*《ファイアウォール・ドラゴン/Firewall Dragon》 [#top] リンク・効果モンスター(禁止カード) リンク4/光属性/サイバース族/攻2500 【リンクマーカー:上/左/右/下】 モンスター2体以上 (1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、 このカードと相互リンクしているモンスターの数まで、 自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。 そのモンスターを持ち主の手札に戻す。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):このカードのリンク先のモンスターが、 戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。 手札からモンスター1体を特殊召喚する。 [[CODE OF THE DUELIST]]で登場した[[光属性]]・[[サイバース族]]の[[リンクモンスター]]。~ [[自分]]または[[相手]]の[[フィールド]]・[[墓地]]の[[モンスター]]を[[持ち主]]の[[手札]]に[[戻す]][[誘発即時効果]]、[[手札]]から[[モンスター]]1体を[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]を持つ。~ [[リンク素材]]自体には[[縛り]]が無いが、[[リンク]]4なので通常の手順で出すには4体の[[モンスター]]が必要になる。~ [[効果]]の活用には更に[[モンスター]]が必要なため、基本的に[[モンスター]]の大量展開が必須となる。~ [[【インフェルニティ】]]や[[【ゼンマイ】]]等、[[メインモンスターゾーン]]で[[モンスター]]を気兼ねなく[[特殊召喚]]し大量展開を狙う[[デッキ]]であれば(1)(2)の[[効果]]とも[[親和性>シナジー]]が高いので採用しやすい。~ それ以外の[[デッキ]]では以下の方法等を用いて、この[[モンスター]]を[[リンク召喚]]する為の工夫が求められる。~ > +[[モンスタートークン]]を複数[[リンク素材]]に活用する場合~ (具体例:[[《クレーンクレーン》]]又は[[《切れぎみ隊長》]]で[[《ダンディライオン》]]を[[蘇生]]させ、[[《ミセス・レディエント》]]を[[リンク召喚]]し、[[綿毛トークン]]2体と[[《ミセス・レディエント》]]で[[リンク召喚]]を行う)~ +[[リンク]]3以下を[[蘇生]]させて[[リンク素材]]にする場合~ (具体例:[[《RAMクラウダー》]]で[[《デコード・トーカー》]]を[[蘇生]]し、[[《RAMクラウダー》]]と[[《デコード・トーカー》]]で[[リンク召喚]]を行う) +[[デッキ]]から[[リンク素材]]を[[リクルート]]して[[リンク召喚]]を行う場合~ (具体例:[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[《輪廻天狗》]]を[[リクルート]]し、[[リンク]]2につないで[[《輪廻天狗》]]を[[リクルート]]、同様に[[リンク]]3を出して3体目の[[《輪廻天狗》]]を出し、[[リンク召喚]]を行う)~ //(具体例:[[《捕食植物オフリス・スコーピオ》]]で[[《捕食植物ダーリング・コブラ》]]を[[リクルート]]し、[[《ブリリアント・フュージョン》]]を[[サーチ]]、[[《ジェムナイト・セラフィ》]]の[[融合素材]]に[[《Emトリック・クラウン》]]を使い[[特殊召喚]]、この4体で[[リンク召喚]]を行う)~ < この内、1.の方法で出す場合は[[《クラスター・ペンデュラム》]]や[[《幻銃士》]]も条件こそあるが[[トークン]]を用意しやすい。~ また[[光属性]]なので[[《フォトン・サンクチュアリ》]]で[[特殊召喚]]される[[フォトントークン]]を使用するのも手。~ [[《スケープ・ゴート》]]なら1枚で4体の[[トークン]]を用意できるが、[[相手]][[ターン]]をまたがねばならない点で遅い。~ [[リンクマーカー]]は上下左右にあり、[[エクストラモンスターゾーン]]に出しても[[自分]]の[[リンク先]]は1つしか増えず、[[相手]]の[[リンク先]]も1つ増やしてしまう。~ このため、なるべく[[メインモンスターゾーン]]に出したい。~ // [[《リンク・スパイダー》]]を[[エクストラモンスターゾーン]]に出してその後ろの[[メインモンスターゾーン]]に出すのが楽だろう。~ // その[[《リンク・スパイダー》]]とは[[相互リンク]]になるため(1)の[[効果]]が[[発動]]でき、[[リンク素材]]などで[[墓地へ送れ>墓地へ送る]]ば(2)の[[効果]]にも繋がり、あちらの低[[攻撃力]]を晒すリスクも抑えられる。~ //[[《リンク・スパイダー》]]に限らない、メインモンスターゾーンに出す方法は様々あり特記すべきか悩ましい (1)の[[効果]]は[[お互い]]の[[フィールド]]・[[墓地]]から任意の[[モンスター]]を[[手札]]に[[バウンス]]できる[[フリーチェーン]][[効果]]。~ [[相手]][[モンスター]]の[[除去]]、[[墓地]]利用の阻害を狙える他、[[自分]]の[[モンスター]]の[[サルベージ]]も可能。~ ただし、[[相互リンク]]している[[モンスター]]の数までという条件が厄介であり、[[リンク]]4のこの[[カード]]を出した上で更に別の[[リンクモンスター]]が必要となる。~ ([[ソリティア]]要素が強くなり、[[対策>メタを張る]]され易くなるが)[[メインモンスターゾーン]]で[[モンスター]]を気兼ねなく[[特殊召喚]]し大量展開を狙う[[コンボ]]やギミックを駆使して後続の[[制圧]]手段に繋げて、最終的には相手の戦術を[[封殺>ロック]]する布陣を形成するのが一般的といえる。~ もしくはこの[[モンスター]]の[[リンク素材]]として使用した[[リンクモンスター]]を[[蘇生]]させるのも有効といえる。~ 一方、[[フィールド]]に[[表側表示]]でいる限り1度しか使えず、[[リンクモンスター]]の性質上[[裏側守備表示]]にすることもできないので、[[フィールド]]から1度離さない限り2度目の[[発動]]もできない。~ [[《RAMクラウダー》]]で[[リリース]]してすぐに[[蘇生]]したり、[[《サイバネット・バックドア》]]等で一時的に[[除外]]させれば、複数回の[[発動]]を狙える。~ (2)の[[効果]]には回数制限がなく、条件も能動的に使いやすいため、幅広い活躍ができる。~ 単純に、各種の素材にした場合にも発生するため、(1)のための後続の展開をはじめとした動きにも大きく貢献する。~ [[フィールド]]から[[墓地へ送られた]]場合(または[[リンク素材]]になった場合)に[[サーチ]]できる[[モンスター]]と組むと、その[[サーチ]]した[[モンスター]]を即座にこの[[効果]]で展開できる。~ (この[[カード]]の(2)の[[効果]]⇒[[サーチ]][[効果]]と[[チェーン]]を組む事により逆順処理で[[サーチ]]後に[[特殊召喚]]の処理となる。)~ [[《プリーステス・オーム》]]等回数制限のない[[射出]][[カード]]と組み合わせることで大[[ダメージ]]を与えられる。~ [[特殊召喚]]に成功した・もしくは[[墓地へ送られた]]場合に[[同名カード]]や類似[[効果]]を持つ[[カード]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]できる[[モンスター]]を[[射出]]し、[[手札]]に加わった[[カード]]をこの[[カード]]の(2)の効果で[[特殊召喚]]するのである。~ // [[《グリーン・ガジェット》]]らを使えば9回[[コスト]]を確保でき、4500以上の[[ダメージ]]を与えられる。~ // また、[[《暗黒プテラ》]]等の[[サルベージ]][[効果]]持ちを複数枚用意できれば[[無限ループ]]も可能。~ //プテラの強制効果が先に発動する(後から処理される)のでプテラ1枚でのループは不可 //プテラ以外にもレイジグラ、アサルトコア、ゼンマイバット等、2枚でループできるカードは多い。全部書くとかなり長くなるしCO // [[《B−バスター・ドレイク》]]ならば1枚でも[[無限ループ]]に突入できるので、[[相手]]が[[メタカード]]等で[[対策>メタを張る]]してこなければ[[先攻]][[1ターンキル]]も十分視野に入る。~ //Aをサーチし特殊召喚、リリースしBをサルベージし特殊召喚、Bをリリースし2枚目のAをサーチし特殊召喚、以後2枚のAを交互にサルベージし特殊召喚 -(1)により戻せる最大枚数は3枚。~ [[リンクマーカー]]の数自体は4つだが、実際には[[エクストラモンスターゾーン]]では左右、[[メインモンスターゾーン]]では下との[[相互リンク]]の形成が不可能となるためである。~ -(2)の条件は[[墓地]]へ送られた場合と別で、[[戦闘破壊]]も指定されている。~ このため、[[戦闘破壊]]の場合に限り、[[《次元の裂け目》]]等で[[墓地]]に行かなかった場合でもこの[[効果]]を適用できる。~ --この[[効果]]は[[ダメージステップ]]でも[[発動]]可能。~ また、それが[[リンク先]]であれば[[相手]][[モンスター]]が[[戦闘破壊]]された場合でも[[発動]]できる。 ~ -(1)(2)のいずれの[[効果]]も[[同名カード]]の回数制限がなく、登場以降多数のループ[[コンボ]]の温床になり続けていた。~ (1)は[[表側表示]]でいる限りは1度しか使えないが、一旦[[バウンス]]して再度[[リンク召喚]]したり[[墓地へ送って>墓地へ送る]][[蘇生]]させたりすれば再度[[発動]]が可能である。~ --2017年では[[【SPYRAL】]]等でこの[[カード]]を複数枚採用し、お互いがお互いを[[バウンス]]し合う事で(1)の[[効果]]を1[[ターン]]に何度も使い続け[[アドバンテージ]]を獲得する[[コンボ]]が確立。~ これが問題視されたのか、[[OCG]]では[[18/01/01>リミットレギュレーション/2018年1月1日]]に、[[TCG]]では[[18/02/05>海外の禁止・制限カード/2018年2月5日]]に[[制限カード]]となり、日米共に[[サイバース族]]及び[[リンクモンスター]]として初の規制となった。~ --規制により(1)の[[効果]]の悪用は鳴りを潜めたのだが、今度は(2)の[[効果]]を利用した[[コンボ]]が2018年の[[環境]]で横行。~ 間の悪い事に規制からわずか半月後に[[トロイメア]]が登場し、こちらの(2)の[[効果]]による連続大量展開とあちらの[[制圧]][[エクストラリンク]]との相性が抜群に良い。~ [[相手]]の妨害さえかいくぐれば[[先攻]]1[[ターン]]目から[[相手]]の反撃を封殺する布陣を簡単に作れるようになり、これらを利用する[[【剛鬼】]]等では開始早々に決着がつくことも珍しくない。~ また、[[【植物リンク】>【植物族】#variation9]]や[[【ABC】]]等ではその展開力を[[射出]][[カード]]と[[コンボ]]させる事で[[先攻]][[1ターンキル]]を狙いにいく動きも確立された。~ (詳細は各[[デッキ]]、[[《A−アサルト・コア》]]や[[《キャノン・ソルジャー》]]のページも参照。)~ こうした事情により規制された2018年の[[環境]]でも高い採用率を誇る[[リンクモンスター]]となっていた。~ 後述する[[射出]][[カード]]が立て続けに[[禁止カード]]になっていき、遂に元凶といえるこの[[カード]]も[[19/01/01>リミットレギュレーション/2019年1月1日]]に[[禁止カード]]行きとなった。~ --[[TCG]]では日本に先駆け[[18/12/03>海外の禁止・制限カード/2018年12月3日]]にて[[禁止カード]]にされた。~ あちらでは上記の[[射出]][[カード]]の規制を行っていないため、元凶であるこの[[カード]]を早めに禁止にせざるを得なかったのであろう。~ --[[18/07/01>リミットレギュレーション/2018年7月1日]]・[[18/10/01>リミットレギュレーション/2018年10月1日]]では[[《キャノン・ソルジャー》]]・[[《トゥーン・キャノン・ソルジャー》]]・[[《メガキャノン・ソルジャー》]]・[[《アマゾネスの射手》]]の4枚もの[[射出]][[カード]]が立て続けに[[禁止カード]]になっている。~ 公式からの明言はないものの、規制時期を考えればこの[[カード]]を利用したループ[[コンボ]]が公式から危険視された結果なのはほぼ間違いないであろう。~ その後、この[[カード]]が[[禁止カード]]になったが、他の[[カード]]とのループ[[コンボ]]を警戒してか今のところこれらの[[射出]][[カード]]の復帰はない。~ -主人公が使うエース[[モンスター]]の規制は史上初であり、それも放送1年目にしての規制は異例とも言える。~ ちなみに[[制限カード]]指定の規制時点でこの[[カード]]はアニメに2回しか登場しておらず、(2)の[[効果]]に至っては放送開始から約1年半後の第63話の「遊作/Playmaker vs鎧坂」戦まで1度も使用されなかった。~ それだけ[[OCG]]のループ[[コンボ]]を公式側が重く見たという事だろうか。~ --そして''現行アニメの主人公のエース[[モンスター]]が[[禁止カード]]の指定を受けた''という、前例のない規制となった。~ 上記の様にこれほど多くの、そして長い期間で[[先攻]][[1ターンキル]]や[[制圧]]に利用される[[カード]]は通常では[[禁止カード]]や[[エラッタ]]による処置が施されることが多い。~ この[[カード]]の場合は、主人公のエース[[モンスター]]と言う立場から周囲のカードを規制する事で[[制限カード]]に留めていたが、それでも[[禁止カード]]を免れる事はできなかった。~ アニメVRAINSは[[OCG]]の[[リミットレギュレーション]]を意識している事が監督から明かされているため([[《トリックスター・リンカーネイション》]]参照)、今後の登場も難しくなるだろう。~ とはいえ、下記にも記述してある通り、主人公のエース[[モンスター]]とは思えないほど出番が少ない[[カード]]であるため、物語上の影響は非常に小さいとみられる。~ むしろ、[[禁止カード]]化を危惧して出番を抑えていたとも考えられる。 -[[週刊少年ジャンプ(2017年21・22合併号)>書籍付属カード#WJ]]で、[[イラスト]]違いの[[カード]]が収録された。~ 通常パック収録の[[ウルトラレア>Ultra]][[カード]]が近い時期に雑誌で[[イラスト]]違いで再録されるのは[[《No.34 電算機獣テラ・バイト》]]に次いで2例目となる。~ [[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]も似た立場だが、そちらは雑誌付録が先であり、同一の[[イラスト]]([[レアリティ]]違い)だった。~ --更に[[LINK VRAINS BOX]]で3枚目の[[イラスト]]違いが収録。~ 登場1年以内で3種類もの[[イラスト]]が登場する稀有な[[カード]]である。~ この登場から10日も経たないうちに[[制限カード]]になったため、[[OCG]]においてこの3種を1つの[[デッキ]]で使えた期間は殆ど無い。~ --[[CODE OF THE DUELIST]]と[[LINK VRAINS BOX]]収録の[[イラスト]]では青と白が基調だが、[[週刊少年ジャンプ(2017年21・22合併号)>書籍付属カード#WJ]]では赤と白が基調となっている。~ アニメ版では通常時は青と白の体色だが、[[攻撃宣言]]の際に赤と白の体色に変化しており、[[CODE OF THE DUELIST]]のCMでも同様に色が変化する演出が見られる。~ -ファイアウォールは英語で一般的には防火壁を意味するが、[[サイバース族]]であることを考えると、ネットワークにおける不要な通信を妨害するシステムを指すコンピュータ関連用語の方が由来だろう。~ --防護システムの[[カード名]]を持つ[[モンスター]]だが、上記の通り数々の凶悪な[[コンボ]]を生み出したため、皮肉にも自身が[[ファイアウォール>禁止カード]]に引っ掛かってしまった。 -原作・アニメにおいて―~ アニメVRAINSにて、主人公の藤木遊作/Playmakerが使用するエース[[モンスター]]。~ 本編では「遊作/Playmaker vsリボルバー」(1戦目)においてPlaymakerが[[スキル>スピードデュエル#skill]]「Storm Access」によって入手。~ しかし、[[リンク召喚]]される前に[[引き分け]]にされたため、使用はされなかった。~ 初使用は「遊作/Playmaker vsリボルバー」(2戦目)。~ [[《デコード・トーカー》]]と[[《エンコード・トーカー》]]を[[リンク素材]]に[[リンク召喚]]され、[[《弾帯城壁龍》]]を[[戦闘破壊]]する。~ 返しのリボルバーの[[ターン]]で[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[コントロール奪取]]されたが、[[《サイバネット・リフレッシュ》]]によって[[破壊]]、その後Playmakerの[[フィールド]]に[[蘇生]]された。~ この時に[[発動]]した[[バウンス]][[効果]]は[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]には通用せず、[[《マグナヴァレット・ドラゴン》]]の[[効果]]の[[トリガー]]となるが、[[《サイバネット・リフレッシュ》]]による[[耐性]]で難を逃れる。~ 返しの[[ターン]]で[[《エンコード・トーカー》]]による[[戦闘破壊]][[耐性]]のもと[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]に1度[[攻撃]]し、[[《エンコード・トーカー》]]と[[永続魔法]]《バトル・バッファ》で[[攻撃力]]を上げる。~ 最終的に[[《サイバネット・ユニバース》]]の[[効果]]を含め[[攻撃力]]は7200にまで[[強化]]され、[[《パラレルポート・アーマー》]]で[[2回攻撃]]を得て[[《ヴァレルロード・ドラゴン》]]を[[攻撃]]し、[[1ターンキル]]を決めた。~ 4回目の登場となった「vs鎧坂」戦で初めて(2)の[[効果]]を使用しており、[[《バックアップ・セクレタリー》]]が[[《フレイム・アドミニスター》]]の[[リンク素材]]となったことで[[発動]]し、[[《デュアル・アセンブルム》]]を[[特殊召喚]]。~ その後(1)の[[効果]]で、鎧坂の[[《剛鬼ツイストコブラ》]]と[[《剛鬼ザ・ソリッド・オーガ》]]を[[バウンス]]し、[[《デュアル・アセンブルム》]]と共に[[直接攻撃]]して[[フィニッシャー]]となった。~ [[攻撃]]名は「テンペストアタック」(第19話の字幕では「テンペスト・アタック」)、(1)の[[効果]]名は「エマージェンシーエスケイプ」。~ --[[攻撃]]名の「テンペストアタック」とは「''T''ransient ''E''lectro''m''agnetic ''P''uls''e'' ''S''urveillance ''T''echnology ''Attack''」の略称であり、日本語に訳せば電磁波盗聴攻撃や電磁波解析攻撃となる。~ コンピューターや周辺機器、ケーブルから漏洩する微弱な電磁波を傍受し、パスワードなどのセキュリティー情報を不正に入手する暗号解読手法のことである。~ セキュリティを突破する手段であり、コンピュータを守る手段であるファイアウォールとは逆の立場のものである。~ --[[攻撃]]時は、羽根が分離・変形し目のアップと共に背中から円を描くエネルギーを展開、青い体色部分が赤に変化してブレスを放つという演出がなされている。~ また、(1)の[[効果]][[発動]]時は頭から[[相互リンク]]の数だけ電撃を[[バウンス]]する[[モンスター]]に飛ばす演出になっている。~ --登場の告知こそされていたが、オープニング映像以外では登場することがないまま次の[[CIRCUIT BREAK]]が発売となった。~ VRAINSの放送開始時期との関係が変則的だった点を加味しても、レギュラーパック表紙[[モンスター]]が次パック発売を迎えてなお未登場であったというのは非常に珍しい。~ 更に言ってしまえば[[デュエル]]での初登場は[[次パックの表紙モンスター>《ヴァレルロード・ドラゴン》]]と同じ話数であるというのも異例の事である。~ --前述のように、初登場の[[デュエル]]にて[[コントロール奪取]]されてしまうという、これもまた異例の扱いを受けた。~ 主人公が操るエース[[モンスター]]としては史上初となる([[《スターダスト・ドラゴン》]]は、初登場の時点ではジャックが所有していた)。~ その第12話のサブタイトルでは「鉄壁の守護竜」と評されているが、その回では(というより現在までの出番では)「守護竜」と評されるようなシーンや活躍は特になかった。~ --番組開始から[[禁止カード]]になるまでの放送7クールでは、「vsリボルバー」(2戦目)・「vs財前晃」・「vsリボルバー」(4戦目)・「vs鎧坂」・「vs Go鬼塚」(2戦目)のわずか5回しか出番がなかった。~ この内、3回は[[フィニッシャー]]となっている一方で、「vsリボルバー」(4戦目)では(アニメ1年目の最終[[デュエル]]だったにもかかわらず)[[エクストラリンク]]要員として[[リンクマーカー]]を使用されるだけで、[[効果の発動]]や[[戦闘]]すらできず[[リンク素材]]にされてしまった。~ 「vs Go鬼塚」(2戦目)でも、[[《ファイアウォール・X・ドラゴン》]]の[[攻撃]]や[[効果]]に貢献したが、自身は[[攻撃]]も(1)の[[効果]]も悉く[[無効]]にされてしまった。~ ---一応、主人公の伝統となる[[攻撃力]]2500の[[モンスター]]であり、第19話時点では「Playmakerが使用する最強[[モンスター]]に位置づけられる」と作中で明言されている。~ だが、これらの扱いに加え、1年目の最終[[デュエル]]の[[フィニッシャー]]も[[《デコード・トーカー》]]に譲るなど、主人公のエース[[モンスター]]とは言い難い扱いを受けている。~ 上述した[[制限カード]]化にも象徴されるように、アニメの[[モンスター]]としては扱いにくい[[効果]]が仇となっているのだろうか。~ 事実「vs鎧坂」戦では、[[バウンス]]でがら空きにした[[相手]]へ総[[攻撃]]する際の合計[[攻撃力]]が8000を超えており、4000[[ライフポイント]]制のアニメにおけるオーバーパワーぶりが如実に表れている。~ ---[[サイバース族]]という時点で作中において特異な存在ではあるのだが、この[[カード]]自体が歴代主人公のエース[[モンスター]]のように主人公との因縁や特別な力を持っているという描写は現時点では見受けられない。~ また、この[[カード]]に限らず、遊作/Playmakerが特定の[[モンスター]]をエースとして強調する場面は少ない。~ ---[[20th ANNIVERSARY DUELIST BOX]]は「歴代作品のエース[[モンスター]]が新規[[イラスト]]&20thシークレットレア仕様となって収録」と謳っているが、VRAINSの収録枠はこの[[カード]]ではなく[[《デコード・トーカー》]]が選ばれている。~ 他作品からの選出はすべて[[攻撃力]]2500のエース[[モンスター]]で統一されているため本来はこの[[カード]]が適当だったはずなのだが、恐らく本商品の発売から約一週間ほどで[[禁止カード]]となってしまうことから収録を避けたものと思われる。~ //規制を受けたことやアニメ本編内での出番の少なさを考慮したうえでの選出と捉えることもできるが、こちらには既に3種類もの[[イラスト]]が存在していることも影響しているのかもしれない。~ //デコードがエースの謳い文句のソース:https://yu-gi-oh.jp/index.php?page=details&&id=385 //ファイアウォールがエースの謳い文句のソースhttps://www.yugioh-card.com/japan/lineup/duel_monsters/lvb1/ //とりあえず上記の一文は事実なのでひとまずこれだけは記述していいと思う //-コナミのゲーム作品において―~ **関連カード [#card] ―[[カード名]]・デザイン関連 -[[《ファイアウォール・ガーディアン》]] -[[《ファイアウォール・X・ドラゴン》]] -[[《セキュリティ・ドラゴン》]] -[[《プロキシー・ドラゴン》]] ―(1)の類似[[効果]] -[[《セイクリッド・トレミスM7》]] ―(2)の類似[[効果]]は[[《選ばれし者》>《選ばれし者》#card]]を参照~ ―[[カード名]]関連 -[[《ファイヤー・ウォール》]] //―[[イラスト]]関連 //―《ファイアウォール・ドラゴン》の姿が見られる[[カード]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【イグナイト先攻1キル】>【イグナイト】#Loop]] -[[【インフェルニティ】]] -[[【サイバース族】]] -[[【星杯】]] **収録パック等 [#pack] -[[CODE OF THE DUELIST]] COTD-JP043 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Holographic]]}; -[[週刊少年ジャンプ(2017年21・22合併号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]] WJMP-JP027 &size(10){[[N-Parallel]]}; -[[LINK VRAINS BOX]] LVB1-JPS01 &size(10){[[Ex-Secret>Secret]]}; **FAQ [#faq] ***(1)の効果について [#faq1] Q:一度[[発動]]した後、[[《サイバネット・バックドア》]]等で[[一定期間だけ除外]]された場合、再度[[発動]]できるようになりますか?~ A:再度[[発動]]できます。(17/06/26) ***(2)の効果について [#faq2] Q:「[[チェーン]]1:この[[カード]]の右側の[[モンスター]]を[[破壊]]」「[[チェーン]]2:この[[カード]]の左側の[[モンスター]]を[[破壊]]」と[[チェーン]]が積まれ、解決しました。~ 2回に分かれて[[墓地]]に行っていますが、この[[カード]]の(2)の[[効果]]は2回[[発動]]できますか?~ A:いいえ、[[発動]]できるのは1回だけです。(17/10/12) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《ファイアウォール・ドラゴン》,モンスター,リンクモンスター,効果モンスター,リンク4,光属性,サイバース族,攻2500);