*《&ruby(ファイブ・ゴッド・ドラゴン){F・G・D};/Five-Headed Dragon》[#ae07cc9a] 
 融合・効果モンスター
 星12/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
 ドラゴン族モンスター×5
 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
 このカードは闇・地・水・炎・風属性モンスターとの戦闘では破壊されない。
//BE02最新テキストVJ9月号より

 [[遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説 付属カード>ゲーム付属カード#tb8b9291]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合モンスター]]。~
 元々の数値としては全[[モンスター]]最大の[[ステータス]]と[[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない[[召喚ルール効果]]、[[光属性]]、[[神属性]]を除く[[属性]]の[[モンスター]]には[[戦闘]]で[[破壊されない]][[永続効果]]を持つ。~

 [[融合素材]]は[[ドラゴン族]]であれば何でも良く、[[融合召喚]]の条件は比較的緩い。~
 しかし、[[《融合》]]を使っての[[融合召喚]]では、5体の[[融合素材]]と[[《融合》]]の合計6枚を消費するため、あまり現実的ではない。~
 [[《スケープ・ゴート》]]等で大量に生成した[[トークン]]を[[《竜の血族》]]で[[ドラゴン族]]に変え[[《融合》]]することも考えられるが、[[手札事故]]等の懸念もあるため、[[《融合》]]での[[融合召喚]]は扱いづらいことには変わりない。~

 この[[カード]]と相性の良い[[融合召喚]]方法としては、[[《龍の鏡》]]での[[墓地融合]]がある。~
 [[墓地]]に[[ドラゴン族]][[モンスター]]が5体揃えば、[[《龍の鏡》]]1枚で簡単に[[融合召喚]]することができる。~
 [[《龍の鏡》]]で[[除外]]された[[モンスター]]を[[《D・D・R》]]等で[[帰還]]させるという[[コンボ]]も可能である。~

// 最も優秀な[[融合召喚]]方法は、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]による[[デッキ]]での[[融合召喚]]だろう。~
// [[デッキ]]の中の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を5体も[[墓地へ送る]]ことができ、様々な戦術に利用できる。~
// [[墓地]]に送った[[ドラゴン族]]は[[《貪欲な壺》]]の[[発動条件]]に使用する事もできる。~
// [[《龍の鏡》]]を使用すれば即座にこの[[モンスター]]を[[融合召喚]]でき、2[[ターン]]後には2体目の《F・G・D》が並ぶこととなり、総[[攻撃力]]は10000と[[1ターンキル]]も望める破壊力となる。~
// [[《仮面竜》]]・[[《ドル・ドラ》]]・[[《ハウンド・ドラゴン》]]や各種[[ドラグニティ]]を[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ば、[[サイバー・ダーク]]の[[装備カード]]としても利用できる。~
// [[《ミンゲイドラゴン》]]や[[《真紅眼の飛竜》]]等を使えば、間接的に[[アドバンテージ]]を稼ぐことも可能である。~

 [[戦闘破壊]][[耐性]]を持っているが、この[[カード]]の[[ステータス]]の高さから、この[[効果]]はあまり使用されることはないだろう。~
 [[光属性]]への[[耐性]]は持っていないため、[[《ものマネ幻想師》]]や[[《オネスト》]]で迎撃されると対応しきれず[[戦闘破壊]]されてしまうので注意が必要。~

 [[融合モンスター]]ということもあり、[[ドラゴン族]]を主体とする[[デッキ]]であれば、様々な[[デッキ]]に採用できる。~
// [[【ドラゴン族】]]はもちろんのこと、[[【お触れホルス】]]等の[[ドラゴン族]]を根幹とする[[デッキ]]でも、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[ドラゴン族]]を[[墓地]]に落としつつ、[[融合召喚]]できるチャンスがある。~
 [[【凡骨ビート】]]では[[ドロー]]を加速する事で、[[手札融合]]できる可能性もある。~

-''[[融合召喚]]の際に[[《沼地の魔神王》]]等の[[融合素材代用モンスター]]を使用することはできない。''~
これは「[[融合素材代用モンスター]]が[[種族]]の代わりに使えない」という制限からである。~
勿論[[《DNA改造手術》]]等で[[種族]]を[[ドラゴン族]]に変更すれば融合素材代用の[[効果]]の有無に関係なく[[融合素材]]にできる。~

-[[《龍の鏡》]]登場以前は、[[《スケープ・ゴート》]]+[[《竜の血族》]]または[[《DNA改造手術》]]を利用した[[融合召喚]]が主流だった。~

-[[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できないため、登場した頃は[[《デビル・フランケン》]]が現役な事もあり、[[《青眼の究極竜》]]の影に隠れていた。~
しかし、[[《龍の鏡》]]の登場で[[アドバンテージ]]を保ちつつの[[特殊召喚]]が可能になると、ちょうどそのころには[[リクルーター]]の[[《仮面竜》]]、[[レベル]][[モンスター]]の[[アームド・ドラゴン]]や[[ホルスの黒炎竜]]などが登場したこともあって、価値が劇変することとなる。~
そして[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]の登場以降はさらに強力な[[デッキ圧縮]]と巨大[[モンスター]]の[[特殊召喚]]という大きな[[メリット]]をもたらす存在になった。~
しかし、[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]で[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[禁止カード]]に指定された事で、上記の魅力は失われてしまった。~
[[【ドラゴン族】]]の切り札として重要な存在でありながら、[[Booster Pack Collector's Tin 2007>パックパッケージ#he6a9ed3]]で一度再販されて以降[[絶版]]状態だった。~
その後、[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]にてはじめて一般パックに収録された。~

-[[Booster Pack Collector's Tin 2007>パックパッケージ#he6a9ed3]]で[[エラッタ]]された。~
それまでは「[[戦闘]]によって[[破壊されない]]」ではなく、「[[戦闘ダメージ]]を受けない」となっていた。~
これは[[《和睦の使者》]]と同様の[[エラッタ]]である。~
後の[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]では、[[融合素材]]や[[戦闘ダメージ]]に関する一文が簡潔になる形で[[エラッタ]]されている。

-破格の[[ステータス]]を持っているため、[[《竜の逆鱗》]]と相性が良い。~

-[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]・[[《デーモンとの駆け引き》]]を一緒に投入し、[[破壊]]されても[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]で奇襲を仕掛けるアニメ再現をしても良いだろう。~

-登場した時点では「[[光属性]]以外の[[モンスター]]との[[戦闘]]では[[破壊]]されない」という[[テキスト]]でも何ら変わりはなかった。~
しかし、後に[[神属性]]が登場したことによって、2つの[[テキスト]]には少なからず違いが生じた。

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「デュエルクエスト編」においてボス[[モンスター]]として登場。~
「今まさに復活しようとしており、[[生け贄]]が捧げられるかどうか」という状況の中で、結果的には卑劣な手段により[[召喚]]された。~
さすがにラストボスだけあって[[《青眼の白龍》]]・[[《真紅眼の黒竜》]]・[[《カース・オブ・ドラゴン》]]・[[《ハーピィズペット竜》]]達の合体[[攻撃]]を易々と[[相殺>相打ち]]、[[《真紅眼の黒竜》]]・[[《ハーピィズペット竜》]]を一撃で[[破壊]]するなど圧倒的な力を見せたが、最終的には隠し[[モンスター]]である[[《究極竜騎士》]]によって倒された。~
この時の[[効果]]は、
--1[[ターン]]に[[攻撃]]を5回行うことができる。
--[[モンスター]]と[[戦闘]]を行った場合、同一[[ターン]]に2回同一[[モンスター]]に[[攻撃]]した場合のみ、[[ダメージ計算]]を適用する。
--1回のみの場合は[[ダメージ計算]]を行わない。~
-~
というものだと思われる。~
~
その後も「乃亜編」の「遊戯&城之内vsビッグ5」戦において、生みの親であるビッグ5によって[[召喚]]される。~
この時の名称は《F・G・D−ファイブ・ゴッド・ドラゴン》へと変更されており、[[儀式魔法]]《邪龍復活の儀式》により[[降臨]]する[[儀式モンスター]]となっていた。~
5[[ターン]]以内に[[光属性]]以外の各[[属性]][[モンスター]]5体を[[生け贄に捧げる]]必要があるが、実物の[[効果]]に加え、[[召喚]]された[[ターン]]に[[相手]][[フィールド]]上に存在する[[カード]]を全て[[破壊]]する[[効果]]もあった。~
[[《幻影の騎士−ミラージュ・ナイト−》]]に[[戦闘破壊]]されるが、[[《デーモンとの駆け引き》]]の[[発動]]トリガーとなり、[[《バーサーク・デッド・ドラゴン》]]の[[召喚]]に繋げた。~
~
「KCグランプリ編」における「CPUvs少年2」戦でも登場。~
この時初めてOCG仕様の[[カード]]となり、[[《スケープ・ゴート》]]+[[《DNA改造手術》]]の[[コンボ]]で[[融合召喚]]された。

--アニメGXでは、十代たちが引いた[[カード]]の[[レベル]]に比例した怪談話において、大徳寺の引いた[[カード]]が[[レベル]]12のこの[[カード]]であった。~
その他、ヘルカイザー亮の[[融合デッキ]]に入っていたり、翔や隼人が持っている事が確認できる。~
実際に[[デュエル]]で初登場したのは「十代vsミスターT」(3戦目)で、ミスターTが使用している。~
先攻1[[ターン]]目から[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]と[[《龍の鏡》]]の[[コンボ]]で[[特殊召喚]]し、往復5[[ターン]]目には2体目が並んだ。~
その後、[[魔法カード]]《サウザンド・パニッシャー》によって1体を[[生け贄]]にし、もう1体に5回攻撃を付加させて十代を追い詰めた。~
しかし、[[《オネスト》]]で[[攻撃力]]が7500となった[[《E・HERO ネオス》]]によって[[戦闘破壊]]され敗北した。~

--米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)では[[《メテオ・ドラゴン》]]・[[《アクア・ドラゴン》]]・[[《タイラント・ドラゴン》]]・[[《エメラルド・ドラゴン》]]・[[《エビルナイト・ドラゴン》]]が合体した[[モンスター]]として登場。~
OCG同様[[光属性]]でのみ倒す事ができた。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DM7>ゲーム付属カード#tb8b9291]]では、[[生け贄]]は3体必要ではあったが[[通常モンスター]]として使用できた。~
[[DM8>ゲーム付属カード#t7ba66b3]]では「[[相手]][[フィールド上のカード]]を全て[[破壊]]する」という強力な[[起動効果]]を持つ。~
もっとも、同じ3体[[生け贄]]では完全[[耐性]]持ちの[[三幻神]]があまりに強すぎるため肩身が狭い扱いを受けているのだが。~
[[めざせデュエルキング!>ゲーム付属カード#id486da4]]では、なんと十代が使用してくる。~
まだ[[E・HERO]]が少なかった時期なので、[[ドラゴン族]]で[[デッキ]]の穴を埋めていたようだ。~
他にも[[《スピア・ドラゴン》]]・[[《サファイアドラゴン》]]・[[《龍の鏡》]]等があるので、[[召喚]]しやすい[[モンスター]]なのであろう。~

--[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルXのタッグバトルのチャンピオン戦において対戦相手として登場。~
[[ダークゾーン>《ダークゾーン》]]で強化や[[デス・メテオ>《デス・メテオ》]]での[[バーン]]を駆使する。~
[[攻撃]]する際、首を5つ同時に動かして光線を放つ。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]の英語版やそれ以前のゲームでは、[[カード名]]が《F.G.D.》となっている。~
実物は[[英語名]]に「God」が使えないため、[[カード名]]が「五つの頭を持つ龍」となっている。

--本来のこの[[モンスター]]の首の順番は正面左から「炎」「水」「地」「闇」「風」になっているのだが、WCSシリーズなど一部のゲームではこの[[カード]]が[[闇属性]]であることからか「闇」と「地」の首が入れ替わって「闇」が中央に来ている。~
//その一部のゲームの具体例を

**関連カード [#h70617d8]
-[[《究極竜騎士》]]

-[[《E・HERO ゴッド・ネオス》]]
-[[《極戦機王ヴァルバロイド》]]

―《F・G・D》の姿が見られる[[カード]]
-[[《パラドックス・フュージョン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#e826095c]
-[[【ドラゴン族】]]

**収録パック等 [#b9ccfced]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説 予約特典カード>ゲーム付属カード#tb8b9291]] GB7-001 &size(10){[[Secret]]};
-[[Booster Pack Collector's Tin 2007>パックパッケージ#he6a9ed3]] BPCT-JP005 &size(10){[[Ultimate]]};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP208 &size(10){[[Secret]]};

**FAQ [#f483fa39]
Q:[[攻撃表示]]のこの[[カード]]が[[《野性解放》]]を使用した[[《マスター・オブ・OZ》]]に[[攻撃]]されるとどうなりますか?~
A:この[[カード]]は[[戦闘破壊]]されませんが、[[プレイヤー]]への[[ダメージ]]を0にする[[効果]]は持っていないため7900-5000=2900の[[ダメージ]]を受けます。~

Q:この[[カード]]の[[融合召喚]]に[[《沼地の魔神王》]]等[[融合素材代用モンスター]]を使用することができますか?~
A:いいえ。使用することができません。~

Q:[[攻撃力]]が勝る[[《光と闇の竜》]]・[[《E・HERO エリクシーラー》]]・[[《精霊術師 ドリアード》]]等に[[攻撃]]された場合、どうなりますか?~
A:[[相手]][[モンスター]]は[[光属性]]以外も持つため、この場合は[[戦闘破壊]]されません。

Q:[[神属性]][[モンスター]]との[[戦闘]]では[[破壊]]されますか?~
A:はい、その[[神属性]][[モンスター]]より[[ダメージ計算]]時に[[攻撃力]]が低い場合、[[戦闘破壊]]されます。(08/12/26)

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください