遊戯王カードWiki - 《ガチガチガンテツ》のバックアップ(No.57)

《ガチガチガンテツ/Gachi Gachi Gantetsu》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク２/地属性/岩石族/攻 500/守1800
レベル２モンスター×２
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を１つ取り除く事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は、
このカードのエクシーズ素材の数×２００ポイントアップする。

　STARTER DECK(2011)で登場した地属性・岩石族のエクシーズモンスター。
　エクシーズ素材の数だけ自分のモンスターのステータスを強化する永続効果、自身が破壊される時代わりにエクシーズ素材を取り除ける永続効果を持つ。

　エクシーズ素材はレベル２のモンスターであり、基本的に戦闘には期待できずフィールドに留まることも困難である。
　並べるためには豊富な特殊召喚手段を駆使し、一気に揃えてエクシーズ召喚に繋げたいところ。
　《深海のディーヴァ》なら同名カードを始めとしたレベル２の海竜族をデッキからリクルートすることで、手札１枚の消費で出せる。
　《創造の代行者ヴィーナス》なら1000ライフのみの消費で簡単にこのカードをエクシーズ召喚することができる。

　エクシーズ召喚に成功したと同時に２回の破壊耐性を得るため、場持ちが良い。
　直後に《ブラック・ホール》や《激流葬》などの全体除去を受けてもフィールドをがら空きにせずに済み、下級モンスターの攻撃なら凌げるだけの守備力も備えているため、直接攻撃を受けるリスクを大きく軽減できる。

　全体強化は攻守両方に及ぶため強力で、《創造の代行者ヴィーナス》が2000アタッカーに化けるなど、攻撃力に多少不安の残るカードのサポートとしては大いに役立つ。
　特に、下級アタッカー中心のビートダウン相手には強力な抑止力になり、全体強化のおかげで戦闘面で優位に立つことができる。
　ただし素材の数で強化値が決まるため、絶対の過信はできないことに注意したい。

　他にシナジーがあるものとしては、永続効果であるのを利用して《光と闇の竜》を強化し無効化回数を増やしたり、《光と闇の竜》が破壊されても全体破壊を耐え、場に残すこともできる。

幸いレベル２には自己再生効果を持つ《ゾンビキャリア》と《ボルト・ヘッジホッグ》がいるため、両方を採用しているデッキならば出し易い。
これらのモンスターはエクシーズ素材となった場合、自己再生していても除外されないので再利用できるのがポイントである。

「破壊の代わりに」という形式でエクシーズ素材を取り除くため、効果で取り除いたエクシーズ素材の「墓地へ送られた」時の任意効果をタイミングを逃さずに発動できる。
（チェーン２以降に破壊されたり、破壊後に別処理のある場合はタイミングを逃す。）

戦闘破壊される場合でも代わりにエクシーズ素材を取り除ける。
その場合、ダメージステップ終了時ではなく、ダメージ計算後、戦闘破壊が確定するタイミングで取り除く。(11/09/03)

【おジャマ】では比較的レベル２モンスターが並ぶ事が多く、《おジャマ・カントリー》により攻守が反転されるので出番がある。
その場合攻撃力は2200と悪くなく、自身の破壊耐性も相まって高い場持ちを期待できるばかりか、並べたおジャマの攻守を底上げして戦線維持に大きく貢献してくれるだろう。
《おジャマ・カントリー》が存在する状態で《おジャマ・レッド》でおジャマを五体並べ、そのうちの四体を素材に《ガチガチガンテツ》を二体エクシーズ召喚する。
そして《おジャマ・カントリー》の効果でおジャマを一体蘇生することで2600＋2600＋1800＋1800で8800となり、１ターンキルに達する。
コンボパーツこそ多いが、《おジャマ・ブルー》や《おジャマジック》によるサーチで、比較的揃えやすい。

今では信じられない事だが、登場直後は評価がかなり低かった。
STARTER DECK(2011)の発売前日から１週間の間行われたワンプッシュ投票では、《グレンザウルス》とこのカードの一方をデッキに入れるならどちらにするか、との投票が行われ、なんと68％もの票を集めた《グレンザウルス》に大敗したのである。
その後、【代行天使】や【海皇水精鱗】での活躍でその強さは周知のものとなり、現在では強豪エクシーズモンスターの一角に数えられている。