《ヴォルカニック・カウンター/Volcanic Counter》

効果モンスター
星3/炎属性/炎族/攻 300/守1300
このカードが墓地に存在し、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動する。
墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分の墓地に「ヴォルカニック・カウンター」以外の炎属性モンスターが存在する場合、
自分が受けた戦闘ダメージと同じ数値のダメージを相手ライフに与える。

 PHANTOM DARKNESSで登場した炎属性炎族下級モンスター
 戦闘ダメージを受けた時に自身を墓地から除外し、相手ライフダメージを与える強制発動誘発効果を持つ。

 攻撃力500以下であり、《ブレイズ・キャノン》コストにできる。
 効果に関しては、墓地に存在することが発動条件であるため、大抵は相手にも予見されてしまう。
 強制発動誘発効果であるため、基本的に発動は受身がちになる。
 しかしそれにより相手攻撃を多少躊躇させる事ができる。

 ただ、強制効果であるため相手はいつも以上に低攻撃力モンスターでの直接攻撃モンスター同士の戦闘を狙ってくる。
 《ガガガガードナー》《ジャンク・ディフェンダー》で守ったり、《アルケミー・サイクル》発動してみたりするのも面白いだろう。

 能動的に高いダメージを狙うなら、羊トークン自爆特攻を仕掛けるなどの工夫が必要である。
 【ヴォルカニック・バーン】?であれば《ヴォルカニック・バレット》など、自爆特攻させる低攻撃力モンスターに困ることはない。
 また、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《トーチ・ゴーレム》を使えば理想的なコンボが行える。
 墓地に落ちているだけでもある程度攻撃抑制にはなるが、少ない戦闘ダメージ効果発動させてしまうことはなるべく避けたい。

 墓地に複数の《ヴォルカニック・カウンター》が存在する場合、一度のダメージでその数だけ効果発動する。
 そのためデッキに3枚投入して、戦闘ダメージの2倍、3倍返しを積極的に狙っていくことも十分検討できる。
 その場合は《おろかな埋葬》《マスマティシャン》《ラヴァルバル・チェイン》といった手段でデッキから直接墓地へ送ることも考えるとよいだろう。
 手札事故は起こりやすくなるが、《異次元からの埋葬》で使いまわすこともできる。
 相手モンスター攻撃宣言後に墓地に3枚戻せた場合、致死級のダメージを与える事も可能である。
 墓地肥やしが極めて容易な【ライトロード】では、トリガーとなる炎属性エクシーズモンスターシンクロモンスターを入れておけば思わぬところで活躍してくれるかもしれない。
 しかし序盤で墓地に落ちた場合、他の炎属性がいない場合で戦闘ダメージを受ける場合もあるため注意したい。
 《フレムベル・パウン》《ヴォルカニック・バレット》などの汎用性のある炎属性モンスターも何枚か入れておくと良いだろう。

 奇襲性を重視し相手モンスター攻撃宣言時に墓地へ送るプレイングも面白い。
 《ライジング・エナジー》ならば手札から捨てつつ相手モンスターを強化し、大ダメージを狙う事も可能だろう。
 とは言っても、その用途の場合は《魔法の筒》等を採用した方が安全かもしれない。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:強制効果ですか?
A:強制効果です。このカード墓地に存在する状態で戦闘ダメージを受けた時、必ず発動しなければなりません。(09/02/19)

Q:《ヴォルカニック・カウンター》が墓地に複数枚存在している時に自分戦闘ダメージを受けた場合にその枚数分の《ヴォルカニック・カウンター》の効果発動しますか?
A:はい、発動します。例えば、自分墓地に《ヴォルカニック・カウンター》が3枚存在して、自分が1000ポイントの戦闘ダメージを受ければ、3枚分の効果発動して相手に1000×3=3000ポイントダメージを与えます。(07/11/28)

Q:自分戦闘ダメージを受けてライフポイントが0になる場合、《ヴォルカニック・カウンター》を発動できますか?
A:自分ダメージを受けた後に発動する効果ですので、ダメージを受けた時点でデュエルは終了し、このカード発動できません。(07/12/24)

Q:除外コストですか?
A:効果となります。(08/12/20)

Q:除外する処理とダメージを与える処理は同時に行う扱いですか?
A:はい、同時に行う扱いになります。(12/06/20)