―書物関連
//関連に記述してあるもの、ページそのもののカードはコメントアウト
//イラストが酷似しているもの限定
-[[《月の書》]]
-[[《太陽の書》]]
-[[《皆既日蝕の書》]]
//-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]

**収録パック等 [#p8454201]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP230 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-117 &size(10){[[Super]]};
-[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]] PH-32 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP021
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]] SD15-JP024

**FAQ [#j652c25f]
Q:この[[カード]]は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:はい、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]です。