*《エクスチェンジ/Exchange》 [#p3bb59db]
 通常魔法
 お互いに手札を公開し、それぞれ相手のカードを1枚選択する。
 選択したカードを自分の手札に加え、そのデュエル中使用する事ができる。
 (墓地へ送られる場合は元々の持ち主の墓地へ送られる)

 [[遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1 付属カード>ゲーム付属カード#sef058a6]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[お互い]]の[[手札]]を[[ピーピング]]し合い、一枚ずつ[[手札]]を交換する。~

 [[メタ]]を読んだ上で使える[[サイドデッキ]]向けの[[カード]]であり、特に[[ミラーマッチ]]で威力を発揮する。~
 [[1ターンキル]]の[[ミラーマッチ]]ならば、[[キーカード]]を奪うことで[[自分]]の[[コンボ]]を決めやすくできる。~
 [[【除去ガジェット】]]の[[ミラーマッチ]]ならば、[[手札事故]]を回避しやすくすることができる。~
 [[《マインドクラッシュ》]]・[[《異次元の指名者》]]等の[[ピーピング]]と合わせても良い。~

 [[【ダイヤモンドガイ】]]等の[[コンボ]]主体の[[デッキ]]では、[[メインデッキ]]からの採用も検討できる。~
 [[手札]]に来た[[《死の合唱》]]や[[《メガトン魔導キャノン》]]、[[《おジャマ・デルタハリケーン!!》]]等を[[相手]]に渡せば、[[手札事故]]を回避しつつ[[相手]]に損失を与える。~
 他には、[[リクルーター]]等の[[戦闘破壊]]後に発動する[[効果]]を持つ[[モンスター]]が候補に挙がる。~
 [[相手]]が使わなければ[[1:1交換]]に、使えばそれを[[戦闘破壊]]して[[アドバンテージ]]を稼げる。~
 同様の理由で、[[スピリット]]や[[《N・グラン・モール》]]を渡しても良い。~
 ただし、[[《サンダー・ブレイク》]]等の[[手札コスト]]にされる可能性はある。~

 他方で奪うべき[[カード]]は[[相手]]の[[キーカード]]や[[《ハリケーン》]]、[[《冥府の使者ゴーズ》]]等の[[汎用性]]の高い[[カード]]だろう。~
 当然、渡してはいけない[[カード]]もこれとなる。~
 [[相手]]が優位な場合、[[手札]]には[[キーカード]]や[[汎用性]]の高いを温存している事が多い。~
 また[[マッチ]]戦の場合、2戦目以降[[相手]]は[[魔法・罠カード]]を伏せる傾向が強くなるので、[[サイドデッキ]]に[[《心鎮壷》]]が有力である。~

-[[効果]]処理について(10/03/13の裁定)
+まずお互いに[[手札]]を[[公開]]する。
+次に[[ターン]][[プレイヤー]]が(実質的に[[発動]]者が)先に選び、その[[カード]]を[[相手]]に[[確認]]させる。
+その後[[相手]]が選び、その[[カード]]を[[自分]]が[[確認]]する。~
(当然だが2で[[自分]]が選んだ[[カード]]を[[相手]]が選ぶことはできない。)

-交換した[[手札]]について(10/03/13の裁定)~
処理の結果、持ち主が別の[[同名カード]]が[[手札]]に複数存在することが有り得る。~
''この際に持ち主がどちらの[[プレイヤー]]なのか明確にするため、以下の行動はとれない。''~
お互いにどれが[[相手]]の[[カード]]なのか把握しておこう。
--持ち主毎に[[手札]]を分けて置く。
--[[相手]]が持ち主の[[カード]]だけ別の[[スリーブ]]を使う。

-[[効果]]処理の時点で両者に[[手札]]が1枚以上存在しないと[[不発]]になる。~
また交換した[[カード]]が[[デッキ]]に戻る場合、[[持ち主]]の[[デッキ]]に戻る。

-OCGのルールにおいて、時として判定を難しくさせる原因となり、審判泣かせの[[カード]]である。~
[[自分]]と[[相手]]の[[カード]]で[[スリーブ]]が違う場合、[[相手]]には交換した[[カード]]がバレバレになる。~
公平性をきすなら[[スリーブ]]を全てはずしてしまうのが一番だが、仲のよい人間でなければ了承してくれないだろう。~
ルールではなくマナートラブルの問題なので、大会で使用した場合の対応は、その大会の運営管理者の判断任せとなる。~
審判が判断できないという点では本ゲームで一番面倒な効果と言えるだろう。~
[[自分]]の思ったとおりの[[効果]]で使えない可能性もあるので非常に注意が必要な[[カード]]でもある。~

-[[モンスター]]の[[コントロール]]を交換する[[カード]]はそれなりにあるが、[[手札]]を交換するカードは珍しい。~
[[《アマゾネスの鎖使い》]]の場合、交換ではなく奪取である。~

-実際にやってみるとわかるが、[[イラスト]]の手の位置はおかしい。~
また再販版は、[[イラスト]]内の[[手札]]が全く違う[[カード]]に変わっている。~
再販版はどちらが[[発動]]したのかは不明だが、どちらにしてもその状況で使うのはマズい。~

--DL2-136版およびBE1-JP170版の[[イラスト]]の[[《ブラック・マジシャン》]]は、日本版では[[DUELIST LEGACY Volume.2]]で初登場した[[イラスト]]だが、海外版では[[EX]]で初登場した[[イラスト]]である。~

-[[魔法・罠カード]]として初めて[[アルティメットレア>Ultimate]]仕様となった[[カード]]でもある。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「遊戯vs城之内(洗脳)」戦で遊戯が使用。~
わざと[[《真紅眼の黒竜》]]が[[手札]]にある状況で使用し、それを選択しなかった親友の心は死んでいないと確信した。~
その後の[[デュエル]]でも主に序盤〜中盤に使用されている。~
~
「vs海馬」戦では[[通常魔法]]《天声の服従》によって海馬の[[手札]]に加わった[[《オシリスの天空竜》]]を奪い返すも、[[通常罠]]《削りゆく命》を奪われ、後にそれによって[[《オシリスの天空竜》]]の[[攻撃力]]を下げられている。~
「vs闇マリク」戦では闇マリクの[[キーカード]]である[[《死者蘇生》]]を奪うが、[[《融合解除》]]を奪われ、後の[[《ラーの翼神竜》]]の[[メタルデビル・トークン]]への[[攻撃]]を解除させられている。~
いずれも《エクスチェンジ》がなければ遊戯が危機に直面していたとはいえ、この[[カード]]の「諸刃の剣」たる一面を表していると言える。~
その頃の原作・アニメでは、交換した[[カード]]はその時の[[コントローラー]]の[[墓地]]に送られた。~
~
アニメ版の「闇獏良vs闇マリク」戦にて闇獏良が使用。~
[[《闇の指名者》]]で闇マリクの[[手札]]に加えさせた[[《ラーの翼神竜》]]を奪った。~
しかし、その代償として[[《死者蘇生》]]を闇マリクに奪われてしまい、その後[[墓地]]に送られた[[《ラーの翼神竜》]]を[[蘇生]]され敗北する事となる。~
~
アニメオリジナルの「乃亜編」における最初のデュエル「遊戯vsビッグ1」において遊戯の手札にあったが、相手の[[リバース効果モンスター]]《アシニグライ》の効果によって手札から捨てるカードとして選ばれた。~
「乃亜編」の「遊戯vsビッグ1(大下)」戦では遊戯の[[手札]]に存在していたが、《アシニグライ》の[[リバース効果]]によって[[手札]]から[[捨てられた>捨てる]]。~
~
同じくアニメオリジナル「ドーマ編」の「遊戯vsラフェール」(1戦目)ではラフェールが使用。~
この時点でのラフェールの手札は1枚しかなく、ラフェールは遊戯の手札の中から[[通常魔法]]《ネクロマンシー》を選択したが、遊戯はラフェールの1枚しかない手札をそのまま受け取るしかなかった。この時に渡されたカードこそが、そのデュエルのキーカードとなる[[フィールド魔法]]《オレイカルコスの結界》であり…。~
「ドーマ編」の「遊戯vsラフェール」(1戦目)ではラフェールが使用。~
ラフェールの[[手札]]が1枚の時に[[発動]]され、遊戯の[[通常魔法]]《ネクロマンシー》とラフェールの[[フィールド魔法]]《オレイカルコスの結界》を交換し…。~
~
映画「光のピラミッド」における「遊戯vsアヌビス」戦でのラストターンに遊戯の手札にあったカード。[[手札]]の交換をしようにもオカルト的なカードの操り方をするアヌビス相手には全く意味を為さないカードだったが、遊戯が最後に[[ドロー]]した[[《二重魔法》]]を発動させるために[[魔法カード]]であるという性質を活かされて[[コスト]]として使われた。
劇場版「光のピラミッド」の「遊戯vsアヌビス」戦では[[《二重魔法》]]の[[コスト]]として[[手札]]から[[捨てられた>捨てる]]。

--乃亜編で、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚のカードで説明しているシーンにも登場している。
--乃亜編で、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明しているシーンにも登場している。

--「遊戯vsアテム」の決戦前夜においてデッキ作りのためテーブルに置いた[[カード]]のうちの1枚。~
--「遊戯vsアテム」の決戦前夜において[[デッキ]]作りのためテーブルに置いた[[カード]]のうちの1枚。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王オンライン]]では、CPUキャラクターは現在適用されている[[禁止・制限カード]]リストを無視した[[デッキ]]を組んでいたり、未実装カードを[[デッキ]]に投入していたりする。~
そのため、一般プレイヤーが普段[[デッキ]]に投入できない[[カード]]を使用したい場合、[[《闇の指名者》]]で[[相手]]の[[手札]]に加えさせ、この[[カード]]で奪えばいい。~
[[遊戯王オンライン]]では、CPUキャラクターは現在適用されている[[禁止・制限カード]]リストを無視した[[デッキ]]を組んでいたり、未実装[[カード]]を[[デッキ]]に投入していたりする。~
そのため、一般[[プレイヤー]]が普段[[デッキ]]に投入できない[[カード]]を使用したい場合、[[《闇の指名者》]]で[[相手]]の[[手札]]に加えさせ、この[[カード]]で奪えばいい。~
特に[[三幻神]]はこの方法でないと[[自分]]が[[三幻神]]を[[召喚]]したという称号が得られない。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《アマゾネスの鎖使い》]]

-[[《墓荒らし》]]

-[[《ソーラー・エクスチェンジ》]]

―[[イラスト]]関連
-G5-03版
--左側(上から)
---[[《万能地雷グレイモヤ》]][[《ガルマソード》]][[《ガルマソードの誓い》]][[《キラー・スネーク》]]
--右側(上から)
---[[《インセクト女王》]][[《ガルマソードの誓い》]][[《ガルマソード》]][[《サイバティック・ワイバーン》]]
-DL2-136版、BE1-JP170版
--左側(上から)
---[[《封印されしエクゾディア》]][[《封印されし者の左腕》]][[《封印されし者の右足》]][[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]
--右側(上から)
---[[《サンダー・ボルト》]][[《強欲な壺》]][[《ブラック・マジシャン》]][[《時の魔術師》]]

**収録パック等 [#h18518a1]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP170 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-136 &size(10){[[Ultimate]]};
-[[遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1 付属カード>ゲーム付属カード#sef058a6]] G5-03 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};

**FAQ [#ib4b5bb6]
Q:《エクスチェンジ》によって[[相手]]に[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]を渡し、[[自分]]が他の[[カードの効果]]によって[[相手]]の[[手札]]から[[捨てさせた>捨てる]]場合、[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]の[[誘発効果]]は発動しますか?~
またそれは「[[相手]]の[[カードの効果]]によって捨てられた場合」の[[効果]]も有効ですか?~
A:[[発動]]し、[[特殊召喚]]します。(08/06/15)~
 「[[相手]]の[[カードの効果]]によって捨てられた場合」の効果については、「相手の手札から落ちた場合」には発動しません。(08/06/15)

Q:《エクスチェンジ》によって[[相手]]に[[暗黒界]]を渡し、[[相手]]が他の[[カードの効果]]によって[[手札]]から捨てられ[[特殊召喚]]した場合、[[暗黒界]]の「[[相手]]の[[カードの効果]]によって捨てられた場合」の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:「[[相手]]の[[カードの効果]]によって捨てられた場合」の効果については、「相手の手札から落ちた場合」には発動しません。(08/06/15)

Q:[[《エクスチェンジ》]]で[[自分]]の[[《闇より出でし絶望》]]を[[相手]]に渡し、『自分が[[《手札抹殺》]]』あるいは『相手が[[《手札抹殺》]]』を使うことにより[[相手]]の[[手札]]にあった[[自分]]の[[《闇より出でし絶望》]]が[[墓地に送られた>墓地に送る]]場合、[[《闇より出でし絶望》]]の効果は発動しますか?~
A:[[《闇より出でし絶望》]]の[[効果]]は、元々の持ち主が使用している場合でなければ[[効果を発動>モンスター効果の発動]]する事ができません。~
したがって、《エクスチェンジ》などの[[効果]]によって、[[相手]]の[[手札]]に加えられている場合、[[墓地へ送られて>墓地に送る]]も[[特殊召喚]]する事はできません。(08/04/15)

Q:《エクスチェンジ》によって[[相手]]に[[《イビー》]][[《エレクトリック・スネーク》]]を渡し、[[自分]]の[[《押収》]]によって[[手札]]から捨てさせた場合、[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。

Q:《エクスチェンジ》によって[[相手]]に[[《イビー》]][[《エレクトリック・スネーク》]]を渡し、[[相手]]の[[《天使の施し》]]によって[[相手]]が[[手札]]から捨てた場合、[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[発動]]しません。(10/07/28)

Q:《エクスチェンジ》で[[相手]]に渡し、[[相手]]が[[召喚]]したその[[モンスター]]を[[《洗脳解除》]][[《所有者の刻印》]]で[[自分]]の場に移すことは出来ますか?~
A:「[[持ち主]]」が[[自分]]なので可能です。

Q:[[自分]]か[[相手]]の[[手札]]が無い状態でも[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。[[空撃ち]]に該当してしまいます。