遊戯王カードWiki - 《ミラクル・コンタクト》のバックアップ(No.52)

《ミラクル・コンタクト/Miracle Contact》 †

通常魔法
自分の手札・フィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、
「Ｅ・ＨＥＲＯ ネオス」を融合素材とする
「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名のついた融合モンスター１体を
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。

　DUELIST EDITION Volume 1で登場した通常魔法。
　《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》を融合素材とし、Ｅ・ＨＥＲＯの名を持つ融合モンスター専用の特殊召喚サポートである。

　通常のコンタクト融合はフィールドにモンスターを揃える手間とディスアドバンテージが発生するため扱いにくいのだが、それらの弱点を克服できる【コンタクト融合】の必須カードである。
　また、コンタクト融合体を特殊召喚する手段をこのカードに絞る事で《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》をフィールドに出すために割いていたギミックを取り除け、事故率を下げつつデッキスペースにもゆとりを作る事ができる。
　《融合》と《ミラクル・フュージョン》両方の対応範囲から融合素材を選択でき、他の融合系カードに比べて発動条件を満たしやすく発動させやすい。
　この事から《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》・《Ｅ・ＨＥＲＯシャドー・ミスト》や《クロス・ポーター》でサーチした《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》とネオスペーシアンをそのまま融合素材にする事ができる。
　さらに融合素材はデッキに戻すため、《コンタクト・アウト》等のサポートカードも問題なく併用できるほか、《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》や《クロス・ポーター》で再びサーチができる。

　融合素材を揃えるにあたっては、ディスアドバンテージなく墓地を肥やせる《コンバート・コンタクト》との相性が良い。
　手札から《Ｎ・フレア・スカラベ》を、デッキから《Ｎ・グラン・モール》をといった具合に墓地へ送るネオスペーシアンを選べば、トリプルコンタクト融合の準備も楽に整う。
　《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》は《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》や《Ｅ・ＨＥＲＯシャドー・ミスト》でサーチしたものをそのまま融合素材とするか《Ｅ・ＨＥＲＯプリズマー》や《Ｅ・ＨＥＲＯブレイズマン》で墓地へ送ると良い。

　《ミラクル・フュージョン》とは違い、このカードの効果による特殊召喚は融合召喚として扱わない。
　融合召喚でないものにも適用できる一方で、特殊召喚に成功しても蘇生制限を満たせない点には注意したい。
　特殊召喚しやすくはなったものの、対応する融合素材に汎用性の高いモンスターは少ないため、召喚対象とするモンスターやデッキ全体のバランスについては慎重に考えたい。
　主に融合素材の汎用性が高い《Ｅ・ＨＥＲＯグラン・ネオス》や爆発力のある《Ｅ・ＨＥＲＯエアー・ネオス》、フィールドに融合素材を揃え辛いトリプルコンタクト融合体等を狙いたい。
　コンタクト融合体ではない《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》も特殊召喚可能であり、《コンタクト・アウト》やチェンジが無い時の保険として役に立つ。
　また、融合素材が戦士族と緩いのでＨＥＲＯ・《クロス・ポーター》・《Ｎ・アクア・ドルフィン》などの戦士族モンスターをデッキに戻してサーチ先の枯渇を防いだり、墓地に落ちた融合モンスターの再利用もできる。

該当する融合モンスターは全てのコンタクト融合体と《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》の計11枚存在する。

コンタクト融合体以外で対応する融合モンスターは、現在《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》のみである。
《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》もしくは《Ｅ・ＨＥＲＯプリズマー》とこのカードがあれば特殊召喚できる。
ただし、この場合融合召喚ではないため《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》の攻撃力はアップしない。
また、《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》を融合素材に指定していない《Ｅ・ＨＥＲＯゴッド・ネオス》やＥ・ＨＥＲＯでない《レインボー・ネオス》は対応しない。

このカードはDUELIST EDITION Volume 1で初登場したが、同パックでは《Ｅ・ＨＥＲＯグロー・ネオス》と《Ｅ・ＨＥＲＯエアー・ネオス》が絶版に。
そして同日発売のDUELIST EDITION Volume 2では《Ｅ・ＨＥＲＯマリン・ネオス》と《Ｅ・ＨＥＲＯカオス・ネオス》と、計４種の対応モンスターが再録されずに絶版になってしまっている。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vsクロノス」（２戦目）にて十代が使用。
通常魔法《テイク・オーバー５》で墓地へ送られた《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》と《Ｎ・フレア・スカラベ》をデッキに戻して、《Ｅ・ＨＥＲＯフレア・ネオス》を特殊召喚した。
「十代vs斎王」（２戦目）や「十代vs遊戯」戦でも使われており、豊富な墓地リソースを利用して《Ｅ・ＨＥＲＯマグマ・ネオス》を特殊召喚している。

アニメでは手札のカードには対応しておらず、特殊召喚は融合召喚扱いだった。

アニメGX登場から実に４年以上の時を経てのOCG化となった。
《ミラクル・フュージョン》はアニメに先立つ形で、《ダーク・コーリング》も劇中使用から大きな間を置かずに登場していたのに対し、十代が使用した中で唯一長い間OCG化されていなかった墓地融合カードである。

コナミのゲーム作品において―
TAG FORCEシリーズでは、3からオリジナルカードとして先行登場していた。
OCG版と比べ手札のカードには対応していない。
6ではこのカードの発売週に、このカードがキーカードとなった【コンタクト融合】のレシピが配信されている。
デッキ名は「奇跡の出逢い」であり、カード名の直訳である。

関連カード †

Ｅ・ＨＥＲＯ

《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》

《サイバーダーク・インパクト！》

―イラスト関連

《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》

このカードを使用する代表的なデッキ †

【コンタクト融合】

収録パック等 †

DUELIST EDITION Volume 1 DE01-JP160 Secret

FAQ †

Ｑ：デッキに戻すのは効果処理ですか？
Ａ：はい、効果処理です。(12/05/13)

Ｑ：《Ｅ・ＨＥＲＯゴッド・ネオス》を特殊召喚できますか？
Ａ：いいえ、できません。(12/05/13)

Ｑ：《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》を特殊召喚する場合、戦士族または他のカードの効果でカード名が《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》になっている融合モンスター・シンクロモンスター・エクシーズモンスターをエクストラデッキに戻して特殊召喚できますか？
Ａ：はい、できます。(12/05/23)

Ｑ：フィールド上に裏側表示で存在する融合素材モンスターをデッキに戻せますか？
Ａ：はい、相手にそのモンスターを確認させた後にデッキに戻します。(12/05/23)

Ｑ：融合素材代用モンスターを融合素材にすることはできますか？
Ａ：いいえ、融合素材モンスターの代わりにデッキに戻す事はできません。(12/06/02)

Ｑ：《ダストンローラー》の効果を受け、「融合素材にできない」状態となったモンスターをデッキに戻す事はできますか？
Ａ：はい、できます。(15/01/04)

Ｑ：このカードの効果でデッキに戻した《Ｅ・ＨＥＲＯネオス》は、《Ｅ・ＨＥＲＯネオス・ナイト》の攻撃力アップに含めますか？
Ａ：調整中。(14/11/09)

Ｑ：装備カード扱いになっているモンスターを融合素材にできますか？
Ａ：いいえ、できません。(13/10/09)

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