*《マジシャンズ・サークル/Magician's Circle》 [#x759ab57]
 通常罠
 魔法使い族モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
 お互いのプレイヤーは、それぞれ自分のデッキから
 攻撃力２０００以下の魔法使い族モンスター１体を表側攻撃表示で特殊召喚する。


　[[遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメア トラバドール 付属カード>ゲーム付属カード#d64543d5]]で登場した[[通常罠]]。~
　[[魔法使い族]]の[[特殊召喚]][[サポートカード]]。~
　[[召喚]]できる対象の[[攻撃力]]は2000以下と広く、多くの[[モンスター]]を[[デッキ]]から[[リクルート]]できる。~

　「[[お互い]]に」というのがネックで、[[相手]]にも[[特殊召喚]]させてしまう[[デメリット]]はあるものの、意外とこの点は大きな難になりづらい。~
　（[[相手]]の[[デッキ]]が[[【魔法使い族】]]及びその類型の場合は注意）~
　ただ、[[《創世の預言者》]]・[[《お注射天使リリー》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《霊滅術師 カイクウ》]]は[[【魔法使い族】]]以外でも採用しているデッキは多い。~
　ただし１番遭遇しやすいであろう[[《魔導戦士 ブレイカー》]]は[[効果]]が封殺できるのでそれほど怖くない。

　[[攻撃宣言]]をする[[モンスター]]の[[コントローラー]]を問わず[[発動]]できるため、[[攻撃]]面、守備面共に期待できる。~
　[[自分]]の[[魔法使い族]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時には、[[特殊召喚]]から[[連続攻撃]]に繋ぐことができる。~
　[[相手]]の[[攻撃宣言]]時の[[発動]]も、全く期待できないというわけではない。~

　[[デッキ]]から任意に[[特殊召喚]]させることができる[[効果]]は、選択肢の幅が広く十分に強力。~
　[[召喚]]対象には、[[《Ｄ・Ｄ・Ｍ》]]・[[《お注射天使リリー》]]等の[[攻撃力]]の割に強力な[[効果]]を持つものを選びたい。~
　[[墓地]]に[[《ブラック・マジシャン》]]・[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]があれば[[効果]]で呼び出した[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]が[[攻撃力]]2000を超えることも可能。~
　[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《魔法の操り人形》]]等の、[[デッキ]]の[[キーカード]]を[[サーチ]]するのにも向いている。~
　[[魔法使い族]]を中心とした[[デッキ]]以外での起用は難しいが、それだけに有効活用できた時の[[効果]]は大きい。~

　[[デッキ]]構築レベルでの対策・工夫が難しいのは、多少評価を下げる。~
　[[【魔法使い族】]]・[[【ブラック・マジシャン】]]・[[【墓守】]]等を[[相手]]にした場合は[[発動]]を控えれば良い。~
　だが、それ以外の[[デッキ]]を[[相手]]にする場合、稀に予想外の[[モンスター]]が[[召喚]]されるときもある。~
　できれば[[発動]]前に、何らかの対処手段を用意しておきたい。~

　[[《召喚僧サモンプリースト》]]を[[特殊召喚]]する事で[[シンクロ召喚]]の更なる高速化に拍車をかける事も出来る。~

//　その他、[[《ディメンション・マジック》]]等の[[発動]]も補助できるが、[[手札]]の消耗は覚悟する必要がある。~

-[[攻撃宣言]]時の[[優先権]]との兼ね合いでその[[発動]]タイミングがなかなかにややこしい。~
>
+[[魔法使い族]]が[[攻撃宣言]]をする。
+[[ターンプレイヤー]]が[[優先権]]で「[[攻撃宣言]]時に発動できる[[クイックエフェクト]]」の[[発動]]タイミング
--[[ターンプレイヤー]]が何らかの発動を行った場合、[[優先権]]は[[相手]]に移り[[チェーン]]するかどうかを[[優先権]]のルールに従い処理する。
+[[ターンプレイヤー]]が[[優先権]]を放棄（[[ターンプレイヤー]]が何も[[発動]]しない）を決定。
+[[非ターンプレイヤー>ターンプレイヤー]]の「[[攻撃宣言]]時に発動できる[[クイックエフェクト]]」のタイミング
--[[非ターンプレイヤー>ターンプレイヤー]]が何らかの発動を行った場合、[[優先権]]は[[相手]]に移り[[チェーン]]するかどうかを[[優先権]]のルールに従い処理する。
+[[非ターンプレイヤー>ターンプレイヤー]]も[[優先権]]の放棄（[[非ターンプレイヤー>ターンプレイヤー]]も何も[[発動]]しない）を決定。

>上記は基本的な[[攻撃宣言]]時の処理の順番であり、お互いに何も発動しないならばこの順に処理する。~
//「[[相手]]の[[魔法使い族]]の[[攻撃宣言]]時」に《マジシャンズ・サークル》を発動するタイミングに関してはあまり選択権もなく、利害は大差ない。~
《マジシャンズ・サークル》と[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]を発動したいならば[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]の[[発動]]後、さらに[[チェーン]]する形で《マジシャンズ・サークル》を発動すると大概は得することは頭に入れておくと良いだろう。~
また、自分の[[攻撃宣言]]時は、[[優先権]]を放棄せずに発動することで[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]などの被害を受けずに[[特殊召喚]]することができる。~
もちろん、追い打ちをしたときに[[発動]]される可能性はあるが。

//>しかし、「[[自分]]の[[魔法使い族]]の[[攻撃宣言]]時」の《マジシャンズ・サークル》の発動にはなかなかややこしい利害が存在する。~
//--「２．」タイミングでの《マジシャンズ・サークル》の発動。~
//[[自分]]の[[攻撃宣言]]時、[[チェーン]]１の[[発動]]は、次の[[相手]][[チェーン]][[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]の発動などのリスクが非常に大きい。~
//故に安全策としては特に[[制限カード]]である[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]が無いことが確認できるときにするようにするべきである。~
//また、仮に何も[[チェーン]]されずカード処理した場合は、「[[特殊召喚]]が成功したタイミング」が訪れ、[[《激流葬》]]や[[《奈落の落とし穴》]]の発動をされることで大きく[[アドバンテージ]]を失ってしまう。~
//そこで、[[チェーン]]１では[[《サイクロン》]]等[[クイックエフェクト]]を発動し、《マジシャンズ・サークル》は[[チェーン]]２以降で発動する手が安全策になる。~
//安全策としてはかなりできが良いのだが、自分が[[相手]]の[[特殊召喚]]に[[《奈落の落とし穴》]]を使えないこと（[[相手]]も同時に[[特殊召喚]]する故に万が一[[相手]]にも[[魔法使い族]]を特殊召喚された場合の対策である）や、さらなるカードの消費という点で問題点が出てきている。
//--「３．」タイミングでの《マジシャンズ・サークル》の発動。~
//相手の[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]発動に[[チェーン]]して《マジシャンズ・サークル》を発動できると、上記の自分でのチェーンを組んだ場合よりもカードロスが少なく非常に理想的ではある。~
//しかし、[[自分]]も何も[[発動]]せず、[[相手]]も何も発動しない選択をした場合、「４．」に行ってしまい、「この[[攻撃宣言]]時の《マジシャンズ・サークル》の[[発動]]タイミング」自体を失ってしまうリスクがある。

//>２体以上[[魔法使い族]]が攻撃できる場合、２体目以降の[[攻撃宣言]]まで《マジシャンズ・サークル》の発動を待つことでリスクは軽減されるが、単体で使えていないことを考えると微妙である。~
//以上のようにこのカードは、できるだけ得をしようとすると発動だけで考えさせられるのである。

-[[自分]]の[[攻撃宣言]]時に《マジシャンズ・サークル》を[[発動]]し、この[[カード]]による[[効果]]で[[相手]]が[[特殊召喚]]した場合、[[バトルフェイズ]]中に[[バトルステップ]]の[[巻き戻し]]が発生する。~
つまり、この[[カード]]の[[発動条件]]を満たすために、[[攻撃宣言]]をした[[魔法使い族]]の[[攻撃対象]]及び[[攻撃]]自体をキャンセルする事も可能。~

-いずれかの[[モンスターカードゾーン]]が５体埋まっているときには[[発動]]することは出来ない。~
また、[[自分]]が[[《スケープ・ゴート》]]など（[[発動]]するとその[[ターン]][[特殊召喚]]が出来なくなる[[効果]]）を[[発動]]した[[ターン]]に[[自分]]は[[特殊召喚]]出来ないので[[発動]]することが出来ない。~
一方、[[相手]]が[[《スケープ・ゴート》]]を[[発動]]した[[ターン]]に[[発動]]することは出来る。~
この場合、[[相手]]は[[特殊召喚]]できずに[[自分]]だけ[[特殊召喚]]することになる。

-[[特殊召喚]]は[[強制効果]]。~
片方の[[デッキ]]に[[攻撃力]]2000以下の[[魔法使い族]][[モンスター]]がない場合は、片方だけ[[特殊召喚]]される。~
このとき、[[特殊召喚]]出来なかった[[プレイヤー]]は[[相手]]に[[デッキ]]を[[確認]]させなくてはならない。~
[[相手]]の[[デッキ]]を把握しているのであれば、[[手札]]にある[[カード]]を推測することも出来る。~
副次的なものであり、確実に[[ピーピング]]することが出来るかは不確定なのだがこの点は見逃せない。

//-[[魔法使い族]]モンスターの中で、汎用性の高い優秀なカードに[[《魔導戦士 ブレイカー》]]と[[《聖なる魔術師》]]がある。~
//この二枚は[[禁止カード]]で無い限りは、多くの[[デッキ]]でどちらか１枚は採用されているだろう。~
//しかし、これらは｢[[表側攻撃表示]]で[[特殊召喚]]｣するこのカードにとって好都合である。~
//[[《魔導戦士 ブレイカー》]]は[[特殊召喚]]では[[魔力カウンター]]が乗らないため、単なる[[攻撃力]]1600[[モンスター]]に。~
//[[《聖なる魔術師》]]にいたっては[[《月の書》]]等でサポートしない限り低[[攻撃力]]をさらけ出し、[[攻撃]]の標的となる。~
//[[強制効果]]のため、その２枚に関して言えば無力化できるということでもある。~
//現在は[[禁止カード]]のため、この点を考慮する必要はないが。~

-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]をピンポイントで[[サーチ]]できる。~
-[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]をピンポイントで[[サーチ]]できる。~
//-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]をピンポイントで[[サーチ]]できる。~

-原作・アニメにおいて―~
原作最後の決闘「遊戯vsアテム」で遊戯が使用。~
アテムの[[《ブラック・マジシャン》]][[攻撃]]時に[[発動]]し、[[サイレント・マジシャン]]を[[特殊召喚]]したが、アテムにも[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]を[[特殊召喚]]されてしまった。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《ディメンション・マジック》]]

-[[《マジシャンズ・クロス》]]

**このカードで[[特殊召喚]]可能な[[上級]][[効果モンスター]] [#u1f4d444]
-[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]
-[[《魔法の操り人形》]]
-[[《ＴＨＥ トリッキー》]]
-[[《聖なる解呪師》]]
-[[《大神官デ・ザード》]]
-[[《闇紅の魔導師》]]
-[[《墓守の長》]]
-[[《墓守の大神官》]]
-[[《Ｄ・Ｄ・Ｍ》]]
-[[《マインド・オン・エア》]]
-[[《暗黒の眠りを誘うルシファー》]]
-[[《ミュータント・ハイブレイン》]]
-[[《魅惑の女王 ＬＶ５》]]
-[[《魅惑の女王 ＬＶ７》]]
-[[《氷結界の大僧正》]]
-[[《太陽の神官》]]

**収録パック等 [#j0532fa4]
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP033
-[[遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメア トラバドール 付属カード>ゲーム付属カード#d64543d5]] NTR-JP003 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#l7c300ca]
Ｑ：[[お互い]]に[[特殊召喚]]するタイミングは同時になりますか？それとも[[ターンプレイヤー]]からですか？~
Ａ：２体の[[特殊召喚]]は同時扱いです。~
　　[[お互い]]に[[相手]]の[[特殊召喚]]する[[モンスター]]が何なのか分からない状態で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]を決定、同時に[[特殊召喚]]します。(07/03/26)~

Ｑ：[[《奈落の落とし穴》]]は[[発動]]できますか？~
Ａ：このカードが[[チェーン]]１で[[効果]]適用した場合のみ[[発動]]可能です。[[相手]]の[[モンスター]]だけを[[破壊]]・[[除外]]します。

Ｑ：[[《群雄割拠》]]の発動中に相手[[フィールド]]上に[[魔法使い族]]以外の[[モンスター]]が存在する時に《マジシャンズ・サークル》を発動することは可能ですか？~
Ａ：[[調整中]]（08/10/19）