*《クイック・シンクロン/Quickdraw Synchron》 [#v8f8f184]
 チューナー(効果モンスター)
 星5/風属性/機械族/攻 700/守1400
 このカードは手札のモンスター1体を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。
 このカードは「シンクロン」と名のついたチューナーの代わりにシンクロ素材とする事ができる。
 このカードをシンクロ素材とする場合、
 「シンクロン」と名のついたチューナーをシンクロ素材とする
 モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。 

 [[STARDUST OVERDRIVE]]で登場した[[風属性]]・[[機械族]]の[[上級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 [[手札]]から自身を[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]、特定[[モンスター]]の[[シンクロ素材]]の代用とする[[効果外テキスト]]、出せる[[シンクロモンスター]]を制限する[[効果外テキスト]]を持つ。

 [[シンクロン]]を素材とする[[シンクロモンスター]]専用ではあるが、[[手札]]から[[特殊召喚]]できる優秀な[[チューナー]]。~
 [[特殊召喚]]するだけならば[[《THE トリッキー》]]で充分なので[[シンクロ召喚]]に積極的に活かしたい。

 優先するべきなのは、[[レベル]]7ならば強力な[[効果]]と高[[攻撃力]]を持つ[[《ニトロ・ウォリアー》]]、[[レベル]]8ならば[[破壊]][[効果]]を使用できる[[《ジャンク・デストロイヤー》]]辺りだろう。~
 [[《ボルト・ヘッジホッグ》]]や[[《ダンディライオン》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]][[特殊召喚]]すれば、[[通常召喚]]権を失わずにすぐ[[シンクロ召喚]]が行える。~
 なお、後者ならば[[レベル]]6の[[《ターボ・ウォリアー》]]や[[《ドリル・ウォリアー》]]を状況に応じて使える。

 この[[カード]]と[[《チューニング・サポーター》]]で6種類の[[シンクロモンスター]]を選んで[[シンクロ召喚]]することができる。~
 [[《レベル・スティーラー》]]・[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]等を組み合わせれば、状況によって選んで[[シンクロ召喚]]でき、なかなか強力。~
 なお[[レベル]]の都合で、[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[シンクロ召喚]]は[[《レベル・スティーラー》]]等を使う必要がある。~
 [[《ジャンク・ウォリアー》]]は[[《ジャンク・シンクロン》]]で出すほうが効率が良いが、こちらは[[通常召喚]]権を使わず1[[ターン]]目からいきなり出せるので、いざという時に覚えておきたい。~

-[[墓地]]からの[[自己再生]][[モンスター]]が多い現[[環境]]では[[手札コスト]]すら[[メリット]]と成り得る。~
[[《ダンディライオン》]]共に、[[【シンクロン】]]以外でも優秀な[[シンクロ素材]]として多用される事が多い。~
[[《ガスタ・グリフ》]]とは相性抜群であり、[[リクルート]]する[[ガスタ]]に応じて[[レベル]]7・8の[[シンクロモンスター]]を使い分けられる。~
また、それ以外にも[[リリース]]要員として[[【帝コントロール】]]や[[【冥界軸最上級多用】]]等に採用される事もある。~
こちらでは[[《黄泉ガエル》]]・[[《レベル・スティーラー》]]・[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]等を[[手札コスト]]とし、それらを更なる[[リリース]]要員に出来る。~

-[[チューナー]]が指定されている[[シンクロン]]の[[シンクロモンスター]]の使用者にとって、この[[カード]]の登場は朗報であった。~
既存の指定[[チューナー]]では[[シンクロ召喚]]が難しかった[[《ニトロ・ウォリアー》]]や[[《ターボ・ウォリアー》]]には強い味方であったが、どちらも[[戦闘]]に関する[[効果]]しか持たないために今ほどの評価を得ていたわけではなかった。~
その後、優秀な[[効果]]を持つ[[《ジャンク・デストロイヤー》]]と[[《ドリル・ウォリアー》]]が登場し、この[[カード]]の[[汎用性]]は更に高まり流行していくこととなった。~
また、後に[[シンクロン]]の[[サポートカード]]である[[《調律》]]と[[《シンクロン・エクスプローラー》]]も登場している。~
逆に既存の[[シンクロン]]の[[チューナー]]達の多くは[[デッキ]]の枠を奪われ、更に採用されにくくなった。~
今後も、[[シンクロン]]を[[チューナー]]に指定する[[シンクロモンスター]]が増えていけば評価は上昇していくであろう。

-[[DUELIST EDITION Volume 4]]では[[ウルトラレア>Ultra]]にまで格上げされた。

-[[《A・マインド》]]と[[《地獄からの使い》]]に次ぐ3体目の[[上級モンスター]]の[[チューナー]]。~
他の2体とは違い、この[[カード]]は[[シンクロン]]と名のついた[[チューナー]]を[[シンクロ素材]]とする[[モンスター]]の[[シンクロ召喚]]にしか[[使用]]できない。~
しかし、自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]により場に出しやすく、[[《ニトロ・ウォリアー》]]や[[《ジャンク・デストロイヤー》]]等それなりに強力なものも揃ってるので、扱いやすさは他のものよりも上だろう。~
//ただしその場合、[[チューナー]]ではない低[[レベル]][[モンスター]]を使用することになる。~
//専用[[シンクロン]]と[[《THE トリッキー》]]を使うか、この[[カード]]と低[[レベル]]非[[チューナー]]を使うかは悩みどころ。~
//専用[[シンクロン]]は他の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]でき、いざという時の[[壁]]にできる利点がある。~
//この[[モンスター]]を使用する場合は、[[《黄泉ガエル》]]等の有用な低[[レベル]][[モンスター]]を採用したい。
//低レベルモンスターとのシナジーは上の記事で証明済みなんだから、わざわざ書く内容じゃない

-[[手札コスト]]さえ用意できれば、[[《サイバー・ドラゴン》]]のように[[相手]]に依存することなく出せる[[レベル]]5の[[モンスター]]である。~
そのため、[[ランク]]5の[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ素材]]としても優秀である。~
ただし、その目的の場合は[[手札コスト]]に[[縛り]]がない[[《THE トリッキー》]]等がいる為、こちらを優先するのであれば[[サポートカード]]での補助を視野に入れた構築で差別化を計りたい。

-2010年6月のVジャンプでは、[[《魔轟神獣ガナシア》]]を[[手札コスト]]にして[[特殊召喚]]するように薦めているが、「[[墓地へ送る]]」なので「[[墓地に捨てる]]」を[[トリガー]]とする[[魔轟神獣>魔轟神]]はもちろん[[特殊召喚]]できない。

-VJバトルサバイバーBATTLE3のシロノスvs千丈目(3回目)において千丈目が使用。~
有利な状況であるにもかかわらず、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]し、場を一掃した。~
わざとかどうかは不明だが、実際にはこの[[カード]]で[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]することは不可能なので注意。

-[[英語名]]の「quickdraw」は「早撃ち」を意味する。~
日本語名の「クイック」も[[イラスト]]やアニメの演出からして同じ意味を含んでいると思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsルドガー」(2戦目)において遊星が使用。~
[[《レベル・スティーラー》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[手札]]から[[特殊召喚]]される。~
自身の[[効果]]により[[《ジャンク・シンクロン》]]の代わりとなり、[[《レベル・スティーラー》]]と共に[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[シンクロ素材]]となった。~
「遊星vsマルコムの手下3人」戦からOCG[[効果]]となり、[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[手札]]から[[特殊召喚]]される。~
その後、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]と共に[[《ニトロ・ウォリアー》]]の[[シンクロ素材]]に使用された。~
「遊星vsロットン」戦でも[[シンクロ召喚]]を狙って[[特殊召喚]]されたが、[[永続罠]]《狭小の地下道》により[[シンクロ召喚]]を防がれ、《フルアーマー・オーガ》に[[戦闘破壊]]された。~
その後、《&ruby(スピードスペル){Sp};−デッド・シンクロン》の[[効果]]で[[《ロードランナー》]]と共に[[墓地]]から[[除外]]され、[[《ドリル・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]した。~
「遊星vsシェリーvsミゾグチvsゴースト軍団」戦では[[《ロード・ウォリアー》]]、「遊星vsプラシド」戦では[[《ジャンク・デストロイヤー》]]の[[シンクロ素材]]となった。~
「遊星vsホセ」戦では[[《シューティング・スター・ドラゴン》]]の[[効果]]で4枚目にめくられている。~
「遊星vsジャック」(4戦目)では[[《ターボ・シンクロン》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[特殊召喚]]され、《トライアングル・ウォリアー》と共に[[《ニトロ・ウォリアー》]]の[[シンクロ素材]]となった。

--この[[カード]]と[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]の[[コンボ]]はかなり登場回数が多く、[[《ジャンク・シンクロン》]]+[[《スピード・ウォリアー》]]に続く遊星の基本戦術の一つとなっている。

--「遊星vsルドガー」(2戦目)、「遊星vsミゾグチ」、「遊星vsプラシド」戦にて[[シンクロン]]の代わりとなった際は、[[デッキ]]中の[[シンクロン]]の[[カード]]が現れて回転し、その中から指定された[[カード]]をこの[[モンスター]]が撃ち抜くという描写がなされた。~
この時、[[《ハイパー・シンクロン》]]や[[《チェンジ・シンクロン》]]や[[《ブライ・シンクロン》]]など専用[[シンクロモンスター]]が現在確認されていない[[シンクロン]]も登場している。~

--アニメ初登場時の[[テキスト]]を見ると、OCG版の最後の一文がなく、[[シンクロ素材]]としての制限が無かったようだ。

--海外版の[[イラスト]]は武器規制のため銃口に赤い玉が詰められ照準器も取り払われている。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではEXステージの遊星が使用。~
[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]を[[コスト]]に[[手札]]から[[特殊召喚]]されることがある。~
[[シンクロン]]と名の付いた[[チューナー]]の代わりとなる際は説明が加わっている。

//-神話・伝承において―~

**このカードでシンクロ召喚可能なモンスター [#l474f27c]
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|[[レベル]]|[[モンスター]]|備考|
|5|[[《ジャンク・ウォリアー》]]|[[レベル]]を下げる必要あり|
|6|[[《ジャンク・ガードナー》]]||
|6|[[《ターボ・ウォリアー》]]||
|6|[[《ドリル・ウォリアー》]]||
|7|[[《ジャンク・アーチャー》]]||
|7|[[《ジャンク・バーサーカー》]]||
|7|[[《ニトロ・ウォリアー》]]||
|8|[[《ジャンク・デストロイヤー》]]||
|8|[[《フルール・ド・シュヴァリエ》]]||
|8|[[《ロード・ウォリアー》]]|[[チューナー]]以外2体以上必要|

**関連カード [#u25e1c9d]
-[[シンクロン]]

-[[《THE トリッキー》]]
-[[《ダーク・グレファー》]]
-[[《虚栄の大猿》]]
-[[《パワー・ジャイアント》]]

//―《クイック・シンクロン》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]

//―[[イラスト]]関連

//―《クイック・シンクロン》の姿が見られる[[カード]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#acb036e5]
-[[【シンクロン】]]

**収録パック等 [#ga9d0e9c]
-[[STARDUST OVERDRIVE]] SOVR-JP004
-[[STARDUST OVERDRIVE大会開催店舗限定パック>2パックセット]] SOVR-JP004 &size(10){[[N-Parallel]]};
-[[デュエリストパック−遊星編2−]] DP09-JP010
-[[DUEL TERMINAL −エクシーズ始動!!−]] DT12-JP003
-[[DUELIST EDITION Volume 4]] DE04-JP044 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#wc889cab]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[効果]]は特に分類のない[[効果]]となります(=[[召喚ルール効果]])~
  また、2つ目と3つ目の[[テキスト]]は[[効果モンスター]]の[[効果]]として扱いません。(=[[効果外テキスト]])(09/07/22)

Q:[[《スキルドレイン》]][[適用]]中、2つ目と3つ目の[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
A:いいえ、[[無効]]にはなりません。(09/07/22)

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//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
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