*《クリッター/Sangan》 [#z27a34d5]
 効果モンスター(禁止カード)
 星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
 このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

 [[Vol.6]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]を[[サーチ]]する[[誘発効果]]を持つ。~
 [[《黒き森のウィッチ》]]とは対をなし、[[《クリッチー》]]の[[融合素材]]でもある。~

 緩い[[発動条件]]と広い[[サーチ]][[対象]]を併せ持つ[[サーチャー]]の最高峰であり、現役時代には非常に多くの[[デッキ]]に採用されていた。~
 [[戦闘破壊]]にも[[カード]][[効果]]による[[除去]]に対しても柔軟に対応し、その場にあわせた[[モンスター]]を持ってくることで、逆に[[アドバンテージ]]を掴むことも可能だった。~
 また後述にあるが、[[コスト]]による[[リリース]]や[[アドバンス召喚]]、あるいは[[シンクロ素材]]として[[墓地]]へ送っても[[発動]]できるのが最大の強み。~
 心許ない[[ステータス]]も、[[《リミット・リバース》]]に対応することから一種の[[メリット]]とすらいえた。~

 主な弱点といえば、[[除外]]や[[バウンス]]、[[サーチ]]を封じる[[《ライオウ》]]で妨害されることが挙げられたが、これも些細な弱点に過ぎない。~
 大半の[[モンスター]]も同じ事が言える上、意識して[[メタカード]]を使われなければ[[サーチ]]はほぼ可能なためである。~
 [[《神の宣告》]]などの[[召喚]]を[[無効]]にする[[カード]]を前にしては[[サーチ]]が起動できず無力だが、[[蘇生制限]]もないいち[[下級モンスター]]であるこの[[カード]]に貴重な妨害[[カード]]を浪費させられる、と考えることすらできた。~

-[[サーチ]]型の[[【エクゾディア】]]では、[[キーカード]]として活躍していた。~
[[《キラー・トマト》]]からの[[リクルート]]後に[[自爆特攻]]・[[リリース]]等で[[墓地]]に送り、[[蘇生]][[カード]]や[[サルベージ]][[カード]]で使い回す事で、高速でパーツを揃える事ができる。~
特に、[[《氷結界の虎王ドゥローレン》]]等で[[蘇生]][[カード]]を[[バウンス]]し《クリッター》を[[自壊]]させる事で、毎[[ターン]][[サーチ]]を行う事が可能となる。~

--[[エラッタ]]されるまでは、[[フィールド]]に出る事もなく大暴れしていた。~
詳しくは、[[エラッタ]]を参照。~

-この[[効果]]は、[[強制効果]]である。~
自身が[[フィールド]]上から[[墓地へ送られた]]時に、[[強制発動]]する。~
[[アドバンス召喚]]のために[[リリース]]したり、[[《リミット・リバース》]]で[[蘇生]]させ[[守備表示]]にして[[自壊]]させたりする事でも[[手札]]を補充可能である。~
[[シンクロ素材]]にした場合も[[サーチ]][[効果]]を[[発動]]でき、[[シンクロ召喚]]を行ないつつ次の素材を用意できる。~

--[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の現役時代は、[[媒体]]候補の筆頭でもあった。~

--[[エクシーズ素材]]となったこの[[カード]]が[[墓地へ送られた]]場合、[[効果]]は[[発動]]しない。~
ルール上、[[エクシーズ素材]]は[[カード]]として扱わないため、「この''[[カード]]が''[[フィールド]]から[[墓地へ送られた]]」という[[発動条件]]を満たせないからである。~
これを利用し、[[コントロール奪取]]した[[相手]]の《クリッター》を[[エクシーズ召喚]]に[[使用]]すれば、その[[サーチ]][[効果]]を封じられる。~

-その強さと扱い易さにより[[01/01/15>禁止・制限カード/2001年1月15日]]から[[制限強化]]され、[[04/09/01>禁止・制限カード/2004年9月1日]]には[[《黒き森のウィッチ》]]共々[[禁止カード]]となるが、直後の[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]では[[《黒き森のウィッチ》]]と道を違える形で[[制限復帰]]する。~
強力な[[アタッカー]]を[[サーチ]]できないという点で[[《黒き森のウィッチ》]]に劣るとされ[[制限復帰]]に至ったのだろうか。~
しかしその後、[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]の登場によって低[[ステータス]]の[[モンスター]]だけでも[[ビートダウン]]が行えるようになったことで、実質この[[カード]]から[[フィニッシャー]]に繋がるような動きも可能になった。~
そして、[[《魔界発現世行きデスガイド》]]の登場により簡単に[[リクルート]]することが可能となり、それと併用して多くの[[デッキ]]で採用され、活用されるようになった。~
そのためか、[[13/03/01>禁止・制限カード/2013年3月1日]]で再び[[禁止カード]]となった。~
実に8年ぶりの[[禁止カード]]化となり、[[制限復帰]]した経験を持つ[[カード]]が再び[[禁止カード]]に戻るまでの今までの最長期間であった[[《押収》]]の2年を大幅に更新した。~
[[禁止>禁止カード]]後には、この[[カード]]の[[効果]]を簡単に使い回す事もできる[[《クレーンクレーン》]]も登場する事となった。~
//直後の登場だからあまり関係ない気がする
//早埋のページみたいな書き方にしておきました

-「クリッター(Critter)」は、「生き物」を表す英語「クリーチャー(Creature)」の米国一部地方での方言である。~
また、未確認生物(UMA)の一種としても用いられ、電子と陽イオンに電離した気体であるプラズマから発生する不定形のプラズマ生命体とされる。~
[[イラスト]]のモデルは、このUMAを題材にしたアメリカの映画「クリッター」と思われる。~
毛むくじゃらで頭から手足が生えており、細かい牙がびっしりと生えた大きな口がついている点がよく似ている。~

--[[英語名]]は、「Sangan(三眼)」。~
初期らしいローマ字読みのネーミングだが、熟語が使われている分、[[《Hitotsu-Me Giant》>《サイクロプス》]]よりもまとまりがある名前に仕上がっている。~

-原作・アニメにおいて―~
原作「DEATH-T編」の「闇遊戯vs海馬」戦において、闇遊戯が使用。~
[[《闇・エネルギー》]](原作[[効果]])で[[攻撃力]]が3倍になった[[《闇・道化師のサギー》]]の前に[[守備表示]]で[[壁]]にしただけで活躍は無く、[[OCG]]のような[[効果]]は無かった。~
その時の断末魔は、「クリッター」。~
アニメでは、「表遊戯vsレベッカ」戦においてレベッカが使用。~
[[《黒き森のウィッチ》]]とこの[[カード]]を[[《キャノン・ソルジャー》]]で[[射出]]し、後続の弾を確保しつつ[[墓地を肥やす]]のが彼女の基本戦術であった様だ。~
[[エキスパートルール]]になる前から、この[[モンスター]]の強さを理解していた様である。~
また、闇獏良と闇遊戯の[[デッキ]]にも投入されていたようで、所々登場している。~

--闇獏良が使用した時は、「[[デッキ]]から[[カード]]を1枚[[ドロー]]する」という[[効果]]になっている。~
[[デッキ]]から[[カード]]が1枚[[手札]]に加わるという点では、共通しているが。~

--「乃亜編」の回想シーンでは、海馬がモクバを突き飛ばした時に落ちていた。~
別の回想シーンでは、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~

--「闇遊戯vs乃亜」戦では、闇遊戯が使用。~
闇遊戯の[[《サイバーポッド》]]の[[リバース効果]]で[[表側守備表示]]で[[特殊召喚]]され、すぐ様[[《ブラック・マジシャン》]]の[[生け贄]]となり、[[デッキ]]から[[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]を[[サーチ]]した。~
この時は[[OCG]][[効果]]だった。~

--「ドーマ編」の「闇遊戯vs表遊戯」戦で二人の[[手札]]に存在し、表遊戯が[[裏側守備表示]]で[[召喚]]した。~
次の[[ターン]]に[[破壊]]され、[[効果]]が[[発動]]したが、この時、表遊戯は「[[デッキ]]から''[[守備力]]''1500以下の[[モンスター]]一体を[[手札]]に[[加える]]」と言っている。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};では、学園祭の出し物「MonsterCafe」の中にある絵として登場した。~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは、[[効果]]を持たない[[モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「三つ目の小型悪魔 闇の中で力を発揮する事ができる」と書かれてある。~
[[《闇》]]の中でも大して強くないが、[[墓地]]での[[効果]][[発動]]を示唆しているのだろうか。~
また[[レアリティ]]が[[OCG]]に準拠していないゲームでは、最初から出ているパックの[[ウルトラレア>Ultra]]でおなじみになっている。~
他にも[[カード]]があってこそ輝く[[カード]]なので、パックの目玉[[カード]]になり、かつ序盤からゲームバランスを壊す心配がない点でちょうど良いのだろう。

**関連カード [#b2c0dfff]
-[[《黒き森のウィッチ》]]

-[[《クリッチー》]]

-[[サーチャー]]

―《クリッター》の姿が見られる[[カード]]
-[[《レベル・リチューナー》]]
-[[《魔界発現世行きバス》]]
-[[《Tour Bus To Forbidden Realms》]]

-[[《クリッチー》]]

-[[《相乗り》]]

-[[《手違い》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#u81f8113]
-[[【エクゾディア】]]

**収録パック等 [#sbb8313a]
-[[Vol.6]]
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-08 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-18
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-13
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-15
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-009 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-016
-[[プロモカード]] PC4-003
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP042 &size(10){[[Rare]]};
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP006 &size(10){([[Gold]])};
-[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]] SD21-JP019
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP034 &size(10){[[Super]]};
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP006
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP016
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP006 &size(10){[[Gold]]};
-[[デュエリストセット Ver.ダークリターナー]] DS13-JPD22

**FAQ [#t2cc4870]
Q:[[カードに記載された攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]が「?」の[[モンスター]]を[[サーチ]]できますか?~
A:そのタイプの[[モンスター]]は、[[デッキ]]内だと[[攻撃力]]を判定できない為、[[サーチ]]できません。~

Q:《クリッター》が[[相手]]の[[コントロール]]に移り、[[墓地]]にいった場合、[[サーチ]]できるのはどちらの[[プレイヤー]]ですか?~
A:元々の《クリッター》の[[持ち主]]です。

Q:[[攻撃表示]]の《クリッター》同士が[[相打ち]]になった場合、[[効果]]処理の順番はどうなりますか?~
A:この場合は、特別な[[チェーン]]処理を行います。まず、[[ターンプレイヤー]]の[[《クリッター》]]が[[チェーン]]1、[[相手]](非[[ターンプレイヤー]])の《クリッター》が[[チェーン]]2となり、他に[[チェーン]]する[[カード]]があれば[[発動]]、無ければそのまま逆順処理を行います。

Q:[[自分]]の[[フィールド]]に《クリッター》が存在し、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]と[[《リビングデッドの呼び声》]]が伏せてあります。~
  この状況で[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]し、[[コスト]]として《クリッター》を[[リリース]]しました。~
  [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]に[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[チェーン]]して[[発動]]する際、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]で[[墓地]]に行った《クリッター》を[[蘇生]]させる事はできますか?~
A:可能です。《クリッター》は[[コスト]]、即ち[[《死のデッキ破壊ウイルス》]][[発動]]時点で[[墓地]]へ送られた為、[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[発動]]する時には、既に[[墓地]]へと置かれています。

Q:上記の例の発展系の質問です。~
  同様の状況で、[[相手]]が[[《大嵐》]]を[[発動]]したので、「[[チェーン]]2:[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]」「[[チェーン]]3:[[《リビングデッドの呼び声》]]」としました。~
  この結果、《クリッター》の[[効果]]は同一[[チェーン]]で2回[[発動]]する訳ですが、どのように処理しますか?~
A:この場合、《クリッター》の[[効果]]は[[強制効果]]であるので、一連の[[チェーン]]処理が終わった後に新たに[[チェーンブロック]]を作り処理します。~
  「[[チェーン]]1:《クリッター》」「[[チェーン]]2:《クリッター》」となり、他に[[チェーン]]が積まれなければ逆順処理を行います。~
  尚、「[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]で[[墓地]]に行った時の[[効果]]」と「[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[墓地]]に行った時の[[効果]]」は、どちらを[[チェーン]]1においても構いません。

Q:《クリッター》を[[リリース]]して[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]、これに[[チェーン]]して[[《D.D.クロウ》]]で《クリッター》を[[除外]]した場合、[[チェーン]]を処理した後、《クリッター》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[発動]]します。(08/04/23)~

Q:《クリッター》を[[リリース]]して[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]、これに[[チェーン]]して[[《転生の予言》]]でその[[墓地]]へ送られた《クリッター》を[[デッキ]]に戻した場合、[[チェーン]]を処理した後、《クリッター》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。(12/09/26)

Q:装備カードとなった《クリッター》が破壊され[[墓地へ送られた]]時、[[効果]]は発動しますか?~
A:[[発動]]します。(09/10/07)

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