《トライデント・ドラギオン/Trident Dragion》

シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守2800
ドラゴン族チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分フィールド上に存在するカードを2枚まで破壊する事ができる。
このターンこのカードは通常の攻撃に加えて、
このカードの効果で破壊した数だけ1度のバトルフェイズ中に攻撃する事ができる。

 RAGING BATTLEで登場した炎属性ドラゴン族シンクロモンスター
 シンクロ召喚に成功した時に自分フィールド上のカードを任意で2枚まで破壊でき、破壊した枚数分だけ攻撃回数を増やす誘発効果を持つ。

 チューナーシンクロ素材がそれぞれドラゴン族に限定され、レベル10という高さもあって、このカードシンクロ召喚を行うのは非常に難しい。
 現在ドラゴン族チューナーにはレベル1から4のモンスターが存在しているが、それでもレベル10の壁は大きい。
 結局、シンクロ召喚には上級以上のドラゴン族や3体以上の素材をフィールドに素早く展開することが必須となる。
 ドラゴン族特殊召喚できる《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》《竜魔人 キングドラグーン》や、特殊召喚の容易な《バイス・ドラゴン》《ドラゴン・アイス》《ダーク・アームド・ドラゴン》などを駆使して素材を揃えたい。
 《ロスト・スター・ディセント》《ウィキッド・リボーン》ドラゴン族シンクロモンスター蘇生させたり、《簡易融合》《ドラゴンに乗るワイバーン》《暗黒火炎龍》を呼ぶのもありだろう。

 チューナーの中では《デブリ・ドラゴン》が特に好相性。
 レベルが4と高い上に、自身の効果モンスター蘇生できるため、それによってさらにレベルを増やしたり、それを《トライデント・ドラギオン》の破壊対象にするなどできる。
 レベル6で攻撃力500以下のドラゴン族モンスターは現状では存在しないため、一枚でシンクロ召喚を狙うことはできないが、《DNA改造手術》ドラゴン族宣言するのも有効。
 《偉大魔獣 ガーゼット》《キャッスル・ゲート》等を蘇生することで容易にシンクロ召喚ができる。
 シンクロ召喚に成功した後に《DNA改造手術》破壊することもできるため、シナジーが見込める。
 ドラゴン族を宣言した《DNA改造手術》を使えば、《デブリ・ドラゴン》から《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》も出しやすくなるので、ついでにエクストラデッキに投入するのもいいだろう。
 また、《デブリ・ドラゴン》の効果から《C・ドラゴン》等のレベルドラゴン族シンクロモンスターシンクロ召喚後、《リミット・リバース》《デブリ・ドラゴン》蘇生することで、2枚のカードシンクロ召喚が可能。
 その場合、無意味なカードとしてフィールドに残った《リミット・リバース》破壊することで、さらにディスアドバンテージを抑えることができる。

 ただでさえシンクロ召喚が難しいことに加え、更に1〜2枚のディスアドバンテージを負わされる連続攻撃効果は大味にして豪快。
 シンクロ召喚したターンしか適用されないものの、攻撃力3000で3回もの攻撃を叩き込めば、即座にゲームエンド級の戦闘ダメージが発生する。
 炎属性なので《火霊術−「紅」》に対応しており、攻撃後に射出すれば戦闘ダメージと合わせて大ダメージを与えられるだろう。

 破壊するカードにはフリーチェーン罠カード速攻魔法を選択し、ディスアドバンテージの軽減に繋げたい。
 《精神操作》等でコントロール奪取した相手モンスター破壊できれば理想的である。
 その他、破壊される事で効果を発揮する《鎖付き爆弾》《呪われた棺》《黄金の邪神像》を選択するのも良い。
 《黄泉ガエル》《レベル・スティーラー》等の自己再生モンスターも候補に上がるだろう。

 このように、効果を活かすまでには相当なディスアドバンテージを負うモンスターなので、《奈落の落とし穴》等で除去されては冗談にもならない。
 《王宮のお触れ》《トラップ・スタン》を用いて、安全に召喚攻撃できる状況を整えたい。
 《竜魔人 キングドラグーン》《マテリアルドラゴン》等も並べればより安定性が増すだろう。

 このカードを最大限に活用できるデッキ【ドラグニティ】だろう。
 《ドラグニティナイト−バルーチャ》《ドラグニティアームズ−レヴァテイン》《ドラグニティ−ファランクス》の併用で容易にシンクロ召喚できる。
 《デブリ・ドラゴン》サーチし、自身をシンクロ素材とする事が可能な《ドラグニティナイト−ガジャルグ》を利用するのもおもしろい。
 《ドラグニティ−ドゥクス》などを利用すれば装備カードとしてフィールド上カードを調達することも容易なので、このカード効果によるディスアドバンテージをある程度抑える事ができる。
 さらに、《ドラグニティ−アキュリス》の登場によって【ドラグニティ】除去機能が強化されたため、このモンスター連続攻撃も決まりやすくなる。
 【ドラグニティ】は全般的に決定力が乏しいので、それを補う意味でも投入する価値は十分にある。

関連カード

―トライデント(三叉槍)を元ネタとするカード

収録パック等

FAQ

Q:破壊効果対象をとりますか?
A:対象をとります。(09/02/19)

Q:破壊効果発動し、効果解決時にこの効果で対象カードを破壊することができなかった場合はその分追加攻撃はできますか?
A:「このモンスター効果破壊」できなかった場合それは枚数に含まれず、その分の攻撃増加は発生しません。(09/05/27)

Q:シンクロ召喚された時に何もカード破壊しない事はできますか?
  また、その場合はチェーンブロックは作られますか?
A:チェーンブロックを発生させたならば、必ず1枚以上破壊しなければなりません。(09/06/28)

Q:このカード自身の効果で複数回攻撃ができる状態の時に《スキルドレイン》発動した場合、その効果は無効になりますか?
A:いいえ、無効にならずにその場合でも複数回攻撃できます。(09/04/02)

Q:《不運なリポート》などで追加のバトルフェイズが発生した場合、同じく追加攻撃は可能ですか?
A:同一ターン中なので、2回目のバトルフェイズでも連続攻撃できます。(10/09/05)

Q:《歯車街》破壊されたとき、《歯車街》任意効果タイミングを逃す事になりますか?
A:《トライデント・ドラギオン》の効果カード破壊されたというタイミングで終了するため、破壊された《歯車街》効果発動する事ができます。(09/02/22)