*《フェニキシアン・クラスター・アマリリス/Phoenixian Cluster Amaryllis》 [#p8d8f233]
 効果モンスター
 星8/炎属性/植物族/攻2200/守   0
 このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
 このカードは攻撃した場合、そのダメージ計算後に破壊される。
 自分フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
 相手ライフに800ポイントダメージを与える。
 また、自分のエンドフェイズ時、
 このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、
 このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。 
//英語名: ttp://cgi.ebay.com/Phoenixian-Cluster-Amaryllis-yugioh-RGBT-EN006-IN-HAND_W0QQitemZ270382733238QQcmdZViewItemQQptZLH_DefaultDomain_0?hash=item270382733238&_trksid=p3286.c0.m14&_trkparms=66%3A2%7C65%3A10%7C39%3A1%7C240%3A1318%7C301%3A0%7C293%3A1%7C294%3A50

 [[RAGING BATTLE]]で登場した[[炎属性]]・[[植物族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]方法を制限する[[召喚ルール効果]]を持っており、2種類の方法でのみ[[特殊召喚]]することができる。~
 さらに[[攻撃]]した[[ダメージ計算後>ダメージ計算]]に[[自壊]]する[[永続効果]]、[[破壊]]され[[墓地に送られた時>墓地に送る]]に[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]。~
 そして、[[墓地]]の[[植物族]]1体を[[除外]]することで、自身を[[蘇生]]する[[起動効果]]を持っている。

 [[特殊召喚]]に制限があるため、[[《ローンファイア・ブロッサム》]]・[[《ギガプラント》]]・[[《増草剤》]]などによる[[特殊召喚]]が一切不可能であり、せっかく[[植物族]]であるのに、その[[サポート>サポートカード]]の恩恵はほとんど受けられない。~
 しかし、[[手札]]から[[特殊召喚]]するのに必要な[[《フェニキシアン・シード》]]の方は問題なく[[特殊召喚]]でき、[[守備力]]が0なので、[[《ボタニティ・ガール》]]や[[《バイオレット・ウィッチ》]]で簡単に[[サーチ]]できる。~
 また[[通常召喚]]ができないわけではなく、[[綿毛トークン]]を用いた[[アドバンス召喚]]や[[《死皇帝の陵墓》]]による[[召喚]]も可能である。

 [[フィールド]]上で[[破壊]]され[[墓地に送られた時>墓地に送る]]の[[ダメージ]]は800と中々高く、何度も[[発動]]されるとかなり嫌な[[効果]]である。~
 この[[カード]]は[[自分]]から[[攻撃]]を仕掛けた場合は、自身の[[効果]]で[[自壊]]するため、能動的に[[ダメージ]]を与える[[効果]]を使う事ができる。~
 さらに自身を[[蘇生]]させる[[効果]]を持っているため、[[コスト]]として[[除外]]する[[植物族]]を常に準備することができれば何度でも[[蘇生]]できる。~
 [[《ローンファイア・ブロッサム》]]から[[《フェニキシアン・シード》]]を[[リクルート]]し、その[[効果]]でこの[[カード]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]できれば非常に理想的。~
 [[蘇生]]のために[[除外]]する[[植物族]]を一気に準備することができ、ここに[[《種子弾丸》]]も[[発動]]しておけばさらなる[[ダメージ]]も期待できる。~
 [[自壊]]の[[デメリット]]を利用すれば[[《世界樹》]]の[[カウンター]]を貯める事もできるので、様々な[[サポートカード]]を活かしていこう。

 自身の[[効果]]で[[蘇生]]する[[効果]]は、この[[カード]]が一度[[フィールド]]上に[[召喚]]されていなくても問題なく使用することができる。~
 [[強制効果]]ではないので出したい時にだけ出せばよく、[[自分]]の[[エンドフェイズ]]時ならば[[墓地に送られた>墓地に送る]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]以外でも[[蘇生]]できる。~
 また[[《フェニキシアン・シード》]]は[[ステータス]]が低い上に[[事故要因>手札事故]]にもなり得るので、採用するのは難しい場合も少なくない。~
 よって最初から[[《フェニキシアン・シード》]]で[[特殊召喚]]する道を捨て、[[《おろかな埋葬》]]などで[[デッキ]]から[[墓地]]に送ってしまうのも一つの手である。~
 [[手札]]に来てしまった場合でも、[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《天罰》]]などの[[発動]][[コスト]]として[[墓地に捨てて>墓地に捨てる]]しまえばいいだろう。~
 [[レベル]]8の[[モンスター]]なので、[[《椿姫ティタニアル》]]と共用できる[[《トレード・イン》]]とも相性が良い。~


 最大の問題は、[[蘇生]]させるためには[[植物族]]を[[除外]]しなければならないことだろう。~
 [[【植物族】]]はただでさえ[[除外]]に弱く、それを[[自分]]からやってしまうため[[《ギガプラント》]]等の[[蘇生]][[カード]]との共存は容易ではない。~
 その[[効果]]の性質上スピードはかなり遅いため、現[[環境]]で活躍させるのは難しく、パワーとスピードが重要な[[【植物族】]]ではなお採用が厳しくなる。~
 この[[カード]]を有効に使用したいなら、[[【植物族】]]の中でも特にこの[[カード]]を活かすための専用の[[デッキ]]を組んだほうがいいだろう。~
 メインから[[《D・D・R》]]や[[《異次元からの埋葬》]]を投入しておけば、[[コスト]]の補充はもちろん、[[【植物族】]]自体が苦手な[[除外]]に対する弱点対策にもなる。~
 [[《異次元からの帰還》]]を投入して、[[除外]]した[[植物族]]を一斉に[[帰還]]させ、一撃必殺を狙うのも面白い。~
 [[バーン]]に特化させるなら専用[[カード]]の[[《種子弾丸》]]や、[[炎属性]]の[[植物族]]を多く採用し[[《火霊術−「紅」》]]などを採用するのもいいだろう。~
 ただし[[炎属性]]の[[植物族]]は数が少なく、[[《フェニキシアン・シード》]]や[[《ローンファイア・ブロッサム》]]を[[コスト]]にしても[[ダメージ]]は微々たるものであるため、注意が必要である。~
 [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]もしくは[[手札]]のこの[[カード]]を[[墓地]]に送ることができる[[効果]]と、そこそこの[[攻撃力]]を併せ持つ[[《リグラス・リーパー》]]なら相性がいい。~
 [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]能力と高い[[攻撃力]]を兼ね備えた[[《コアキメイル・グラヴィローズ》]]も採用圏内か。~
 また[[《フェニキシアン・シード》]]を使わない場合は[[手札]]に[[バウンス]]されると非常に厳しいので、こちらにも注意が必要である。~
 [[守備力]]が皆無であるため、[[貫通]]持ち[[アタッカー]]に注意する必要もある。~
 [[《召喚制限−猛突するモンスター》]]があれば[[蘇生]]したときに攻撃表示になるため、[[戦闘破壊]]されにくくなる。ちなみに[[蘇生]]したときに[[攻撃]]することはできない。~

 
-勘違いしやすいが、''[[特殊召喚モンスター]]ではない''。~
[[テキスト]]をよく見ればわかるが、「通常召喚できない」とは書いておらず、ただ[[特殊召喚]]の方法に[[縛り]]があるだけであり[[通常召喚]]可能。~
また、上記にあるような[[《おろかな埋葬》]]や[[《トレード・イン》]]との[[コンボ]]も、[[特殊召喚モンスター]]ではないが故の芸当である。

-[[墓地]]の[[植物族]]を[[除外]]するのは[[コスト]]である。(09/05/04)~
例え[[《天罰》]]等で[[無効]]にされても連続して[[効果]]を使えるが、[[無効]]にされた場合でも必ず1体[[除外]]しなければならない。~
言い換えると[[コスト]]があれば[[《光と闇の竜》]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を最低ラインまで落とすことも可能ということである。

-[[蘇生]]タイミングが[[自分]]の[[エンドフェイズ]]である上に[[守備力]]が0のため、[[《黄泉ガエル》]]のような運用は難しい。~
[[破壊]]される事が目的ではあるが、状況によっては[[壁]]や[[《ポリノシス》]]・[[《棘の壁》]]、同パック収録の[[《無力の証明》]]の[[発動条件]]を満たすことなどにも使っていこう。~

-[[《古の森》]]とは相性がいい。この[[カード]]はもともと[[自壊]][[効果]]を持っているがゆえに気兼ねなく[[攻撃]]できるうえ、[[守備表示]]で[[蘇生]]されたこの[[カード]]を[[攻撃]]してきた[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]することができる。また、少々強引ではあるが、[[自分]]の[[植物族]][[モンスター]]を[[攻撃]]させ[[破壊]]することで、[[蘇生]]のための[[コスト]]を確保することもできる。

-2枚のこの[[カード]]と[[《コトダマ》]]を使った[[1ターンキル]][[コンボ]]が可能である。~
[[除外]][[コスト]]の[[植物族]]が多く必要になるので、[[コンボ]]達成までに可能な限り[[ライフ]]を削っておきたいところ。

-[[《スキルドレイン》]]との相性は比較的良く、[[攻撃]]後の[[自壊]][[効果]]以外は全て使用できる。~
[[自壊]]しなくなるため、[[《強者の苦痛》]]などで比較的低い[[攻撃力]]を補ってやれば場持ちも良くなる。~
[[《神獣王バルバロス》]]も[[《トレード・イン》]]に対応するため、[[【スキドレ植物】>【植物族】#u411cef5]]に採用してもいいだろう。~

-cluster amaryllis(クラスターアマリリス)とは、彼岸花のこと。~
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、クロンキスト体系ではユリ科。~
リコリス、マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼ばれる。~
アニメ公式サイトのデュエルワンポイントレッスンで、アキはこの[[モンスター]]を「美しく燃える彼岸の花」と説明している。

-phoenixian(フェニキシアン)は、不死永生の象徴である伝説の霊鳥「[[不死鳥フェニックス>《不死之炎鳥》]]」から作られた言葉だろう。~
この[[カード]]の[[属性]]や、[[攻撃]]後に[[自らの体を焼き>自壊]]、そして[[転生>蘇生]]する[[効果]]はフェニックスのイメージと合致する。~

--なお、phoenix(フェニックス)は、ヤシ科フェニックス属の植物を指す学名でもある。~
しっかり張った根の上に直立して着生し、葉が披針形で全裂するその性質はまさにこの[[カード]]の姿そのもの。~
そういった意味でこの[[モンスター]]は、[[不死鳥>《不死之炎鳥》]]と植物学で言うところの「フェニックス」の両方の特徴を持っていると言える。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「アキvs来宮虎堂」戦においてアキが使用。~
[[《バイオレット・ウィッチ》]]の[[効果]]により[[サーチ]]され、[[《フェニキシアン・シード》]]の[[効果]]により[[特殊召喚]]された。~
[[ローズ・トークン]]を[[攻撃]]し[[自壊]]することで、来宮に[[ダメージ]]を与える。~
しかし、返しの[[ターン]]で来宮の[[特殊召喚]]した《マッド・プロファイラー》の[[効果]]により[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]されてしまった。~
「アキvs遊星」(1戦目)、「アキvsアンドレ」戦においても[[《フェニキシアン・シード》]]の[[効果]]により[[手札]]から[[特殊召喚]]された。~
「アキvs遊星」(3戦目)においても[[召喚]]されていたが、[[《ジャンク・アーチャー》]]に[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]された。~
「アキvsアンドレ」戦では一度[[ダメージ]]を与えたが、返しの[[ターン]]にアンドレの[[魔法カード]]《&ruby(スピードスペル){Sp};−ダッシュ・ピルファー》によって[[コントロール]]を奪われ、[[《ユニバード》]]と共に[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]された。~
どの[[デュエル]]でも登場する度に[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]されるのはお約束の様だ。~
[[攻撃]]名は「フレイム・ペタル」、[[攻撃]]後の[[自壊]]及び[[ダメージ]]を与える[[効果]]名は「スキャッター・フレイム」。~
~
なお、アニメに登場した当初は以下の[[モンスター効果]]だった。~
 このカードが攻撃を行った場合、
 このカードはダメージ計算終了後に破壊される。
 このカードが破壊され墓地に送られた時、
 相手プレイヤーに800ポイントのダメージを与える。
 自分のターンのエンドフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、
 このカードを守備表示で特殊召喚する事ができる。

--アニメでは[[召喚制限]]が一切無い上に、初期[[ライフポイント]]が4000なため1度で5分の1のライフを削り、[[自己再生]]する際の[[コスト]]も必要なかったため、非常に強力だった。~
このままではかなり凶悪な性能だったので、OCG化に伴う改変は仕方なかったと言えるだろう。~
「アキvsアンドレ」戦ではOCG仕様に変更されており、[[《フェニキシアン・シード》]]を[[除外]]して[[自己再生]]された。


//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#y3220b8a]
-[[《フェニキシアン・シード》]]

-[[《サクリファイス・ロータス》]]
-[[《Dragoon D−END》]]


-[[《極神皇トール》]]
-[[《ジャイアントウィルス》]]

-[[《アマリリース》]]

//―《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#p3a1baf2]
-[[RAGING BATTLE]] RGBT-JP006
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP115

**FAQ [#se799eca]
Q:この[[カード]]が[[《フェニキシアン・シード》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]されないまま[[墓地に送られている>墓地に送る]]場合、[[自分]]の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[蘇生]]できますか?~
A:はい、その場合でも問題なく自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]することができます。(09/02/14)

Q:自身の[[効果]]での[[特殊召喚]]を[[《王宮の弾圧》]]で[[無効]]化された場合、その[[ターン]]に再度[[効果]][[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(09/04/06)


Q:[[自分]]の[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]の[[蘇生]][[効果]]が[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]によって[[無効]]化されました。~
  その[[ターン]]に再度[[効果]][[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(09/03/08)

Q:この[[カード]]より[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]に[[自爆特攻]]した場合、[[自壊]]しますか?~
A:[[自壊]][[効果]]は[[発動]]せず、[[戦闘破壊]]されます。(09/03/27)

Q:[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]に[[攻撃]]した時、[[自壊]]はどのように
処理されますか?~
A:[[ダメージ計算]]後に、まずこのカードが[[自壊]]したのち[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]の[[自壊]]の[[誘発効果]]が発動します。(10/08/23)

//質問だけの投稿はお止めください。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。