*《ヴォルカニック・カウンター/Volcanic Counter》 [#pd835001]
 効果モンスター
 星3/炎属性/炎族/攻 300/守1300
 このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する。
 墓地のこのカードをゲームから除外し、
 自分の墓地に「ヴォルカニック・カウンター」以外の炎属性モンスターが存在する場合、
 自分が受けた戦闘ダメージと同じ数値のダメージを相手ライフに与える。

 [[PHANTOM DARKNESS]]で登場した[[炎属性]]・[[炎族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[戦闘ダメージ]]を受けた時に自身を[[墓地]]から[[除外]]し、[[相手]][[ライフ]]に[[ダメージ]]を与える[[強制発動]]の[[誘発効果]]を持つ。

 [[攻撃力]]500以下であり、[[《ブレイズ・キャノン》]]の[[コスト]]にできる。~
 [[効果]]に関しては、[[墓地]]に存在することが[[発動条件]]であるため、大抵は[[相手]]にも予見されてしまう。~
 [[強制発動]]の[[誘発効果]]であるため、基本的に[[発動]]は受身がちになる。~
 しかしそれにより[[相手]]の[[攻撃]]を多少躊躇させる事ができる。~

 ただ、[[強制効果]]であるため[[相手]]はいつも以上に低[[攻撃力]]の[[モンスター]]での[[直接攻撃]]や[[モンスター]]同士の[[戦闘]]を狙ってくる。~
 [[《ガガガガードナー》]]や[[《ジャンク・ディフェンダー》]]で守ったり、[[《アルケミー・サイクル》]]を[[発動]]してみたりするのも面白いだろう。~

 能動的に高い[[ダメージ]]を狙うなら、[[羊トークン]]で[[自爆特攻]]を仕掛けるなどの工夫が必要である。~
 [[【ヴォルカニック・バーン】]]であれば[[《ヴォルカニック・バレット》]]など、[[自爆特攻]]させる低[[攻撃力]][[モンスター]]に困ることはない。~
 また、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《トーチ・ゴーレム》]]を使えば理想的な[[コンボ]]が行える。~
 [[墓地]]に落ちているだけでもある程度[[攻撃]]抑制にはなるが、少ない[[戦闘ダメージ]]で[[効果]]を[[発動]]させてしまうことはなるべく避けたい。~

 [[墓地]]に複数の《ヴォルカニック・カウンター》が存在する場合、一度の[[ダメージ]]でその数だけ[[効果]]を[[発動]]する。~
 そのため[[デッキ]]に3枚投入して、[[戦闘ダメージ]]の2倍、3倍返しを積極的に狙っていくことも十分検討できる。~
 その場合は[[《おろかな埋葬》]]や[[《ラヴァルバル・チェイン》]]で、[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]ことも考えるとよいだろう。~
 [[手札事故]]は起こりやすくなるが、[[《異次元からの埋葬》]]で使いまわすこともできる。~
 [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]後に[[墓地]]に3枚戻せた場合、致死級の[[ダメージ]]を与える事も可能である。~
 [[墓地]]肥やしが極めて容易な[[【ライトロード】]]では、[[トリガー]]となる[[炎属性]]の[[エクシーズモンスター]]や[[シンクロモンスター]]を入れておけば思わぬところで活躍してくれるかもしれない。~
 しかし序盤で[[墓地]]に落ちた場合、他の[[炎属性]]がいない場合で[[戦闘ダメージ]]を受ける場合もあるため注意したい。~
 [[《フレムベル・パウン》]]や[[《ヴォルカニック・バレット》]]などの[[汎用性]]のある[[炎属性]][[モンスター]]も数体入れておくと良いだろう。~


 奇襲性を重視し[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃宣言]]時に[[墓地へ送る]]プレイングも面白い。~
 [[《ライジング・エナジー》]]ならば[[手札]]から捨てつつ[[相手]][[モンスター]]を強化し、大[[ダメージ]]を狙う事も可能だろう。~
 とは言っても、その用途の場合は[[《魔法の筒》]]や[[《ディメンション・ウォール》]]を採用した方が安全かもしれない。~


-[[戦闘ダメージ]]を受けた時、[[墓地]]に他の[[炎属性]][[モンスター]]が存在しない場合でも[[除外]]されてしまうので注意。~

-現[[環境]]では[[フィールド]]一掃後に大量の[[モンスター]]を展開して[[1ターンキル]]することが流行っており、この[[カード]]はその抑止力になり得る。~
特に[[《ヒーローアライブ》]]を駆使した[[【アライブHERO】>【E・HEROビート】]]などにとっては天敵と言える。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「覇王十代vsオブライエン」戦でオブライエンが使用。~
ジムのオリハルコンの眼の力によって引き当てた逆転の一手。~
[[速攻魔法]]《ファイヤー・サイクロン》の[[コスト]]として捨てられ、[[《イービル・ブラスト》]]の[[破壊]]に成功する。~
その後、[[《ヴォルカニック・デビル》]]が[[《E−HERO マリシャス・デビル》]]によって[[戦闘破壊]]された際に[[効果]]を[[発動]]し、勝負を[[引き分け]]に持ち込んだ。~

--ただし、OCGでは[[引き分け]]に持ち込めない([[FAQ>#k666a56d]]参照)。~


-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではオブライエンが使用。~
また、この[[カード]]と[[《ヴォルカニック・ロケット》]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「ヴォルカニック・インフェルノ」が使用できる。~
[[攻撃]]時のモーションは、とても力が入っている。~

**関連カード [#x4b9ffa4]
-[[ヴォルカニック]]

-[[《地獄戦士》]]

**収録パック等 [#keb307f4]
-[[PHANTOM DARKNESS]] PTDN-JP012 &size(10){[[Super]]};
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP010
-[[DUELIST EDITION Volume 2]] DE02-JP072
-[[ストラクチャーデッキ−炎王の急襲−]] SD24-JP014

**FAQ [#k666a56d]
Q:[[強制効果]]ですか?~
A:[[強制効果]]です。この[[カード]]が[[墓地]]に存在する状態で[[戦闘ダメージ]]を受けた時、必ず[[発動]]しなければなりません。(09/02/19)

Q:《ヴォルカニック・カウンター》が[[墓地]]に複数枚存在している時に[[自分]]が[[戦闘ダメージ]]を受けた場合にその枚数分の《ヴォルカニック・カウンター》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、[[発動]]します。例えば、[[自分]]の[[墓地]]に《ヴォルカニック・カウンター》が3枚存在して、[[自分]]が1000ポイントの[[戦闘ダメージ]]を受ければ、3枚分の[[効果]]が[[発動]]して[[相手]]に1000×3=3000ポイント[[ダメージ]]を与えます。(07/11/28)

Q:[[自分]]が[[戦闘ダメージ]]を受けて[[ライフポイント]]が0になる場合、《ヴォルカニック・カウンター》を[[発動]]できますか?~
A:[[自分]]が[[ダメージ]]を受けた後に[[発動]]する[[効果]]ですので、[[ダメージ]]を受けた時点で[[デュエル]]は終了し、このカードは[[発動]]できません。(07/12/24)

Q:[[除外]]は[[コスト]]ですか?~
A:[[効果]]となります。(08/12/20)

Q:[[除外]]する処理と[[ダメージ]]を与える処理は同時に行う扱いですか?~
A:はい、同時に行う扱いになります。(12/06/20)


//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。