《ブリザード・プリンセス》

効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻2800/守2100
このカードは魔法使い族モンスター1体をリリースして
表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功したターン、相手は魔法・罠カードを発動する事ができない。

 遊戯王GX 第7巻 付属カードで登場する水属性魔法使い族最上級モンスター
 アドバンス召喚に必要なリリースモンスターを軽減する効果を持ち、自身が召喚に成功したターン中だけ《大寒波》に近い効果を適用させる。

 魔法使い族モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できるモンスターとしては破格の攻撃力を持つ。
 《見習い魔術師》《墓守の偵察者》を利用すればリリース確保がしやすい。
 《ジェスター・コンフィ》を用いれば即座にアドバンス召喚できる。
 《簡易融合》《音楽家の帝王》《カオス・ウィザード》融合召喚してリリースするのも良い。
 召喚条件に指定も無い上、《トレード・イン》に対応しているのも強み。
 さらに効果の条件は召喚に成功した時であるため、《死皇帝の陵墓》でも効果を有効利用することができる。

 また効果のおかげで、攻撃も比較的安全に通すことができる。
 発動制限は相手のみにかかるので《マジシャンズ・サークル》《ディメンション・マジック》による追撃も通しやすい。
 レベル8の魔法使い族なので、《拡散する波動》と併用することでモンスター効果も気にせずに相手モンスターを一掃できる。
 当然ながら《オネスト》等にはこのカード1枚では対応できないが、召喚ターンの立ち回り次第では状況を逆転することができる十分なポテンシャルを持っている。

 《大寒波》とはことなり、相手ターンまでは拘束できないため、返しでの反撃には注意が必要となる。
 だが逆に、次の相手ターン自分罠カード速攻魔法を使用できる。
 発動ターン内にはエンドサイクなどに邪魔されず比較的安全にセットできる点を利用して守りを固めておけばいいだろう。
 《血の代償》相手ターン召喚することでこちらからのエンドサイクを通しやすくするということも考えられる。

 ただし、次ターン以降はそれなりの攻撃力を持つバニラに過ぎないので過信は禁物。
 あくまで召喚したターン中の相手魔法・罠カード発動を封じるだけである。
 劣勢からボード・アドバンテージを稼げるわけではないので、後続の手がなければジリ貧になる可能性も大きい。
 また、既に発動しているカードの効果を封じられるわけではないのでロック脱出には適さない。
 ステータスの高さや召喚のし易さは劣勢でも十分頼れるが、このカードの真価は攻めに回ってこそだろう。

関連カード

収録パック等